いつかたどり着く

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このからかいは、きっと一生楽しいまま。「からかい上手の(元)高木さん」が面白いのだ!

幸せは、からかい上手の高木さんを読めばやってくる。


そんな風に思ってしまうほど、私は「からかい上手の高木さん」という作品が大好きです。
先日、その高木さんのスピンオフ作品、「からかい上手の(元)高木さん」が発売されました。




お母さんとなった(元)高木さんに、西片と二人の娘であるちーがからかわれるのを楽しむ、実に素晴らしい作品になっています……!
高木さんのからかいは、きっと一生大切な人たちと楽しくあり続ける、そんなことを感じさせてくれました。


※単行本2巻の感想を公開しました
www.itutado.com

これが高木さんのからかいだ!


高木さん単行本6巻の感想でも書きましたが、高木さんは自分が守る側であっても、攻めることができる抜群の展開力を持っています。
※参考
www.itutado.com


お母さんになっても、それは健在です。
大人になっても時たま西片とは勝負をしているようで、当然その多くは攻守交代制。
攻める側では容易に西片を手玉に取り、守る側になっても、西片に満足に攻めさせない。
お互いの口にお菓子を投げて食べさせるゲームで、目をつぶるという相手がズルし放題の状況でさえ、西片は高木さんに勝てないのだ。


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娘に見られながらの「あーん」なんて、恥ずかしくてできない


この家族のやり取りに、どうしようもなくニヤニヤしてしまった。


娘に「お父さんそんなことしちゃうの?」みたいな目で見られて、西片が恥ずかしくないわけがない。
夫婦という間柄で、昔と違い高木さんと二人きりの時ならば、多少気恥ずかしくても西片はできたでしょう。
でも娘の前でイチャイチャするのは、やっぱり西片にはできなくて。


結婚しても高木さんは高木さんで、西片も西片らしいままだから、読んでいて嬉しくなってしまう。


二人の愛娘であるちーも、非常にかわいい。
外見は高木さんに似ていますが、性格的には西片タイプ。
つまり、お母さんには勝てないのである。


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声出して笑ってしまった。確かにズルい。


お母さん、強すぎぃ!


元々は、勝ったら相手のお願いを1つだけ聞いてあげるという勝負。
娘との勝負に完勝した高木さんの、容赦ない追撃。
ちーも思わず迫真の顔でツッコミをいれていて、もう読んでいて楽しくて仕方ない。


西片だけでは勝てなくて、ちーだけでも勝てなくて。
だけど親娘二人一緒ならば、勝てるんじゃないか……?


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ここ完全に親娘で、頬の緩みが収まらないくらい好き。


高木さんに完敗する姿が容易に想像できる二人が大好き!


本編の高木さんは、甘酸っぱさやもどかしさが漏れてくるような感覚がありました。
(元)高木さんの方は、家族みんなでいる幸せが漏れてきて、こっちまで幸せな気持ちになってしまう。
爆発しろとさえ思わない。
この光景を、私にもっと見せてくれ!!

思い出す、あの日々


からかい上手の(元)高木さんには、本編を思い出させるようなシーンが時折描かれています。
あの時のことをどう思っているか、それに対しての今はどうか。
そんな場面を読んでいると、また本編を読み直したくなってしまう。


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思い出す、今なお輝くあの懐かしい日々


少し懐かしそうに、そして眩しそうに、二人がまだ付き合ってもいなかった頃を思い出す高木さん。
その表情は、色々な感情を含んでいそうで、なんとなく読者もセンチメンタルな気分にさせられてしまう。
でもその次のページが、またいい。


今は高木さんが、大切な人を後ろに乗せて、前に乗る番なのだということを描いているから。


何かもう、センチメンタルな気持ちから一気に暖かな気持ちにさせられてしまった。
こんなシーンでさえ、読者は高木さんに翻弄されてしまうのだ。
だが、それがいい。


ちなみに西片も、ちょっとしたシーンで昔を思い出すことがあったりします。


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隣りにいるのは高木さんじゃない。高木さんじゃないぞ西片!


ある種トラウマになっている西片に笑ってしまった


鉄棒で完敗したこともあるからね、仕方ない。
あの逆上がり対決は、作中屈指の名シーンだった……
※参考
www.itutado.com


ちーももう少し大きくなったら、鉄棒で完敗する日が来そう。
いや、ちーはまだ子供だから、いつか高木さんに勝つ未来も……いや見えないな(笑)

終わりに


読んでいて楽しいスピンオフ作品でした。拍手したいくらい好き。
終始ニヤニヤが止まりませんでした。
高木さんコンテンツは、どれも出来がよくて幸せです。


もう1つのスピンオフ作品、恋に恋するユカリちゃんもおもしろいので、そちらもぜひ。みんなゲッサン買おう。

画像引用元:からかい上手の(元)高木さん/稲葉 光史/小学館

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