妹は好きですか?
私は大好きです(妹いないけど)
小学館 (2014-01-10)
私は妹より姉派です。スクラップド・プリンセスだとパシフィカが好きだけど。らき☆すただと柊つかさが好きだけど。けいおんだと憂が好きだけど!誰が何と言おうと私は姉派です!
ちなみに姉歯ではない
そんな私が、妹マンガにハマるわけがない。そう考えていた時期が私にもありました(古い)
しかし、この漫画を読んだ後は冒頭に書いたように妹が大好きになりました。
だってキョーコちゃんが可愛いんだもの仕方ない。
キョーコちゃんは妹なので、当然兄がいます。どんな兄かと言うと、周りからはシスコンと評されるほどキョーコちゃんを構いまくるお兄ちゃんです。
でもキョーコちゃんは、普段はお兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!という態度。興味もないって言ってしまいます。
ちょっと、あまりの扱いに怒りたくなってしまいそうです。
でもこんな風にからかわれたら、許しちゃう(可愛いから)
このようにお兄ちゃんに対する扱いが冷たいと定評のあるキョーコちゃんですが、全国のお兄ちゃん安心しなさい
本心はお兄ちゃんのこと大好きだから。
実はキョーコちゃんはキョンシーと呼ばれるような存在であり、血を定期的に飲まないと動けなくなってしまいます。普段は札の役割をしているリボンで本能を抑えていますが、リボンが取れると血を求め人を襲ってしまうとのこと。そのため札月兄(ケンジ)はリボンが取れないかを常に心配しており、また定期的に血を吸わせています。
自分のために頑張ってくれているそんな兄が嫌いなはずもなく、リボンが取れると素直になるキョーコちゃん。
そのギャップがたまらない。。。
例えば、朝の何気ない会話でリボンが取れないか心配だから着替えを手伝おうかとケンジが言うと、当然年頃の妹はノー。シスコンと言われ怒ったケンジもお前のなんて見たくないと言います。
……そんなやり取りの中、リボンが取れるとどうなるか。
こうなります。
見たくないは心外らしいです。このへんもやっぱり女の子ですね可愛い。
素直になったキョーコちゃんは、幼い感じが出て何か可愛いというか、もはや愛おしい。
カプっとやられても、苦じゃないですね(実際は間違いなく大変だと思うけど)
ツンデレというラベルじゃ定義しきれない。それほどキョーコちゃんは特別な可愛さ。
リボンが取れると素直にお兄ちゃんに対する気持ちを言えるキョーコちゃんですが、通常時だって兄のことをちゃんと思っています。それを言葉にするかしないかだけで。
キョーコちゃんに血を吸われるため、当然吸われた直後は札月兄の体調に変化が出ます。
体力測定の日、兄が想い人に良いところを見せたいと知っているキョーコちゃんは血を吸うのを我慢します。
しかしキョンシーであり強力な力を持つキョーコが変な記録を出せないか気がかりでいる兄は、結果的に並の記録しか出せず。
一般生徒に、不良のくせにと馬鹿にされる始末。
それを聞いていたキョーコちゃん、顔には出しませんでしたがカチーンときていたのかもしれません。
意地でも兄の血を吸わないことにしました。
そのせいで倒れてしまい、兄はリボンを外し強制的に吸わせます。
このシーン、兄を想う妹の気持ちが伝わってきて凄く好きです。
兄に良い記録を出して欲しくて、我慢していたキョーコ。リボンを取ったことで、溢れてくる想い。
この設定ご馳走過ぎますね。
ニヤニヤが止まりません。腹痛の人でも微笑むレベル
……いや、腹痛は無理かもしれないな。あれは世界呪うレベルだから。
兄の想い人の前で良い格好をさせてあげたいという気持ち以上に、私の兄は凄いんだぞとみんなに伝えたい気持ちが強かった気がします。このへんは完全に私の妄想です(笑)
どうでも良いけど、キョーコちゃんのジャージ姿がとってもキョートでした(小並感)
リボンを取ると素直になるキョーコちゃんですが、このように兄を想う気持ちはいつだって持っています。
言葉にするかしないかの違いだと上で書きましたが、リボンを取らなくても言葉にできる時はありました。
この言葉に、ちょっとだけ切なさを感じました。
本当は、リボンをつけてる時に言いたい時もあるのだと。でも素直になれなくて、それができない。
リボンをしている時もしていない時も、キョーコちゃんが可愛くて幸せです(笑顔)
ちょっと上の画像に出ていますが、人物が何かアクションを起こすときに顔のアップを挟むのが割と好きです。
これが上手に間を作り出していて、その場の空気がこちら側により伝わってきます。
ゲッサン勢は、やっぱり漫画力あるなあと改めて思いました。
別に妹好きとかじゃなくても、ぜひ読んで欲しいマンガです。