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「初恋ゾンビ」指宿くんの友達が江火野さんで良かった……

ラブコメのヒロイン勢は、言ってしまえばライバルです。
主人公を射止められるのは、基本的には一人のヒロインなのだから。
ハーレムエンド以外、誰かが悲しい想いをすることになる……というのはもう、ラブコメに限らず恋愛漫画において避けては通れない道です。


初恋ゾンビという漫画において、江火野さんと指宿くんはライバルです(イヴもライバルだけどある意味特殊な存在なので今回はちょっと割愛)
確信には至っていないかもしれませんが、お互いがタロウを想っていることを何となく察しています。
※今週号で、その部分で指宿くんがしかけていたりするわけですが


ただ、彼女たちはライバルではありますが、友達です。
指宿くんにとって、江火野さんはただ一人の女友達でした。
そのことを、読者がこんなにも強く感謝する日が来るとは……!


終盤のシリアスさを醸し出している初恋ゾンビなので、感想も真面目になりがちなので、始めにネタっぽいことを言わせて欲しい。


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ドルンッという響きの強さよ……


世界よ、これが江火野っぱいだッ……!!!


……コホン、という感じで以下はシリアスに本編感想です!

江火野さんのため?イヴのため?

前号の感想は忙しくて書けていませんが、とんでもないことが起きていました。
それは、江火野さんがイヴの存在を知るということ。
話の流れとしては、悪い文脈でイヴの存在が伝わってしまい、それがタロウに影響を与えているという風に江火野さんは解釈してしまいました。


元々、初恋ゾンビという存在をプラスの解釈で捉えることは基本的に難しい。
常人には理解しがたいものだし、見えることを肯定的に受け止めるというはずもなくて。
ある意味では、注釈無しにその存在を知った時の江火野さんの反応は、多くの人間がする反応と言えるでしょう。


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強張った江火野さんの表情。辛い……


更に言うと、江火野さんは自分自身の責任も強く感じているからこそ、余計にそれを何とかしなければならないという想いに駆られたのでしょう。
『イヴ」という文脈でより、『初恋ゾンビ』という文脈で話を聞いてしまった江火野さんからすれば、最もな反応です。


誰も悪くないから、これがまた非常に辛い。
江火野さんに、そんな表情をして欲しくないのだ……


ここで指宿くんは、江火野さんときちんと話をすることを決めます。
もちろん、江火野さんをこのままにしておけないという、指宿くんの想いはあります。
ただ深読みするならば、イヴのことを江火野さんに害悪だと思って欲しくないという気持ちもあったのではないでしょうか。


指宿くんは、最終的にタロウのためになると思ってイヴを昇華させようと考えています。
それは、イヴが憎くてということでは決してなく。
指宿くんにとっても、イヴは特別な存在になっています。それこそ、友達に近いものがあるかもしれません。
だからこそきちんと話して、害悪なだけの存在じゃないことを伝えたいという気持ちがあったのではないかと、個人的には思っています。
……考察というよりは妄想だし、願望ですが(笑)

指宿くんの友達が江火野さんで良かった……

今回、印象に残るシーンがいくつかありますが、その中でもこのシーンに触れないわけにはいかないというものが1つあります。
それは、指宿くんが江火野さんをたった一人の女の子友達だと発するシーンです。


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指宿くんは少し嬉しそうに、江火野さんは少し驚きながら


読者からするとこれは周知の事実ではありますが、指宿くんがこれを発するということにやはり意味があると思いました。
もしかしたら、江火野さんは心の何処かで自分が一方的に指宿くんに関わっていると思っている部分があったのではないでしょうか。


長女気質を発揮しながら友達である指宿くんを守ろうとしているけれど、指宿くんは私のことを友達だと思ってくれているのか……みたいな。
強気な江火野さんですが、何となくそういう奥ゆかしさを持っているんじゃないか、とエビナーの私は感じることもあって。


もちろん、指宿くんも江火野さんのことは友達だと思っていました。
女友達だと口に出せることを、少し嬉しそうに言う指宿くんとかもう可愛すぎでしょ!
悶えて良いんだよイブスキーの皆さん!


この発言にはそれ以上の意味がないと思いたい。もしあるならば、それは……指宿くんが降りようとしていることがこの場面からも読み取れるということになってしまうから
※来週にならないと分かりません……


もうこれだけでも良い話なんですが、本当に泣きたくなったのはこの後でした。
落ち着いて話をするため、江火野さんを自宅に泊める指宿くん。
少し母親を交えて話をして、指宿くんの部屋に向かう二人。
ナチュラルに同じベッドに入っているのを見て、もう軽く泣きそうでした。
ああ、二人は本当に友達なんだなあ……と。


そして自分のことを交えて、初恋ゾンビの話をする指宿くん。
彼女が味わってきた苦しみを、孤独を、今……友達である江火野さんが受け止める。
優しく、けれど力強く抱きしめる姿は、一人じゃないことを江火野さんが全身で伝えたかったのでしょう。
私があなたに寄り添うよ……、きっとそんな、江火野さんからのメッセージ。


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そして指宿くんは、苦しさをようやく吐き出せた。


指宿くんの友達が江火野さんで良かった……!


読んでいる時も泣いていた私ですが、この文章を書いている今も涙目になってしまっています。
人の辛さに、苦しみに、優しく寄り添おうとする初恋ゾンビが本当に素晴らしい。
指宿くんも友達の江火野さんの心を落ち着けようとしたし、江火野さんは指宿くんの苦しみに寄り添おうとして。
彼女たちは恋のライバルだけど、友達なのだ。苦しんでいるならば、それを何とかしてあげたいと思う優しいヒロインなのだ……!


江火野さんが自分で分かっているように、指宿くんの苦しみを本当の意味で救えるのは、江火野さんではない。
それはきっと、タロウにしかできないことなのだ。
だからと言って、江火野さんの行動に意味がないわけではない。


その苦しみは、タロウにしか解き放てないもの。
江火野さんが抱きしめても、苦しみは完全には消えないでしょう。
でもそれを和らげることはできる。心に寄り添うことで、苦しみを分かち合うことできる。


ああもう、女の子同士の友情で私を泣かせに来るんじゃない!!


この恋がどんな結末を迎えるか分からないけれど、ベッドの上で二人抱き合った日を、そんなこともあったねといつか彼女たちが笑いながら話せる日が来ることをなぜか願ってしまった。
二人の友情がずっと続きますように……。多分、多くの読者が似たようなことを思ったことでしょう。


エビナーの私ですが、江火野さんだけでなく指宿くんの辛さや苦しさにも寄り添いたくて咽び泣く。
優しく心に寄り添おうとする姿を描いてくれる、初恋ゾンビが……大好きだ……
※この気持ち、読んでいる読者に伝わってほしい

まとめ


初恋ゾンビ13巻の書影が出ました。予想通り3の女神、12巻をスキップして満を持しての江火野さんだッ!!
可愛すぎじゃないですかもう。興奮して変な声が出るレベル。可愛い(大事なことなので2回言いました)
場所は例の観覧車なので、深く考えると切なくて苦しそうですが……


雑誌感想であと1つ言うことがあるとすれば、指宿くんの最後のセリフでしょう。
「だった」という過去形が、非常に気になっています。
今は違うと、嘘を付くつもりなんじゃないかと……
毎週気になってばかりですが、もう最後まで見守るしかない。EDまで泣くんじゃない!(今週すでに泣いてる奴)


あ、朱々子は公式で指宿くんの妹ポジションになりましたね。私も朱々子みたいな妹が欲しい。
絶対可愛いじゃないですか……!


※画像引用元
初恋ゾンビ/小学館/峰浪りょう

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