※追記
【2017年】版の記事も書きました!
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2016年版のこのマンガがすごい!が発売されましたね。
これが発売されると、今年も終わるなあという印象が近頃あります。
結局今年もこのマンガがすごい!本誌の選者には選ばれませんでしたが、去年もやったということで個人的ベストを紹介します。
対象は本誌を準拠し、下記期間に単行本が発売された漫画とします。
2014年10月1日~2015年9月30日
対象期間内にビビッときた漫画が基本的にランクインしてます。
その前から続いている、言ってしまえば長期連載作品は上位には入りにくいと思います。(入らないとは言ってない)
本誌の性質的な部分にも準拠しているので、あらかじめご了承下さい。
ざっくりと作品を紹介していきます。
※去年の記事はこちら
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20位 ハレルヤオーバードライブ
ハレルヤオーバードライブ! 15 (ゲッサン少年サンデーコミックス)
- 作者: 高田康太郎
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2015/11/12
- メディア: コミック
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音楽漫画は数多くあるけど、青春の「眩しさ」が奏でる音楽にこれほど乗っている漫画は、他にないでしょう。
誰かのために頑張る主人公の姿は等身大の少年で、ちょっと背伸びするシーンもあったりするのが逆に好ましい。
そんな素敵な作品が、今年完結しました。ランキングに入れないわけがない!
19位 恋と嘘
- 作者: ムサヲ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/11/09
- メディア: コミック
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結婚相手が定められている世界で、政府通知の相手がいたとしても、恋をする少年少女。
政府に決められた結婚相手が嫌な奴だったら楽なのに、このヒロイン・莉々菜がまた可愛くて。
自分の気持ちがまだはっきり定まっていないけど、もう恋しているのは一目瞭然。
応援していたはずの自分が、相手に恋をしていると彼女が知った時。この漫画はもっと切なく、そして面白くなる。
18位 マドンナはガラスケースの中
- 作者: スガワラエスコ
- 出版社/メーカー: 実業之日本社
- 発売日: 2015/07/16
- メディア: コミック
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爬虫類フェチの主人公が、小学生相手にドキドキしちゃう話。
最近の小学生大人びてて怖い。私も性癖変わっちゃうかとちょっと心配になりました。
色気とかが凄い。ミステリアスな雰囲気が全体的にあって、他にない感じがクセになりそうです。
17位 岡崎に捧ぐ
- 作者: 山本さほ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2015/05/20
- メディア: コミック
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私より世代的には少し上だと思われますが、それでも懐かしさに溢れています。
眩しい。1日が長かった子供の頃を、思い出さずにはいられない。
心に染みてきて、懐かしい時代が頭に浮かびます。まぶしかったあの頃を、大人になった今だからこそ振り返りたくななる
16位 亜人ちゃんは語りたい
- 作者: ペトス
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/03/06
- メディア: コミック
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今年を代表するラブコメ漫画です。亜人ちゃん特有の悩みと向き合いながら、心を通わせていく様はニヤニヤ必須です。
亜人ではあるけれど、彼女たちは同時に年頃の女子高生で。
ラブがコメる要素たっぷりで、1巻ですでに面白いのに更に面白くなる予感しかしません。実際2巻も非常に良かったです。
みんなちゃんと、「デミちゃん」って呼びましょうね!
15位 マイボーイ
- 作者: 木村紺
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/09/23
- メディア: コミック
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この作品を入れるのは、私だけで良いんだ……(血涙)
なんかもう完結してしまうようですが、このボクシング漫画が私は好きだったんだ……
女性や後輩、誰かのために戦うシーンが良かったり、何気ない会話が凄く楽しかったり。
この作品の空気が私は大好きでした。木村紺の作品、最近短くて悲しいです……
14位 僕はお姫様になれない
- 作者: 若林稔弥
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2014/09/26
- メディア: コミック
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もっと上になるかなと思っていましたが、2巻で予想以上にドロドロになっていました(笑)
しかしそれでも描かれる内容は、ニヤニヤなしに読むことはできない。
すれ違ってばかりなのに、絶妙なタイミングで噛み合って生まれる赤面が最高です。
13位 阿吽
阿・吽 3 (3) (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
- 作者: おかざき真里,阿吽社
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2015/12/08
- メディア: コミック
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この漫画ほど、「飲み込まれる」という表現を使いたい作品は今年ありませんでした。
キャラの持つスケールの大きさに圧倒されます。
最澄と空海。日本史をかじった人間なら誰もが聞いたことのある二人の葛藤や歩みが、凄まじい迫力で描かれています。
少し震えてしまうほど、この漫画は凄い。
12位 波よ聞いてくれ
- 作者: 沙村広明
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/05/22
- メディア: コミック
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この作者、ダメ女を書くのが上手すぎる。
でもその駄目な感じを、面白さに作中で昇華させているのがこの漫画の大きな魅力。
彼女が幸せになれるビジョンは、全く見えてきませんが……(笑)
11位 恋は雨上がりのように
- 作者: 眉月じゅん
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2016/01/12
- メディア: コミック
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今年を代表する恋愛漫画。
透明感を漂わせながら、一途に思う気持ちに当てられた読者が多数発生しました。
キュンとする、という言葉じゃ足りない。キュン死する。
クールな彼女が、乙女の顔をする瞬間が可愛すぎて僕はもう。
10位 四月は君の嘘
- 作者: 新川直司
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/05/15
- メディア: Kindle版
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ただただ泣いた。子供のようにボロボロと泣いた。
感情を揺さぶるシーンが沢山あって。想いがこもった音が紙面を超えて伝わって、誰かと繋がりたくなる気持ちにさせられました。
演奏シーンで、何度震えたことか。音と想いが重なるシーンで、何度漫画を抱きしめたことか。
半半世紀余りの人生で、忘れられない作品になりました。掛け値なしの名作。
9位 だがしかし
だがしかし 4 特製メンコ付き限定版 (少年サンデーコミックス)
- 作者: コトヤマ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2015/12/18
- メディア: コミック
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今日本一熱い駄菓子漫画。ヒロインのほたるより、駄菓子を美味しそうに食べているヒロインを私は知りません。
楽しそうに、そして美味しそうに駄菓子を食べているほたるちゃんは、眺めているだけで幸せになれます。
もう一人のヒロイン、サヤ師の存在も忘れてはいけません。
4巻の夏祭りイベントは、思わずトキめいてしまいました。この漫画は色々な楽しみ方がありますね。
まるで駄菓子みたい(上手いこと言った)
8位 僕のヒーローアカデミア
- 作者: 堀越耕平
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2015/11/04
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今、ジャンプで最も私の胸を熱くさせる漫画です。
戦う理由も、努力する理由も、どストレートに少年漫画の主人公っぽくてもう読んでいて、忘れかけていた「男の子」としての熱が蘇ってきます。
主人公のデクが関わったことで、今まで否定していた力を受け入れたりするなど、仲間キャラに変化が出て行く様も熱い。
関わることで、誰かが前に進むのを手伝うっていうのも、一つのヒーロー像なんですよ!
この熱さは、きっと来年も変わらない。もう毎週が楽しみなんです。
7位 サマーソルトターン
サマー・ソルト・ターン(3) (講談社コミックス月刊マガジン)
- 作者: 保志レンジ,井龍一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/10/16
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こちらも熱い展開が魅力の水泳漫画。
ただし、同時に切なさも入ってくるのが凄い。
伸び悩んだことで止めた水泳に再び戻ってきた主人公が、かつての自分を超えて前へ進もうとする姿が非常に甘い。
自分より素質のある身近な人間に嫉妬したりしても、当初のように絶望はしない。その姿が、たまらなくカッコイイ。
恋愛の方は、主人公以外は気持ちがはっきりと描写されないからもどかしい。好きなのかもしれないし、友達以上ではないかもしれない。
もしかして惹かれている?という描写もあったり、もう切ない展開が見えてたまらない。素晴らしい。
6位 ゴールデンカムイ
ゴールデンカムイ 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 野田サトル
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2015/02/19
- メディア: Kindle版
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熱いバトル漫画。そして結構な確率でご飯漫画。
この漫画のキャラは、どのキャラも非常にたくましい。敵でさえ明確な心念を持っていて、ある種のカッコよさや生き様を感じさせます。
これが面白くないわけがない(断言)
アリシパさんが可愛いと前々から思っていますが、ご飯を食べている時の彼女は最強です。
こう描いているだけでお腹が空いてくるんだから、この漫画は大したもんですよ。
5位 からかい上手の高木さん
からかい上手の高木さん(2) (ゲッサン少年サンデーコミックス)
- 作者: 山本崇一朗
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2015/02/09
- メディア: Kindle版
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全国の男性読者を悶え死にさせているという噂の漫画です。
もうね、ニヤニヤってレベルじゃない。ほっぺたが幸せすぎて爆発する。
二人のやり取りをずっと見てみたい。世界が滅亡するその時まで見ていたいレベル。
派手なことは何もありません。
二人が教室で、登下校の途中で、夏休みの公園で、高木さんが他愛も無いいたずらを西片へしているだけの作品です。
それだけなのに、この漫画は最高に面白い。
何回書いたか分からないけど、高木さんにからかわれたいだけの人生だった
4位 ダンジョン飯
- 作者: 九井諒子
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
- 発売日: 2015/08/12
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本誌のこのマンガが凄いだと1位でしたね。
発売された時、凄い漫画出ちゃったよと思った記憶があります。
ダンジョンのモンスターをいかに美味しく食べるか、そんなこと普通なかなか考えませんよ(笑)
それは無茶だ、という敵もなんだかんだそれなりに美味しそうに食べてみせます。
動く鎧まで食べちゃうんだから、この漫画は底が見えない。
段々と、みんながモンスターを食べることに慣れちゃっていくからまた面白い。胃袋をつかめばこっちのもんですよ(ぉ
3位 繋がる個体
- 作者: 山本中学
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/07/23
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2巻完結だったら今年の1位になっていた作品。
女子高生との合コンから、短い期間でドラマみたいな展開が続きました。
好かれたり、想いが再燃したり。
好きな人と自分を繋ぐ。
それがいかに凄いことかを、この漫画は教えてくれます。
繋がりたいのに、繋がれない。
その切なさもまた、たまらなく心を揺らしてきました。
繋がる個体という話はもう少し続くようですが、この三人の関係性を描いた物語は2巻で終わります。
三人の関係性を描いたものが狂おしいほど好きだったので、2巻で終わってたら今年の1位でした(私の中で)
3巻も面白いんですけどね、もちろん。2巻までが好きすぎて(笑)
ココちゃんは天使だ……
2位 イチゴーイチハチ
- 作者: 相田裕
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2015/06/05
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夢を見失った少年を、少女が笑わせてやろうとする物語。
彼のためじゃなくて、それはあくまで自分のため。
頑張る彼女の姿に心の響き、少年が前に進もうとする姿は胸が熱くなります。
少年にとっては再生の物語ですが、少女にとっては目標に手を伸ばす物語です。
こういう青春漫画は余り読んだことがなくて、すっかり夢中になってしまいました。
胸いっぱいに空気を取り込みたくなるような、そんな青春がこの漫画には詰まっています
息が詰まるんじゃなくて、呼吸したくなる。そんな青春漫画に、私は出会ってしまいました。
ここから始まる、ここから始める。ドキドキもワクワクも、止まらない。
1位 ゴーストアンドレディ
黒博物館 ゴースト アンド レディ 上 (モーニング KC)
- 作者: 藤田和日郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/07/23
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歪んでいるようで、真っ直ぐな気持ちが、明確な力を伴って何かを変えていく様に胸が熱くなる。
困難を前にしても、心を折ること無く、立ち向かう姿に憧れる。
いやもう、ド直球にいこう。この漫画は最高だ。
心を交わし、やがて対等なパートナーになっていく二人は、まさにゴーストアンドレディというタイトルがよく似合う。
大人も満足させる冒険漫画を、藤田和日郎先生は見事に描いてみせました。
上下巻の中に、心が震える物語が凝縮されています。抱きしめたくなるような読後感です。
何度も読みたくなる。この先の人生、きっと何回も読むんだろうなあ。そのたびに、心を震わせるのでしょう。最高だね。
終わりに
本当はベスト50の予定だったんですが、途中で書いてたものが消えてしまって(笑)
何を何位にしてたか思い出すのに時間がかかってしまい、結局ベスト20という形になりました。
はたらく細胞やアンゴルモアはベスト50位に方には入ってたんですけどね。本誌ではもっと高順位の作品ですが。
あくまで個人のランキングなので、参考程度に読んでもらえると嬉しいです。
この漫画入ってないやり直しだ!的な意見も大歓迎ですが、やり直しはしないのでその人もランキング記事を書けば良いんじゃないかな!
みんなで好きな漫画をもっと挙げていきましょう。全く違うランキングになって当然だと思います。それが良いんです。
来年も、たくさんの面白い漫画を見つけられたら良いなあ。