初恋ゾンビが面白い!
僕は今、自信を持ってそう言うことができます。
ヒロインは、ライバルがいてこそ輝く。
初恋ゾンビを読んでいると、そのことがはっきりと分かる。
ヒロインが指宿くんなら、そのライバルは江火野さんになるでしょう。
(イブかもしれないけど)
しかしその江火野さんが、ここ最近一際輝いています。
指宿くんは、女性であることをタロウに隠しています。
さらに言えば、表面的にはタロウを好ましく思っていないことになっていて。
対して江火野さんは、タロウの幼なじみではありますが、明確に「異性」です。
好意を隠す、なんてことはありません。
そう、いわば江火野さんは今、メインヒロインと言っても差し支えないくらい輝けるチャンスがあり、それをものにしている。
はっきり言って天使だ。
その手に握る、タロウからのプレゼント
タロウや指宿くんとは違い、江火野さんには初恋ゾンビは見えません。
しかし例え初恋ゾンビが見えなくても、幼なじみの龍や親友の天草さんが苦しんでいるのは、彼女にも分かります。
だからこそ、何とかしたい。
省エネ男のタロウが、自分と同じ気持ちで、いやそれ以上に何とかしようとしている姿が嬉しいのか、タロウからもらったプレゼントを、ギュッと握りしめる姿がもう可愛くて。
このシーン、最初は何を意味しているのかちょっと考えましたが、恐らくは「勇気」を描いているのではないでしょうか。
タロウの言葉と、タロウから貰ったプレゼントを握りしめて、行動する勇気をもらっている。
そんな風に、僕には読み取れました。
自分の何とかしたいという気持ちを、省エネ男のタロウも持っていてくれる。
そんな嬉しさも、含まれているのでしょう。
もうこのシーン、握りしめている江火野さんの姿を見逃さない指宿くんも含めて、完璧です。
ニヤニヤしすぎて、僕のCPUやメモリが張り付いてしまいそうです。システム停止寸前だよ!
嬉しさ爆発!江火野さん。
指宿くんは、立場の難しさもあって、あまり笑顔が描かれることはありません。
でもやっぱり、女の子には笑っていて欲しい。
江火野さんの笑顔を見ると、強くそう思ってしまいます。
だってさ、笑うとますます可愛いんだもの。
タロウの頑張りと指宿くんの協力も会って、今の天草さんを拒絶していた龍が、向きあおうとする意思を見せた時の、江火野さんの笑顔。
勢いよくタロウを叩いているあたりが、江火野さんらしくて可愛い。
サンデーに舞い降りた天使は君だ(別の漫画のヒロインにも同じ事言ってる)
言葉にはしなかったけど、「やったねタロウ!」という想いが、容易に読み取れます。
タロウの行動が、よっぽど嬉しかったんでしょうね。
こういう素直さが、江火野さんの大きな魅力です。素晴らしい。
終わりに
江火野さんが可愛いことを伝えたい記事になっていますが、ヒロインの指宿くんも実は負けていません。
女の子には笑っていて欲しい。でもそれと同じかそれ以上に、赤面して欲しい。
そう、今週の赤面天使は指宿くんでした。
タロウに「特別」と言われた時の指宿くん。
嬉しさを隠しきれませんでした。
そんな自分をちょっと悔しく思っている指宿くんがまた、非常に可愛いのですよ。
この漫画は僕を悶え死にさせるつもりかもしれない