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「初恋ゾンビ」少年誌で見せていいキス顔じゃない……!

今週の初恋ゾンビは最高でした(笑顔)


昨今の初恋ゾンビは、深刻なコメディ不足で、もはやラブコメの皮を被った切なく苦しいこじらせラブストーリーと化していました。


この作品にはヒロインが3人いますが、どのヒロイン推しの読者も瀕死にさせてしまう恐ろしい展開を見せていました。
おかげで私も、この漫画がラブコメだということをすっかり忘れていました(真顔)
最新刊である13巻の帯に「注目度No.1の大人気ラブコメディ」と書いてましたが、コメディ要素ほとんどないだろ13巻は!と思わずツッコミたくなるレベル。


……しかしそれも過去の話。
過去最大級のラブコメ回を、まさかこのタイミングでやってしまうのが初恋ゾンビという漫画なんですよ。


峰浪りょうはいい加減にしろ(笑顔)



↑単独感想記事で過去最長になった13巻感想も、ぜひ合わせてどうぞ

少年誌で見せていいキス顔じゃない件

週間感想を久しぶりに書くので、今どんな展開か多少整理しましょう。


タロウ父が帰国しましたが、どうやら初恋ゾンビに歪んだ執着を持っているようで、初恋ゾンビを見る能力を欲していることが明らかになります(真意はさておき)
で、バタバタしている時にタロウと指宿くんがキス。指宿くんはその影響で、イヴが見えなくなった。
ただし、他の初恋ゾンビは見えているし、時間が経つに連れイヴもまた見えるようになりつつある。
キスで見えなくなるなら、もっと凄いことをすればいいんじゃない←イマココ


という感じで、指宿くんを初恋ゾンビから開放するために、激しいキスを勢いでしちゃおうとしているわけです。
お互いに赤面してキスしようとしているだけでもうニヤニヤなんですが、開始3ページ目でとんでもないものが飛び出してしまって。


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読者の理性崩壊キス顔


これは少年誌で見せていいキス顔じゃない。


何というか、ニヤニヤを通り越して思わず真顔になってしまうレベルの破壊力。
本能に訴えかけてくる表情。
何があーんだよ食べちゃうぞ指宿くん!


初恋ゾンビは女性ファンが多く、特に指宿くん好きのイブスキーさんたちの女性比率はかなり高いため、私も指宿くんの可愛さについて書く時はだいぶマイルドに表現してきました。
でもこれは我慢できない許して。


この指宿くん、ちょっとえっちすぎぃ!!


口を開けているのが最高にえっちです。もうこれ男性読者死ぬだろ。
だってこれはもう、舌を入れてくれってことなんですよもう。
指宿くん受け入れる準備できてるよ完全に。初心そうなのに、一応そういうのも知識として知っているというのがポイント高い(個人的に)


指宿くんのキス顔が最高すぎて枕に顔を押し付けて「ほれてまうやろー!」って3回くらい言ってました。
夜中の三時くらいなので、近所迷惑にならないように自分を抑えるのにマジで苦労しています。
江火野さんと付き合っているわけじゃないのに、ちょっぴり浮気してしまった気分になりました。
今まではそんなことになったことがないと言えば、どれほど指宿くんのキス顔がクリティカルヒットしたか伝わると思います。


これを我慢できるタロウが凄い。ヘタレと言ってしまうのは簡単だけど、ここで踏みとどまれるのは尊敬に値する。
最も、タロウの場合「凄いキスをする」という覚悟がそんなにできてなくて、キスだけで終われる自信が無かったから止めた……という理由みたいですが。
タロウは今回の状況を登山に例えて、軽装で登山してしまって無事に下山(キスだけで終わる)できる保証がないと悶々としています。


まあ絶対にキスしたら無事に下山できないよね。転げ落ちる未来しか見えない。


私だったら、あの可愛さを前にしたらもうその後死ぬとしても転げ落ちるけどな!
いや、むしろ転げ落ちたい(真顔)


だって「あーん」ってされてるんですよ、食べて下さいって言ってるんですよ?
指宿くん最高に可愛いんですよ。本能に訴えかけてくるんですよ。


もうゴールしても良いでしょ(少年誌です)


その後も順調にラブをコメらせていく二人。タロウがキスだけで終われない可能性に言及した時の指宿くんの取り乱しっぷりよ。


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この後、想像上でタロウ似の男の子を出産します


抗えないじゃなくて、多分抗わない(確信)


想像上でも全然抵抗できてないのが可愛い。
やはりチョロイン。


今週号は指宿くんとタロウも半分以上赤面しているから笑ってしまう。
全く落ち着く気配がありません。
なんというかもう、ブレーキが完全に壊れてしまっている状態。
本人たちはブレーキをかけているつもりなのかもしれませんが、やってることは別方向にハンドルを切っただけです。

一体何を見せられているんだろう……

指宿くんとタロウは、このままだと「過ち」が起きてしまうことを懸念しました。
でも初恋ゾンビを見えなくするために、凄いキスは何とか実行したい。


そのため、キスする雰囲気を崩してみようということで、色々と工夫をします。
結果、こうなる。


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ウソみたいだろ。キスするんだぜ、これで。


どうしてこうなった。


この惨状を見て、「何を?」と思う読者と指宿くんの心が完全にシンクロしました。
絶対に笑うだろこんなの。
ちなみに目隠しや手を縛る提案をしたのは指宿くん。マッサージをつけて感覚を唇以外にも分散させようと提案したのはタロウ。
なぜ二人共この惨状を想定できなかったのか……


ひと思いにやってくれという言葉が特にジワる。


ヒロインとキスする前のセリフじゃない(笑)


というハイテンションなラブコメを、ここまでで披露してくれました。
正直、悶えたり笑ったりで読んでいて体力を著しく消費しました。
何という幸せな疲労感よ……。


この後は少し真面目な話で、気持ちの入ったキスじゃないと意味がないのではないかという結論に。
やはりタロウが自分の気持ちに向き合わないといけないということを、改めて指宿くんがタロウに伝えます。
向き合わないことを選択したタロウに取って、それはかなり難しい要求ではあるわけですが……


上記に絡んで、今週号もいくつか考察が捗りそうな点がいくつかあります。
でもそれについて触れません。だってこの後の指宿くんが最高に可愛かった話をしたいんだもの!


キスの話を一旦切り上げ、お互い別々の寝床につく二人。
しかし指宿くんは、ベッドの中で、恋する乙女の切なさ溢れる考えを巡らせるのだ……


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可愛すぎて震える


私が指宿くんを幸せにしてあげたい!!!


指宿くんの表情と切ない想いに、キュンキュンしてしまいました。
余計なものを取っ払った無意識状態のタロウは、自分を好きだったら良いなという指宿くんの願いがもう……甘く切ない。


私はエビナーですが、1番幸せになって欲しいと願ってしまうのは指宿くんだったりします。
人一倍辛く苦しい想いをして、それでもタロウを想い続けている姿を見ていると、本当に幸せになって欲しいなと思います。


もう見えるとか見えなくなるとか関係ない、ちゅーしちゃえよ指宿くん!みんなが許す!


これは単行本のおまけマンガで、タロウの布団の前で右往左往する指宿くんを期待してしまいますね。
そして寝れないタロウはそのことに気づいていて、こっちもドキドキしながら指宿くんを伺っている……想像しただけでニヤニヤするだろそんな展開!
峰浪りょう先生&担当編集の方、ぜひご検討下さい!!(土下座)


今回の記事は、だいぶイブスキーさんっぽい視点で多分感想を書いています。


だって指宿くんが狂おしいくらい可愛かったんだもの!


仕方ないよね、本能には抗えないのだから。
今回の記事は本能で書いてます。理性は投げ捨てるもの。

まとめ


最高に面白いラブコメ回だったので、もう感想を書かずにはいられませんでした。
江火野ショックをようやく乗り越えて書いた13巻感想の次の記事がこれとは……感想のテンションが全く違うのが自分でも面白い(笑)
久々にラブがコメった初恋ゾンビの破壊力の凄まじさを、この記事を読み終わった後にぜひもう一度体感してもらいたい。


正直職場で思い出し笑いをしてしまうレベル。指宿くんのキス顔は仕事に支障を来たすレベルでヤバイ。
今週号はもう10回読み直してしまいました。


冒頭に書きましたが、割と緊迫した展開だったはずなんです。というか、タロウ父の狂気?みたいなものからはまだ逃れられてないんです。
一応隠れているという状況なのに、初恋ゾンビ史に残るラブコメ回を持ってくるこの構成よ。


峰浪りょうはどうかしてる(褒めてる)


余談ですが、指宿くんはすーぐ想像上で子供を生んじゃうのが面白い。しかも今回は生んでおいてまだ男設定が続いているっぽかったので、流石に無理があるよ!と言いたい(笑)

©『初恋ゾンビ』峰浪りょう/小学館


※おまけ(ニヤニヤしたらRT)

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