いつかたどり着く

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漫画とかの駄文書く。

「初恋ゾンビ」今、気持ちに名前が付く時。幼なじみの想いに、ただただ痺れた

今一番面白い漫画は?って聞かれたら初恋ゾンビって答えます。


毎回記事冒頭で絶賛している気がしないでもありませんが、実際に読んでいる読者は本当にそう思っています。
ツイッター検索等してみると、すぐに分かります。
もう、初恋ゾンビの展開が凄まじいということが。


これまで、今一番面白いラブコメは「かぐや様は告らせたい」で、1番好きなラブコメは「初恋ゾンビ」と主張してきました。
しかし、この1ヶ月一番面白かったラブコメと限定するならば、それすらも初恋ゾンビになってしまう。
それほどの圧倒的面白さ。


個人的には、ワンピースの頂上決戦時のドキドキ感やワクワク感に迫るものがあるね!
※感じ方には個人差があります


今週、物語がまた大きく動きます。
幼なじみの気持ちに、今、名前が付く。


戸惑う心


遂に指宿くんから、女の子であることを告げられた江火野さん。

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当然聞きたいことは色々ある。
ただ、指宿くんからは何も聞かないで欲しいと言われてしまう。
その中で、1つだけ聞かせてという江火野さん。


沢山ある疑念の中で、江火野さんが選ぶ質問の内容は、大体分かっていた。
指宿くんも、キーワードが出た瞬間に反応していることから、分かっていたのだろう。


江火野さんの質問は、「タロウに伝えないの?」だ。


結局、指宿くんの秘密を知った時に、江火野さんが1番気になったのは指宿くんそのものよりも、それによるタロウへの影響なのだろう。
それが何を意味するか、読者は知っているし、指宿くんも知っている。
知らないのは江火野さんだけだ。
知らないふりをしているのは、江火野さんだけなのだ。


一方問われた指宿くんは、その質問に素直に答えられない。
今はまだ、タロウにバレたくないから、震えそうな心を隠して答えます。


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指宿くん渾身のすっとぼけである。


頑張って、何でもない顔をしている指宿くんが可愛い。
自分を偽ることを続けてきた指宿くんですが、タロウ関連のときは、やはり少し辛そうに見えるのは気のせいではないでしょう。


更に問い詰めようとする江火野さんですが、自分がタロウの初恋相手であることを知らない指宿くんが認識してないのではないかと考え、思いとどまる江火野さん。
ちょっとここで疑問に思ったのが、指宿くん、タロウ、江火野さんの三者がいる場面でその話をしていたようなということ。


7巻に収録されている「上を向いて歩こう」あたりの話が、多分該当します。
で、少し調べてみた。



ということで、実際は「タロウの初恋相手は自分」ということを指宿くんは認識しているけど、江火野さんはそれを知らない……という状態でした。
ただ、仮に指宿くんが認識していることを知っていても、疑念の方向が少し変わるだけで、江火野さんが苦しむ事実は変わらないと思うけど。


指宿くんと別れて、次々と湧き上がってくる疑問。
これまで、どうやって学校生活をくぐり抜けてきたというのも、真っ当な疑問でしょう。


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江火野さん動揺しすぎぃ!


ここまで動揺している江火野さんも、珍しくて非常に可愛い。
男子と寝たの!?という疑念に対するナレーションでの即回答が実にテンポよくて、笑ってしまいました。
タロウの隣で寝ている指宿くん、何回見てもインパクトあるな(笑)


※7巻収録の林間学校のエピソードです
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気持ちに名前が付く時。もうただの幼なじみではいられない


先々週はあんなに嬉しそうな江火野さんでしたが、先週今週と、なかなか精神的にキツい自体になっている江火野さん。
あんなにタロウと劇中で心を通わせたのに、今はまともに顔を合わせられない。


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タロウはタロウで、イヴが眠っていた事実に気づいていないものの、イヴにそれを話すわけにもいかないので、江火野さんを微妙に避ける状態。
近づいたのに、また遠くなる二人……というのが少し切ない。


この二人は、心の寄せ方がよく分からないだろう。
いつもと違う距離感に、戸惑うことばかりだ。
花火の時も、プールの時も、林間学校の時も。
心が触れるその瞬間に、躊躇っているような気がする。きっとそれが、幼なじみの呪いなのだ。


二人でローテンションのまま文化祭を回る中で、タロウは初恋が成就する瞬間に出会う。
そこでまた「きれい」ということで、江火野さんが反応する。
7巻で、同じようなことをタロウが言っていたことを思い出して。


そして、江火野さんは聞いてしまう。
指宿くんが女の子だと知ってしまった今、聞かずにはいられないのだ。
それはifのようで、ifではない。
タロウにとってはifでも、江火野さんはそれがもうifではないことを知っている。


指宿くんが女の子として転校してきたら


躊躇いながらも尋ねる江火野さん。
どういう答えを期待したかは、江火野さん自身も分からないだろう。
タロウは正直に、好きになっていたんじゃないかと答える。
多分、それは事実だ。


その答えを聞いて、何かを考え、口を開いた江火野さん。


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でも結局は、何も伝えませんでした。
本当は、タロウがまだ初恋を抱えているならば、教えてあげたほうが良いのではないかと思ったのでしょう。
しかし、江火野さんは伝えませんでした。


指宿くんのため、最初はそう自分に言い訳します。
違うのだ。
指宿くんのためじゃない、自分が言いたくなかっただけなのだ。


タロウに、指宿くんが女の子であることを伝えたくなくて。
言ってしまえば、タロウの心が指宿くんに向かってしまうから。


向かってしまうのが、なぜ嫌か。
決まっている、決まっているのだ。
本当は、もっと前から知っていた。気づかないままにしていた。気づかないふりをしていた。


載せるかどうか迷ったけど、エビナーとしてこのシーンに触れないわけにはいかない。
本誌でまだ読んでない人は絶対に読まないで下さい。
買ってから以下の感想は読んでくれ。




。。。。。。。。。ここから容赦ない感想。。。。。。。。。。。。。





江火野さんは、自分にも厳しくて。
言い訳する自分に喝を入れる。認めろと言い聞かせるのだ。
なぜ、自分が指宿くんが女の子であることをタロウに伝えなかったか。
タロウの心が指宿くんに向かうのを、嫌がったのか。


江火野さんは上を向く。
タロウとの関係が変わっていくことを自覚した、「上を向いて歩こう」を連想させるような構図で、確信してしまった。
変わる時は、今なのだ。


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これが、江火野さんの初恋だ。


ただただ痺れた。遂に、江火野さんの気持ちに名前が付く瞬間が来たのだ。
いつもなら枕を殴る私ですが、なんかこう、私まで愛しさに満ち溢れて、思わず枕を抱きしめた(笑)
自分に言い聞かせるように、認めるように、自分の気持ちを言う江火野さんが愛しい。
これまで何度も悶えてきましたが、その中でも別格の破壊力。
これまで、丁寧に江火野さんの心を描き、積み重ねてきたからこそ生まれたシーンなのだ……


本当は、もっと前に名前が付いていたでしょう。
それを先延ばしにしていたのは、他でもない江火野さんで。


タロウとの関係が、変わらずずっと続くものだと思っていたから。
付かず離れず、そんな関係が自然だと思っていたから。


心がときめく瞬間もあった。でも江火野さんは、そこでは気が付かない。気づかないふりをしていたから。
自分の想いが届かない可能性があることを知って初めて、江火野さんは気づくのだ。
自分じゃない、タロウが気になる異性が現れたことで、自分の恋を自覚するのだ。


今回の話は、7巻の「上を向いて歩こう」とかなり密接にリンクしていて、何かもう素直に凄いなと思った。


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ここで、そう繋がるのかと。
タロウを好きだと言った時の江火野さんは、泣きそうだった。
だからこそ、上を向いたのだろう。涙がこぼれないように。


ああもう、初恋ゾンビ最高かよ!!


どんだけこの漫画は、私の心をザワザワさせてくるのだろうか。
憎たらしいくらい、この漫画は素晴らしい。


エビナーとして、今後江火野さんが苦しむ姿が容易に想像できてしまい、辛い。
なぜかって、江火野さんは、生まれて初めて嫉妬という感情に向き合うようなるのだ。
自分の心の中に、醜い気持ちがある……という部分で、自己嫌悪するようになるかもしれない。


指宿くんとタロウの関係性を、コントロールさえできる立場になってしまったことが、江火野さんを苦しめるのだ。
本当に指宿くんを気遣って行動したとしても、そこに邪な気持ちがないか、江火野さんは自分を疑ってしまうだろう。
指宿くんとは違った苦しみを、これから江火野さんは抱えるようになるのだ。


ただ、私は、その過程を乗り越えた先の江火野さんが見たい。
あたし嫌なやつだ……って自己嫌悪する江火野さんは、きっと読んでいて苦しいかもしれないけれど、そういう醜い気持ちを乗り越えたヒロインになって欲しい。
傷つき迷った先に、きっと今日よりずっと可愛い江火野さんがいると全エビナーは信じているのだ……


苦しみを乗り越えた先の、成長した瞬間の江火野さんを見るためにも、もっともっと初恋ゾンビを応援していきたい……!!

終わりに


こんなにも初恋ゾンビに夢中なのに、合併号なので来週はお休みです。
読みたくて読みたくて震えている今日このごろですが、週刊連載の漫画家にとっては貴重な休みなので、峰浪りょう先生には少しでもゆっくりしてもらいたいものです。
休んで、また読者を痺れさせる展開を見せて欲しい……!!


本当に、この1ヶ月の初恋ゾンビは図抜けて面白かった……
単行本派の人も、初恋ゾンビ読むためにサンデー本誌買っても良いと思う。
この漫画には、それだけの価値がある。

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