今日で11月が終了です。2016年を終える準備できてますか?
俺はできてる(5部のアニメ化も待ってます)
みなさんも、なんだかんだ今年も終わりかー、みたいな空気が出ているでしょう。
社会人1年目の人たちは、忘年会の準備をしなきゃ……!みたいなところで年の瀬を感じているかもしれません。
甘い、甘すぎる。
まだ自分は死なないと思っていると戸愚呂に指摘された浦飯幽助より甘い。
甘酸っぱさに満ちた青春マンガ、「なんと染め抜く」を読まずに2016年を終えようとしているのだから!
近すぎて、伝わらない。伝えられない。
なんと染め抜くの概要はこうです。
幼馴染…一緒に居るのが当たり前、小さい頃からずっと友達の太助と陵。 そんな太助が陵を”女性”として意識したのは中学に入ってから。 そして想いを伝えられないまま舞台は高校へ。初めての好き、友達のままではいられないーー! 個性豊かな幼馴染たちと大人の階段を登る、青春ドタバタ恋物語が始まる。
一緒にいえるのが当たり前だった幼なじみ。しかし、ふとした時に幼なじみが特別な異性であることを意識してしまう時、甘酸っぱくて難しい恋が始まります。
主人公・太助の「好き」って気持ちがまっすぐ読者に伝わってくるのに、その想いはヒロイン・陵に届かない。
陵が望む自分であろうとして、自分の気持ちを押し殺して。
それでも、好きという気持ちが溢れて、心が伝えたいって叫んでいるから、私たちは青春の甘酸っぱさに飲み込まれてしまう
本当は、二人で行きたい。
もっと、一緒にいる時間が欲しい。
本心はそう思っているのに、太助はその気持ちにそっと蓋をします。
陵が太助に、幼なじみでいることを望んだから。
一人だけ高校が違う彼女を、以前と変わらぬ幼なじみとして支えてあげようと思ったから。
好きなのに、まっすぐ気持ちを伝えられない。それにもう、たまらなくヤキモキしてしまって。
届いて欲しい。振り向いて欲しい。
読みながら、そう思わずにはいられないんだよ!
ずっと見てきた
陵と太助の恋が中心なのは間違いありませんが、もう1つ大切な恋がこの漫画では描かれています。
それは、二人の幼なじみの一人である、「ひぃ」の恋。
彼女は、太助のことが好きです。
いつ好きになったかは分かりません。ただ、彼を「好き」という気持ちで見てきた時間は長いことが分かります。
太助本人も忘れているようなことを、ずっと覚えていて。
それがどれだけ彼女にとって大切な思い出なのか、いかに太助を見てきたのかが伝わってきます。
彼女もまた、自分の気持ちを隠していて。
元々引っ込み思案な部分もありますが、一番の理由はそこではありません。
ずっと見てきたから、分かること。
太助がいつからか、一人の女の子を見てきたということ。
彼女は、その気持ちを押し殺す様を、読者に見せていくのかと思っていました。
違いました。私は彼女を見くびっていた。
太助が一人の女の子を見ている。自分は見られていない。
どちらも大切な友人。
失いたくない関係。それでも、諦めきれない想いがある。
振り向いて欲しい人がいる。
言葉には出さないけど、彼女は全身で言うのだ。私を見て!と
髪型を変え、コンタクトにして。昨日と違う自分になる。
それは小さな、当人以外には本当に小さなことかもしれません。
それでも、太助の目にはひぃが写っていました。
間違いなく、ひぃが太助に少し届いた瞬間。
この青春の甘酸っぱさは、呼吸を忘れてしまうレベルだよ!
終わりに
個人的に、単行本の発売を首を長くして待っている作品です。
た、単行本化してくれますよねガンマ編集部!?
単行本化されなかったら、編集部に直訴しに行きますよ僕は(西新宿近いし)
※冗談です。念のため。
コミックガンマで全て読めるので、2016年が終了するまでに読んでみて下さい。
読み終わった後、きっと続きが気になって仕方ない体に変えられているはずですよ(ぉ
おすすめのweb漫画です。読んで下さい!
ganma.jp
【おすすめの青春マンガ】