記事を書いている今この段階でも、私の考えはまとまっていない。
初恋ゾンビが今週の水曜日に終わる。
時間がない。
今書いておきたいとこは、やはり江火野さんについてだろう。
彼女の恋に決着がついた。私はそれを見届けた。
初恋ゾンビの最終回はまだだけれど、個人的にはそれが最も見たかった光景だったと思う。
江火野さんの物語が、1つ終わって、またこれから始まるのだろう。
だからこそ、これまでの自分の思いと共に、作品を少し振り返ってみたい。
初恋ゾンビをこんなに好きになるなんて
初恋ゾンビは2015年から連載されているが、実は2015年にTwitterで初恋ゾンビについて言及したことはない。
私が言及した、最も昔の初恋ゾンビへのツイートは、以下だ。
サンデーの初恋ゾンビ、実は好きです。サンデーはこういう漫画を大切にして欲しいなあ。
— ふな@雑多 (@hosome252) 2016年2月4日
実は、って何だよ!と今見返すとツッコミを入れたくなる。
正直、当時はサンデーでやっているラブコメの1つとしてくらいしか認識していなかった。
ほぼ同じ時期に連載していた『天野めぐみはスキだらけ!』の方が、私は好きだった。
天野めぐみはスキだらけ!は単行本感想を書くまでに何度か雑誌感想を書いていたのに、初恋ゾンビは単行本の記事が初めての初恋ゾンビ記事だった。
これも正直に書くが、初恋ゾンビはスロースターター過ぎた。
ラブコメとしての見せ場が序盤に少なすぎる。
事件解決型だと、主要キャラの魅力もなかなか掘り下げられず……といった印象。
それでもラブコメ好きとしては、単行本感想くらい書いておきたい……ということで書いた。
www.itutado.com
1巻感想を読み返すと、どこかハマりきれてない。今の私だったら公開を躊躇うレベルの記事。
多分、次巻の感想は書かないだろうな……と思っていたら事件が起きる。初恋ゾンビにおけるターニングポイント、指宿くんがリリスになった回だ。
当時書いたこの記事が検索でも上位に来た。今は違う記事になるようにしているけれど、それでもこの記事は多くの初恋ゾンビ読者に読まれているだろう。
実は私に週刊感想を書かせたのは江火野さんではなく、指宿くんなのだ。
それほど、この回の初恋が理想を超えた瞬間は凄かった。
この回をきっかけに初恋ゾンビの感想を少し書くようになった。
天野めぐみはスキだらけ!の感想の片手間にくらいではあったが……
ブログの方向性に悩んでいた頃の記事だから一人称が僕だったりする。今読むと少し恥ずかしい(この頃もすでにブログ歴12年くらいだと言うのに)
初めての江火野さんメイン回だと言うのに、単独記事ではないあたり、過去の自分にとっての初恋ゾンビがどんな作品だったかが伺える。
それでも、この時に江火野さんの可愛さが皆にバレる!と思うくらいには江火野さんがお気に入りのキャラだった。
素晴らしい回だったので、峰浪りょう先生にメンションつけてツイートしてしまったのも良い思い出。
恐らくタロウの前で初めて見せる、女の子らしい江火野さんの笑顔が最高でした!
— ふな@雑多 (@hosome252) 2016年5月25日
あの頃はまだアクティブな読者が少なくて、作者ツイートへの反応も今に比べて少なかったな……
※実はその前の回のイヴが切なくて、思わずツイートしてしまったのが初めての作者とのやり取りだったりするけど。
これ以降、毎週作者に感想ツイートを送りつけるようになる。ただのファンになっていく(笑)
この頃は私だけの江火野さんだったのに(違う)
※少なくともねこぐち先生はすでにライバルだったように思う
……まあ私の場合、巨乳ヒロインを好きになる傾向がある。『はじめてのあく』のキョーコが例外中の例外。
タロウがあげたキーホルダーは、その後も作中でたびたび現れるキーアイテムになった。
江火野さんは、それをギュッと握りしめたりするシーンを見るたびに幸せな気持ちになるなんて、この時はまだ思ってもいなかったのに。
この記事以降、江火野さんのサムネイル採用率が上がってくる。
この記事がまさにそう。まだサンデーを紙で買って、スキャンして感想書いていた時代だこれ……。
江火野さんのちょっとした行動に、恋の香りを感じ取るようになってる。
でもまだ、江火野さんというキャラを強く意識していたわけじゃなかった。何人かいる好きなキャラの一人くらいだったと思う。
そして、私が江火野さんを好きになるきっかけとなった花火の回がやってくる。
この時、漠然と江火野さんが可愛いなと思っていた私は、彼女をヒロインと意識したのだと思う。
それはタロウが、隣にいる江火野さんがただの幼馴染ではなく、異性だと認識したタイミングとリンクしている。
もちろんその前の誕生日の回も可愛かったけれど、この回の江火野さんは格別の可愛さ。
初恋ゾンビが本格的に楽しみになったのは、間違いなくこの話からだった。
幼馴染の関係が、少しずつ変わっていく。
他愛もないやり取りの中に、異性への気持ちが漂っていく。
そんな花火回に、私は魅了されてしまったのだ。
こんな軽口を叩くのに、江火野さんがどれほど勇気を振り絞ったか。
考えるだけで、甘酸っぱさが胸に満ちてきて、頬が緩んでしまう。可愛すぎる。
花火回をはじめ、初恋ゾンビの単行本5巻は朱々子と指宿くんがメインの表紙だけど、エビナーにとって見応えのある回が実は結構収録されている。
お化け屋敷の話も好き。あとストーカーの話は初恋ゾンビの中でも屈指のラブコメ回。
おまけマンガも江火野さんなので、実は5巻読み返す回数が結構多い。
初恋ゾンビ、何より江火野さんを見るとこの頃から元気が出るようになっていた。日々を生きる活力になっていたと言っても過言ではない。
雑誌感想を書くペースが、明らかに増えていった。
2016年は社会人3年目ということもあって、仕事も自分のペースでこなせるようになってきた……というのもあったかもしれないけど。
この頃はもう、初恋ゾンビの感想が書きたい!という意欲に満ちていた。
最初はそこまでハマっていたかったのに、半年後には大好きになっている不思議。
もちろんそれは初恋ゾンビが面白かったからなんだけど、江火野さんがいたというのが1番の理由だったのは間違いない。
4000文字を超えたので、今回は一旦ここまで。
これあと2回は書くことになるな……そして実際にこんな手紙きたら江火野さん困るな……(笑)