いつかたどり着く

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いつかたどり着く

漫画とかの駄文書く。

「かぐや様は告らせたい」かぐや様のヴァレット、辱めを受ける

漫画 漫画-かぐや様は告らせたい

内紛です。今週のかぐや様で、内紛が発生しています。


生徒会メンバー内での争いだったらいつものことなんですが、今回は四宮家で争いが発生してしまいます。
発端は、様々なイベントが発生しているにも関わらず、会長との仲に進展がないかぐや様に対し、近衛(ヴァレット)の早坂さんが厳しい言葉を投げかけたことから。
叱咤激励のつもりだったかもしれませんが、思わずかぐや様もカチンときてしまいます。


で、かぐや様も煽ってしまう。

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親しいが故の、遠慮しない発言なんだけど、今度は早坂さんがカチンと来る番で。
会長を早坂さんが落とせるかどうか……という話になりました。
そんなわけで、今回は久々に早坂さんメイン回です。

早坂さん、別人になる

さて、会長を落とすといっても、早坂さんと会長は基本的に接点がありません。
ある程度関係が出来上がっているかぐや様の場合、生徒会室に行けばそれだけで会長と接触できます。
早坂さんはどうするのか……と思ったら、本屋のレジの列で待ち伏せるという高等テクニック。
できるなこやつ。

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誰だよお前!


と思わずツッコミを入れたくなりますが、早坂さんです。
会長の前では、ハーサカと名乗っています。
清楚な感じがあざとい。会長はどう見てもギャルが好きなタイプではない。


というか、最初からハートマーク出てる。
好感アピール全開です。
耐性の無い人間ならば、これだけでおっふしちゃうね(別の漫画だ)


ちなみにその様子を、かぐや様もばっちり見ています。
自分で焚き付けてますが、多分心配で仕方ないのでしょう。
絶対に無理と思いつつも、もしかしたら……という考えがどうしても浮かんでしまって。
変装しているかぐや様も、新鮮でちょっと可愛い。


そんなかぐや様を横目に、ハーサカこと早坂さんは自然にお茶する流れに持っていきます。
おいおい会長ケチだからカフェ行かないんじゃないのかよ!と、ちょっと思ったのは内緒。
人から頼りにされる>お金ということなんでしょうね、多分。


その後も、上手いこと会長とコミュニケーションを取っていく早坂さん。
呼吸するように嘘をついていきます。
会長が嘘を見抜いてくれることを信じますが、忘れてはいけない。会長は基本的に人がいいのだ。


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むしろ好印象!


個人的に、ここのコマがとてもラブコメっぽくて好き。
テンポよくツッコミが入るラブコメ漫画が大好きなのです。
早坂のあざとさに、すっかり騙されていく会長。
動物の動画好きとか、猫好きの会長には響きます。


かぐや様いわく、いつも色んな物をプレス機で潰す動画を見ているそうですが……
怖い(確信)

100%を超えたあざとさ

あざとい感じで、その後も会長の好感度を高めていこうとする早坂さん。
疲れているアピールからの3時間隣での睡眠で、無防備な寝顔とかをわざと晒したり。
家政婦……じゃなくてかぐや様は、ばっちり薄めでチラチラ会長を伺っていたことに気がついていたようですが。


うん、3時間は粘り過ぎだよね。
早坂さんはそういう作戦なんだろうけど、かぐや様が3時間ずっとそれを見ていたというのが凄い。
本を探しているふりして見ているので、3時間立ちっぱなしでそれを見ているからね。


店員さんも、あの人いつまでああしているんだろうって絶対思ってる。
私だったら絶対そう思う。
そんな状態でも、かぐや様は何回早坂が会長の顔を見たかもカウントしてそうだから恐ろしい。


そして下準備も整った中、早坂さんは勝負に出る。


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100%を超えたあざとさ。


最強にあざとい。藤原書記がおっぱいを腕に押し付けるようなシチュエーションよりあざとい。
恋愛経験が少ない純情ボーイに1番効くやつです。
惚れてまうやろーじゃなくて惚れちゃう奴だこれ。


何かもう、純愛っぽい表情を、簡単に作り出せる早坂さんが恐ろしい。
邪な心で、どうやったらこの目の輝きを生み出せるんだ……(笑)
これには流石に、かぐや様も慌ててしまいました。


会長が落ちてしまう。
「お試し」というダメ押し的な言葉まで付け足して、もうシチュエーションとしては万全の状態。
これでうんと言わない男子は、ほとんどいません。
この記事を読んでいるようなチョロい男子は絶対うんと言います。私も言う(いばるな)


結果は……彼女の表情で判断して下さい。


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マジで悔しそうなのが逆に好印象です。
割とノリノリだったのに、辱めを受けたとかぐや様に対して怒り出す始末。
最終的には、何かかぐや様の方が謝ってました。
仲いいなあ、君たち。

終わりに

個人的に、早坂さんがラブコメに絡んできたら面白いなと思っていたので、今週の展開は色々と嬉しい。
これで少し、かぐや様の思惑とは別に、早坂が会長を落とすことに躍起になる展開になったら……ムフ♡
想像しただけでニヤニヤしてしまいました。


このラブコメ、ホント面白いなあ。
最後に朗報を1つ。集英社の春マンという企画で、かぐや様は告らせたい1巻が各電子書籍サイトで無料で読めます。
未読の人は、この機会にぜひ!

※試し読み
haruman.jp

今日のおすすめマンガ

「初恋ゾンビ」大きいのも小さいのも好きな人生でした

漫画 漫画-初恋ゾンビ

大きいのも小さいのも好きな人生でした


これは、ある男が残した名言です。
「かぐや様は告らせたい」の石上会計の名言で、発言主は正直覚えなくても良いんですが、この言葉は非常に深い。
私は、今週の初恋ゾンビのカラーページを見た時に、上記の言葉を思い出していました。


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あえて何がとは言わない。


何というか、慎ましやかで美しい。
不健全だけど、健全。


初恋ゾンビのカラーを見て、綺麗とか美しいとか、そういう単語ばかり浮かんでしまうサンデー読者は私だけじゃないでしょう。
センターカラーを堂々と飾った指宿くん。
なのになぜか、担当編集者に残酷リバーシブルと言われているそうです。
そう、カラーは表だけじゃない……裏もあるんだ。



……君は何も見ていない。いいね?


※1 無料試し読みキャンペーン部分はよく読んでおきましょう。
※2 タイトルすでに回収されてしまいましたがここからが本編です



初恋相手と初恋ゾンビの関係

初恋ゾンビは、男性の初恋が形となった存在です。
身も蓋もない言い方をすれば、妄想が具現化したもの。
今週まで、私はそう思っていました。


ただ、全ての初恋ゾンビがそうなのかは分かりませんが、自我を持った初恋ゾンビはどうも少し違うようです。
イブとキョーコのやりとりが、それを感じさせていました。


キョーコは、イブにとって指宿くんがどんな存在かを尋ねます。
それに対し、イブは「タロちゃんと仲良くして欲しい人。」と答えます。
単行本6巻でも、イブは嬉しそうに二人がケンカしないように仲良くする係を自称していました。
偽らざる本心なのでしょう。


キョーコは、その理由を更に深く掘り下げようと質問します。

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まるで、そのイブの願いは、更に深い「初恋ゾンビ」の本能に根付いているかのように。
イブ自身は、「仲良くして欲しい」から深掘りしたことがないのでしょう。
反応から、それが伺えます。


恐らくではありますが、キョーコ自身は自分の存在意義をこれまでずっと考え続けてきたのだと思います。
イブが自我に目覚めて、まだ日はそう経っていませんが、キョーコは相当な時間、自我を持っている状態です。
初恋ゾンビが見えなくなっていた期間がタロウの曽祖父にもあるので、その間キョーコがどういった存在だったかは不明ですが、少なくとも数年は持っていたでしょう。


その時間、彼女はきっと考えた。
自分の願いが、どこから来ているものなのかを。
キョーコ自身が、自分のモデルに対してどう思っているかはまだ分かりません。
ただ、イブへ問うシーンを見る限り、やはりそこに何かあるとしか思えません。


この一連のやり取りの中で、やはり気になったのはタロウの反応です。
指宿くんにも問われていますが、明らかにイブとキョーコの会話を遮っていて。
きっとそれは、イブに気づいて欲しくないことがあったのだと思います。


明確な答えではなくても、それが何かをタロウは薄々感じているのでしょう。
そしてそれは、イブを悲しませたり悩ませたりすること。
だからタロウは、遮ったのでしょう。
そういう事実を一人飲みこんで、タロウはイブと生きる。そんな風に思っているのかもしれません。


これもあくまで推測ではありますが、初恋ゾンビは、モデルと宿り主が結ばれることを本能的に願っているのかもしれません。
根っこにそういう願いがあるから、イブは二人に仲良くして欲しいと思っている。
近い答えを、きっとキョーコは持っているのはないでしょうか。

イブの想い。指宿くんの想い。

キョーコという初恋ゾンビは、宿主の思惑と離れたところで行動することができる初恋ゾンビです。
それが、イブには怖くて。
宿主に内緒で行動できることが、嫌で。


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何というか、初恋ゾンビという存在が、宿主と寄り添うものであって欲しいという、イブの願いが透けて見えるようなシーンでした。
多分それは、初恋ゾンビであるイブだからこその感情。
自分という存在が、タロウを傷つけたり裏切ったり、嘘をつかない存在であることへの祈り。


タロウは不思議に思っていますが、キョーコはどこかイブのその感情を理解しているようでした。
そういう気持ちがやはりあるのか、あるいはかつて自分が通った道なのか。
恐らくは両方でしょう。
イブのような気持ちを持ちながらも、何かのために宿主の思惑と離れた行動をしている。
彼女の目的が何なのか、非常に気になる。


さて、指宿くんはというと、キョーコのモデル捜索の条件として、お祭りに出ることに。
そのお祭りは、男性が女装して神輿に担がれるというもの。
もちろん、担がれるのは指宿くんです。
女性の指宿くんが男装して、その上で女装する?もうわけが分からんな。


着飾った指宿くんですが、やっぱり先週の出来事を引きずっているのが感じられました。

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少し、寂しげに。
まるで、自分には手が届かないかのように。


イブの輝きは、タロウのイブそのものへの想いだと知って。
かつての初恋とは、別の感情だということを知って。
指宿くんが、苦しさを表情に出さないようにしているのが、逆に読者としては切なくて苦しい。


イブの方も、真実が想像通りだとしたら、初恋を成就させるために行動している。
つまりは、自分を消滅させる道を歩んでいるということになります。
想像しただけで、切ない。
どう転んでも、この物語は切なくなっていくのだ……

終わりに


単行本6巻を読んでから、初恋ゾンビ熱がかつてないほど高まっています。
おすすめの漫画を聞かれたら、まず最初に初恋ゾンビを挙げてしまうほどお熱です。
最近の初恋ゾンビが面白すぎて幸せです。


これは私だけがお熱なわけではなくて、サンデーのCカラーになっていることからも、以前より人気が出ていることが伺えます。
……そうだと良いなあという、私の願望もありますが(笑)
LINEで無料連載スタートしたからか、Twitterでの感想もよく見かけるようになりました。おかげで乾燥をふぁぼるのがはかどります(笑)


最後に、大事なことなのでもう1回書きますが、3月31日から「初恋ゾンビ」が2巻まで無料ためし読みができます!!
未読の人は、この機会に絶対読もう!



※試し読み

seiga.nicovideo.jp

今日のおすすめ漫画

古見さんの可愛さに、世界よ震えて眠れ!「古見さんは、コミュ症です」が甘酸っぱくて素晴らしいのだ

漫画 漫画-おすすめの漫画

古見さんが可愛くて震える読者が、急増中です。


サンデーで大人気連載中の、「古見さんは、コミュ症です。」3巻が発売されました。
最新号のサンデーでも表紙を飾るなど、すっかりサンデーの人気連載作品へと成長しています。
だってね、古見さんが可愛いんだもの。


コミュ症だけど、頑張って友達を作ろうとして。勇気を出して、気持ちを伝えて。
その中で生まれる古見さんの赤面に、読者はもうノックアウト寸前です。


今回は、そんな古見さんの可愛さが存分に詰まった単行本3巻の感想です。


古見さんの可愛さに、みんなが夢中!

古見さんはコミュ症です。
コミュ症ですが、作中での扱いは天使とか女神とかの類です。
他作品で例えると……照橋さんかな(分かる人に分かれ)


何か言わなくても、勝手に回りが動いてしまうので、生活は意外と困らなかった古見さん。
それでも寂しいという気持ちはあって、高校で主人公・只野と出会ったことをきっかけに、友達を作ろうと頑張り始めます。
古見さんが頑張る姿がもう、可愛くて可愛くて。


上手く会話が繋がらなかったことを、寝る前に一人で反省したり。
友達と一緒に勉強して、途中で遊びに抜け出したり。
夏休み中、遊びに誘おうと携帯を握りしめて、でもなかなかかけられなくて悶々としたり。


その様子に、ニヤニヤが止まりませんでした。
トップクラスに良かったのは、プールに遊びに行くときの待ち合わせのシーン。
2巻にて只野くんが選んだワンピースを着て、只野くんから褒められた時の表情がもう!


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赤面する古見さんが可愛すぎる。


何だこれは。あなたが女神でしたか(違います)
言葉にはできなかった「ありがとう」が、照れと一緒に伝わってきて。
読者が、幸福感を覚えてしまうシーンでした。


このシーンの何が良いかって、他の同行者(なじみ)はすでに出発しているのに、古見さんが動かなかったことなんですよ。
多分、待ってた。
只野が選んだ服を、古見さんが着てきたことに対する感想を、古見さんは待っていたんですよ。


只野くんに似合っていると言ってもらいたくて、その場で待っていたという事実が、たまらなく私をニヤニヤさせます。
今までの古見さんは、あまりこういうことをするタイプではありません。
ちょっと期待はしても、相手に迷惑かな?恥ずかしいかな?って思わせるような行為を、相手にさせようとはしませんでした。


それでも、今回古見さんは待った。只野くんからの感想を、「似合っている」という言葉を欲して。
何というか、こういう部分に只野くんとの信頼関係というか、距離感が縮まっていることを感じさせてくれるんですよ。
表現を変えるなら、古見さんが只野くんに少し甘えたと言っても良い。

このシーンは、ちょっとした部分でそれを表現しているのが本当に素晴らしい。
ああ、頬がどうしようもなく緩んじゃうよ!


プール行く前のやりとりなので、もちろんこの後、水着シーンもあります。
エロコメじゃないから、別にポロリはありません。
ポロリはないけど、こう……古見さんの水着姿は、尊い。


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100おっふは固い(違う漫画です)
※作中だと1億点

何というか、可愛いと美しいって同居できるんだなって感じました。
その後照れて、すぐさっと隠すのが可愛い。
最初から隠さなかったのは、いざ只野くんたちを前にして、多分恥ずかしくなったからでしょう。
そういう部分もいちいち可愛いから困る。

古見さんにとっての、只野くん

古見さんの可愛さを存分に伝えたところで、古見さんの今後に大きく関わっていくであろう只野くんに少し触れてみます。
只野くんは、古見さんの最初の友達です。
ツッコミ不在の本作において、一人で頑張ってツッコミ役をこなしています。


古見さんにとって、只野くんはもちろん友達ですが、他の友達とはやっぱり少し違ったり。
もちろんそれは、まだボーイフレンドとかそういう別の存在というわけではなくて、窓口、あるいは出口というか。


口下手な古見さんに変わって、通訳代わりのことをすることも多い只野くん。きっとこれは、窓口的な役割。
その一方で、古見さんが抱え込みがちな気持ちを外に出してくれる、出口としての役割も担っているように感じたりしています。


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普通の人があまり気にしないことを、気にしてしまう古見さんだから。
只野くんは、それを友達の中で一番分かっているから。
暗い気持ちを抱え込まないように、それを取り除く。
出口となって、古見さんの負の感情を出してあげる。
ネタにされがちな只野くんですが、こういう部分で「主人公」してくるから、憎らしい。


古見さんはコミュ症です。頑張っているけど、上手くいかないことも多いです。
でも、古見さんが「また頑張ろう」って思えるのは、こういうさりげないところで、只野くんが古見さんのちょっとした感情を救っているからなんですよ。
そういうシーンを見つけてしまうと、一人でニヤニヤしています。
良いなあ。こういう主人公が、好きなんだよなあ。


古見さんという人間を、自然と理解してくれている只野くんだから。古見さんにとっても、ちょっとだけ「特別」なんだと思います。

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書いてすぐ消してしまった文字。
今はまだ、伝えられなかったちょっとだけ「特別」な気持ち。

甘酸っぱくて悶えた。


キュンキュン必須のシーンです。
おまけに次のページ、他の友人たちが合流する間際に見せた古見さんの表情。


もうちょっとだけ、このままでも良かった。


そんな気持ちが、表情からにじみ出ていてもう、たまらなかった。
なんて素晴らしいんだ……!!
枕殴って悶えてました。ため息が出るわこんなの。

終わりに


サンデーですでに読んでいる私ですが、単行本で読んでも古見さんはやっぱり可愛い。
飽きが来ない可愛さです。
つまり素晴らしいってことだよ。


ただ単純にヒロインが可愛いのではなくて、やりとりでニヤニヤさせてくれたり、甘酸っぱい気持ちにさせてくれたり。
「古見さんは、コミュ症です。」のそういう部分が、私は本当に大好きです。
今のサンデー、マジで面白くて幸せ。


※試し読み
websunday.net
あと古見さんバレンタイン漫画、まだ未読の人がいたらそちらもぜひ!
www.shogakukan.co.jp


1巻感想
www.itutado.com

今日のおすすめ漫画

ここが青春の最前線!尊さをも感じさせる「初恋ゾンビ」が、最高なんだ!!

漫画 漫画-おすすめの漫画 漫画-初恋ゾンビ

今年のラブコメマンガ、及び青春マンガを語る上で、外せない鉄板中の鉄板漫画が発売されてしまいました。
そう、初恋ゾンビ6巻は、全ラブコメ漫画好き必見と言っても過言ではありません。
それほど、初恋ゾンビ6巻は凄すぎました。


絶賛しすぎると、かえって拒絶したくなる人がいることも分かっています。
私にも、そういう気持ちはある。
でも、騙されたと思って、初恋ゾンビを読んでもらいたい。
あるいは、この感想を最後まで読んでもらいたい。


それで興味が無かったら、仕方がありません。
予想は超える。期待は裏切らない


サンデー史、いやラブコメ史に確かに残る「青春」が、初恋ゾンビ6巻にあるのだ。

いつか、本当の気持ちをあなたへ

表紙こそ江火野さんですが、6巻のほとんどは指宿くんを中心とした話です。
誰がメインヒロインが教えてやる!という、強い気持ちの現われかもしれません。
メインヒロインってイブじゃないのか


6巻では、指宿くんと少し似た境遇を持つヒロインが登場します。
10年前から好きだけど、様々な事情からその想いを隠してしまっている……という。


それはまるで、呪いのように。
その人の前では、笑った顔しかできなくて。
本当の心を見せられなくて。本当の気持ちを伝えられなくて。


伝えたい言葉が出てこない。伝えたい気持ちが出てこない。
その姿を、指宿くんは自分に似ていると思いました。
理由は違えど、好きな人の前で自分を偽ることしかできない。女性であることを伝えられない。
ずっと、仮面を被り続けたまま。


だからこそ、その呪いを打ち破る姿を、誰よりも指宿くんはみたいのだ。


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いつか自分も、本当の気持ちを伝えられる未来を信じたくて。


連載時には気づいていませんでしたが、指宿くんが「その呪い」は自分で解くしかないと言うのが、実はポイントだったと思います。
指宿くん自身も、自分の呪いを解くには、自分で頑張るしか無いことに気がついているんですよ。
初恋ゾンビが見えなくなったら、普通の少女として過ごせる。それは間違いありません。


でも、普通の少女に戻ったところで、タロウの前で本当の気持ちを話せるかどうかは、指宿くん次第なんですよ。
タロウにだけは、本当は「女」であったことを打ち明けるつもりだった指宿くん。
色々な事情が重なって、結局それは告げられないままです。


そう、例えタロウにだけでも、本当のことを伝えたかったら指宿くんが頑張るしか無いんですよ。
指宿くんも、きっとそれは理解していたんです。でも、勇気が出ない。踏み出せない。
だからこそ、自分と似た境遇を持つ人に、道を示してほしかったのかもしれません。


指宿くんが無人島で頑張ったのは、この出来事が少し影響しているんだろうなと思ったり。
最も、指宿くんの場合はもう少し事情が複雑になってしまったので、結局伝えられなかったんですが。
指宿くんはもう、自分本位に行動できない。皆のことを、好きになりすぎちゃったんだよなあ。


ちなみに指宿くん、結婚してもしばらくは二人でイチャイチャしたいタイプだそうです。


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いやあ、なんて見事な勘違いラブコメ。


誰も指宿くんと子作りする、なんて言ってないのに(笑)
一人で勘違いして、頭を沸騰させたりする指宿くんが可愛くて大好きです。
ラブコメ力が高すぎて、指宿くん一人でラブをコメらせる話さえあった(本当)

この青春に、悶絶しよう

上述していますが、6巻は基本的に指宿くんを中心とした話です。
ただし、読者の心を掴んで離さなかったのは、もう一人のヒロイン、江火野さんでした。
最後に全てを持っていく女です。


夏休み、弟たちを連れてプールに行くタロウ。
タロウの弟は、江火野さんが初恋なので、いつも江火野さん姿の初恋ゾンビが漂っています。
ただし、しばらく合っていなかったため、その姿は薄れつつあって。


もう、分かりますよね。
タロウはプールで、江火野さんに出会ってしまうのです。


確認になりますが、江火野さんはタロウの幼なじみです。
それ以上でも、それ以下でもありませんでした。指宿くんが現れるまでは。


指宿くんが現れて、江火野さんの知らないタロウの姿が見え始めて。
それが江火野さんには、なぜか不安で、それ以上に寂しくて。
自分の知らないタロウを誰かが知っていることが、きっと苦しくて。


少しずつ、以前とは違う関係になっていく。
タロウもまた、江火野さんの魅力に、少しずつ気がついていくようになり。
ゆっくりと、けれど確実に、二人は「ただの」幼なじみではなくなっていく。


そんな二人が、プールで偶然出会って、何も起こらないわけがない。
タロウは最初、いるわけないと思っていたからか、それが弟の初恋ゾンビであると勘違いしました。
勘違いして、その姿が輝きまくっていると表現しました。


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タロウから見えた江火野さんは、キラキラと輝いていて。


本物の江火野さんに対して、めちゃくちゃ輝いている、そうタロウが認識したんですよ。
タロウも、自分がそう思ってしまったことを意識してしまっていて。
確実に、タロウが江火野さんの魅力に気づきつつあるのが伝わってきます。
変わらないはずの幼なじみの距離が、少しずつ縮まっていくのが分かる。



その後、弟の初恋ゾンビを活性化させまいと、江火野を連れ出すタロウ。
まじまじと水着姿を見た時は、省エネ男のタロウでもクラっときます。
巨乳好きではあるものの、指宿くんたちとの海でのイベントでは、それ以上大胆な姿の初恋ゾンビたちを見ていたタロウですが、そんな反応は見せませんでした。
それが今は、江火野さんの水着姿にクラっときている。


タロウ自身がそのことに気がついていなくても、彼をずっと側で見てきたイブだけは気がついていて。
当人たちだけが気づいていない……っていうのも、青春っぽくて甘酸っぱい。


弟が近づいてくる中、何とか江火野さんを隠したいタロウ。
舞台はプール。隠れる場所はすぐそこにあるのだ。


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雑音の消えた世界。全てを忘れて、見つめ合う。
お互いの目に写るのは、相手の姿だけ。
相手の瞳に吸い込まれるかのように、二人は見つめ合う。
まるで読者も水中にいるかのように、息が苦しい。呼吸を忘れて、魅入ってしまう。


綺麗だ。
それ以外の感想がぱっと出てこないくらい、そのシーンは綺麗で。
タロウと江火野さん、二人だけの世界に飲み込まれていく。


水中から顔を出し、二人して何してるんだろうねと、江火野さんが笑い出す。
その姿から、タロウは目が離せない。
そして、弟の言葉を思い出すのだ。


ずっと見てきた江火野さんの変化に、気づいていなかったタロウに対する、弟の言葉を。

兄ちゃんはさ、その性格に生まれなかったらきっと…
江火野さんのこと好きになってただろうね

心と体が、震えるのが分かる。ああ、そういうことなんだな。


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自分の心臓の音が聞こえる。
本誌掲載時にも書いているけど、何度でも書こう。
このシーンを読むたびに、何度でも言おう。


ここが青春の最前線なんだ!


全てを飲み込むシーンだった。
間違いなく、この瞬間、世界の中心に江火野さんがいた。


指宿くんも、イブのことも忘れて。
タロウと、そして読者の世界の中心には、確かに江火野さんがいた。
江火野さんしか見えなかった。


息が詰まるほどの青春が、ここにあるよってみんなに言いたい!
青春の甘酸っぱさという表現でも、これを表すには足りない。

もはやこれは、青春の爆発なのだ。


耐えられる訳がない。叫ばずにいられるわけがない。
悶えても悶えても、この熱が体に残り続けるのだ。


あまり強調されていませんが、タロウがしばらく呆然としちゃうんですよ。
魅力に、当てられてしまっている。
江火野さんの言葉にも、そっけない反応を返していて。
これほど、タロウの気持ちを読者が分かりすぎてしまうケースはまず無いでしょう。


本当に凄いものに出会った時、きっと人は言葉も忘れる。


何度も何度も、このシーンを読んでしまって。
そのたびに、目頭を熱くして。
タロウと別れた後の、江火野さんの表情は、もう読者に対する江火野さんのトドメ。


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なんでこの漫画は、こんなにも最高なんだ……!!


少し荒い呼吸は、軽く走ったせいじゃない。
江火野さんのドキドキが、紙面を飛び越えて伝わってくる。
江火野さん自身にも分からない幸福感が、表情から伝わってくる。
青春が、溢れてくる。


もう、余計な言葉はいらない。
江火野さんの表情が全てだ。この眩しさが全てだ。
読者がこの話で受け取った、発散しきれない熱が全てだ。
この青春は、もはや尊いのだ……

終わりに

自分の中の大好きが抑えられない記事になってしまいました。
指宿くんとの恋愛模様は色々と複雑ですが、江火野さんとの恋愛模様はど直球に青春。
甘酸っぱく、眩しく、ずっと見ていたい気持ちになってしまいます。


6巻はもう、本当に凄くて。
本誌で読んでいるのに、何回も読み返してしまいました。


もし、この感想で少しでも興味を持って頂けた方がいるなら、ぜひ試し読みで読んでください。
青春ラブコメが大好きな人には、きっと忘れられない漫画になるはずです。
この青春を、みんなで堪能しよう。


※試し読み
websunday.net
追記:LINE漫画が7話くらいまで読めるようです
LINE マンガは日本でのみご利用いただけます|LINE マンガ


1巻感想
このラブコメが凄い!ラブコメ好きを絶賛させている「初恋ゾンビ」は絶対に読むべき - いつかたどり着く
2巻感想
脳内彼女×省エネ男子×男装女子+◯◯◯◯!初恋を紐解いていく「初恋ゾンビ」が面白い! - いつかたどり着く
3巻感想
「初恋ゾンビ」指宿くんの、いつかたどり着く場所 - いつかたどり着く
4巻感想
ドキドキが丸見え。「初恋ゾンビ」が素晴らしいラブコメなんだ! - いつかたどり着く
5巻感想
このこじれた初恋を、僕たちは見ていたい。「初恋ゾンビ」が素晴らしいのだ - いつかたどり着く


おまけ
6巻の帯考えた人と多分仲良くなれる(笑)


今日のおすすめ漫画

「かぐや様は告らせたい」藤原書記、ママになる

漫画 漫画-かぐや様は告らせたい

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朗報です。今週のかぐや様が凄まじく面白い。


覚えている熱心な読者もいるかもしれませんが、藤原書記はTG(テーブルゲーム)部に所属しています。
遊んでいるだけの部活かと思いきや、自作でゲームを作ったりもしているようで。
今回は、藤原書記がその自作の双六を持ってきて、生徒会の面々で遊ぶというお話です。


うん、多分みんなの想像は当たっている。
藤原書記の作ったゲームだから、ろくなものじゃないんだ。

人を信じた石上会計

藤原書記が、ただゲームをしたいだけの無垢な少女なんてことはなくて、ゲームの勝敗で賭けをすることを持ちかけます。
……が、そもそも会長・かぐや様共にゲーム自体をする気なし。
当然である。
なぜならば藤原書記の作ったゲームだから。


藤原書記の説得にも応じる気配がありません。
そこで味方になったのは、まさかの石上会計。
玩具会社の息子だからこそ、作る大変さや、遊んでもらえない悲しさを理解してあげます。


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良いのか石上。

お前が守ろうとした女はこんな人間だぞ……


ま、まあ石上会計が守ろうとしたのは藤原書記じゃなくてゲームだから(震え声)
庇っておいてもらって、ボロクソにいう藤原書記の神経は明らかにまともではない。
殴りやすいボディって返す石上会計もひどいけど(笑)


だが待って欲しい。
クリエイターという人種は、まともじゃない人間も多い。
しかしそういう人間が、名作を生み出すこともあるのだ。
藤原書記も、ゲーム史に名を残す名作を生み出す可能性があるのだ。


で、石上会計が予想通り1ターン目で死亡。

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しかも救済措置……なし!


なんだこのクソゲーは!?


クソゲー過ぎて、石上書記も冷静にコメントしてしまいました。
人を信じた結果がこれである。
藤原書記を信じるから……


会長が真顔でコメントしているのがまた面白い。
お前は結構、藤原書記にお世話になっているだろ。
そこはちょっとはフォローしてやれ(笑)


ちなみに石上会計、本当にゲームからはリタイアしてしまったので解説役になっていました。
リタイアしたのに最後まで付き合ってあげるなんて、お前いい奴だな……(読者の好感度UP)

藤原書記、ママになる

さてこの双六ゲーム、結婚システムを導入しているようです。
珍しいのは、結婚するのがプレイヤー同志だということ。
ここでかぐや様と会長が素直に結婚する展開だったら、とっくに二人はくっついている。
つまりはそういうことだ。


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この満更でもない顔。魔性の女だ……

ゲームとは言え、チョロい男子ならばイチコロで惚れた上に勘違いしてしまいそうです。
私だったら少なくとも惚れるな!(笑)
ちなみに、この時のかぐや様の表情も結構凄い。
この世の終わりみたいな顔をしていました。


かぐや様、これゲームだからね。


しかし、かぐや様にとっての地獄はまだ終わらない。
結婚はゴールじゃない。始まりなのだ。家族としての……ね。


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誘ってるんじゃないのかこれは。


相手が会長以外の男子生徒だったら、悶々としてしまいそうな発言連発です。
私もこう……グッと(それ以上よくない)
こういう無防備さが、藤原書記の可愛い部分ではあるんだけど。


しかし、会長似の子供にリボンがついているのが何とも面白い。
藤原書記の特徴はやはりそれなのか……
あとは胸だな(断言)


二人の幸せそうな姿?に、かぐや様は涙を抑えることができません。
それでも、二人のめでたいことなのでご祝儀は払います。


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現ナマ出すなって!


さらっと10万を財布から出せる、お嬢様のポケットマネーが恐ろしい。
こんだけ動揺してても、会長はまるで気づく気配がない。
ゲームで結婚したり子供が生まれたことを恥ずかしがってないで、もっとかぐや様のこと見ろや!


ちなみに、この後会長は藤原書記に9人も産ませています。
ハッスルしすぎです。
どんだけ野球チーム作ることにこだわりがあるんだ……
※会長は以前、子供は野球チームができるくらい欲しいという発言をしています


かぐや様は多分、ちゃんとそれを覚えている。
藤原書記が9人も産んだ……自分が産みたかった……とか思ってそう。
もう1回書くけど、これゲームだから!


藤原書記が出産ワードが出た後、お腹に手を当ててる感じがこう……個人的には……良いんだ

終わりに


今週のかぐや様は告らせたいは、正直面白すぎでした。
もう何回笑ってしまったんだ、というレベル。
凄い破壊力だった。
そしてかぐや様は終始顔芸してたみたいだった……(笑)


木曜日はもう、かぐや様が載っているヤングジャンプが読めるというのが素晴らしい。
かぐや様も藤原書記も可愛くて、もう困っちゃうなあ(笑顔)


※試し読み
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今日のおすすめマンガ

その輝きは、誰に恋しているからなのか。「初恋ゾンビ」が切なくて、苦しい

漫画 漫画-初恋ゾンビ

私は江火野さん好きである。


なので、初恋ゾンビの感想を書く時の多くは、江火野さんにスポットが当たっている話が多い。
しかし、江火野さん好きである私でも、時折指宿くんが見せてくる「切なさ」に苦しくなってしまう。


江火野さんにももちろん切なさを感じるシーンはありますが、彼女の場合は青春の甘酸っぱさを感じさせるシーンが今のところ多い。
一方指宿くんは、男性と偽っているというハンデから、想いを素直に伝えることができない部分があり、そのあたりに強く切なさを感じています。


今回の話でも、私は指宿くんにどうしようもない切なさを感じてしまいました。
指宿くんの苦しさが、紙面を越して伝わってきて。


それはきっと、薄々感じていたこと。気づかないようにしていたこと。
読み終わった後、私は指宿くんにかけるべき言葉見つからなかった……

タロウの選択

先週からタロウと指宿くんは、初恋ゾンビが見えるようになったタロウの曽祖父の元を訪れます。
そこにいたのは、エロじじいと、イブ以上の自我を持った初恋ゾンビ「キョーコ」でした。


初恋ゾンビが見えなくなって、今また再び初恋ゾンビが見えるようになったというタロウの曽祖父。
目的としては、どうやったら「初恋ゾンビが見えなくなるのか」を知ることでした。
指宿くんを苦しめ続けた初恋ゾンビからの、開放。


そうすることで、指宿くんは一人の女性としての歩み始めることができる。
タロウに女の子として接することができる。
その方法を指宿くんが知りたいと思うのは、当然のことでしょう。


ただ、ここで1つ物語の方向を決定づける発言をタロウがしているんですよ。
言い淀むことなく、はっきりとその事実を指宿くんに告げる。


初恋ゾンビが見えなくなる方法がわかっても、実行はしないということを。


それを聞いたときの指宿くんの表情が、驚いているものの、驚きすぎてはいない。
きっとそれは、ある程度想定していた答えだったかなのでしょう。


理由も、もう分かっている。なぜなら、指宿くんでさえそういう気持ちが多少はあるからだ。


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イブの側にいるため。側にいてもらうため。


最近の「タロウにとってのイブ」を見ると、読者からしてもその理由は全く不思議ではありません。
イブにずっといて欲しいと思っていることも、作中で明らかにされています。


イブのために耐える。
指宿くんのその問いに、タロウは答えません。
指宿くんもまた、それ以上追求したりはしません。


多分、お互いにそれ以上の「理由」を出したくなかったのでしょう。

ともあれ、タロウの選択は、イブと共に歩むことでした。
もちろん、「共に」の形はまだ定まっていませんが、1つの大きな選択であることは間違いありません。
この選択が、イブや指宿くんだけではなく、江火野さんとどう関わってくるのか、非常に注目です。

その輝きの元は、指宿くんじゃない

初恋ゾンビの輝きは、相手をどれだけ好きかという想いに比例します。
初恋の相手を未だに強く想っているのならばその初恋ゾンビは強く輝き、逆ならばただ浮かんでいるだけの存在で。


タロウの初恋ゾンビであるイブは、キラキラと輝いています。
それはタロウがまだ自分を想っていてくれている証拠、そんな風に指宿くんは思っていました。
タロウもまた、その認識です。


ただ、祖父の初恋ゾンビと出会った時に、指宿くんだけが、ある事実に気がついてしまいます。
曽祖父が、初恋ゾンビの元となっている人物と、ほとんど面識が無かったということを聞いた時に。


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この時点で、正直まだ私も全容が見えていなかったのに、指宿くんだけが何かに気づいている。
それは、薄々感づいていたこと。気づかないようにしていたこと。
そしてきっと、分かりたくなかったこと。


一度は輝きを失った「初恋ゾンビ」のキョーコ。
曽祖父が疲れ果てた時、久しぶりに目があって、ずっと側にいてくれと言われた時。
初恋ゾンビを通して「キョーコ」を見るのではなく、「初恋ゾンビのキョーコ」を見るようになった時。
初恋ゾンビのキョーコは輝きを取り戻したという。


指宿くんが、話の途中で席を立つ。
ここでようやく、話が繋がった。指宿くんの思っていることが分かってしまった。
それでも、言葉にしたくなかった。それを認めてしまえば、どうしようもないくらいの切なさが生まれてしまうからだ。


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言葉にできない切なさが、紙面からにじみ出ていた。


イブの輝きこそ、タロウがかつての自分を想っていてくれていることの証明だと思っていた。
キラキラと輝いていたイブを見て、嬉しいと思った。
でもそれが、「イブ」に対するタロウの恋愛感情からくる輝きだと気づいてしまって。

悔しいのだろうか。悲しいのだろうか。
分からない。
ただ、次のページの指宿くんの表情から、言葉にできない苦しさが伝わってきた。


指宿くんの気持ちを考えると、切なくて苦しい。
タロウがまだ、その事実に気づいていないのがまた切なさを増加させているのだ。
タロウ自身は、まだ指宿くんに対する気持ちを整理できていないと思っていて、イブそのものに恋している事実に気がついていないのだ。
あるいは、気づかないようにしているか。


ああ、呼吸が苦しくなるくらい、これは切なすぎる。
会話の途中で席を立ち、駆け出した気持ちがよく分かる。
どうしようもない感情が、胸に広がっていくのが伝わってくる。
これが切なくないわけがない。


胸の痛む音が聞こえた。
指宿くんにかけるべき言葉を、私はまだ見つけられない。

終わりに

物語の根幹に大きく関わってくるような話でした。
最も、あと2話くらいはこのシリーズが続くと思われるので、何かの形で指宿くんの心を救うような展開があるかもしれません。
キョーコの依頼が、何かしらのアンサーに関わってくるのでしょう。


イブそのものにタロウが恋しているとしても、イブと指宿くんはやっぱり無関係ではなくて。
無関係じゃないからこそ、江火野さんと違って指宿くんにときめいた時はイブが停止しない。
……とかね。じゃないと指宿くんが救われない。


そうそう、6巻の表紙出ました!江火野さんが可愛い!!


※試し読み
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今日のおすすめ漫画

「暁のヨナ」心の痛む音が聞こえた

漫画 暁のヨナ

暁のヨナ22巻が発売されて、またもそこそこ経ってしまいました。
それでも、暁のヨナの感想は書かずにはいられない。


22巻は、ヨナとハクの気持ちが引き出される巻でした。
ヨナは、同年代の少女・リリによって。
ハクは、仲間たちと……あの簪によって。


ヨナの気持ちは、ここまで長かったなあと思わず笑顔になって。
ハクの気持ちは、心が痛む音が聞こえてくるくらい、苦しくて。


二人の気持ちに着目して、22巻を振り返ってみます。

※21巻感想
www.itutado.com

違う「すき」を辿って、辿り着いた「すき」

22巻では、ヨナが遂に、ハクに対する自分の感情が何であるかを認めました。
それが、恋愛の「すき」であることを。


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このヨナの反応に、もうニヤニヤが隠せない。
近すぎた分、自覚するのも時間がかかって。
その上、すでに関係が出来上がっているからどうしたいか、どうなっていきたいかもよく分からないというのが伝わってきます。


凛々しいヨナがハクについての話になると、こんなにも可愛い表情を見せるから困る(笑顔)
恋する乙女は絶対的に正義なのだ。


ヨナは以前、スウォンのことが好きでした。それは間違いありません。
人を好きになることを知っていたヨナが、なぜハクのことが好きだと気づくのに時間がかかったか。
それはやはり、ハクへの「すき」は、違う「すき」を辿ってたどり着いた「すき」だからなのでしょう。


スウォンへの好きは、多分物心着いたころには抱いていた想い。
ある意味憧れに似た気持ちが、好きへと昇華したものでしょう。
だからこそ、スウォンへの好きはどこかキラキラと眩しいものがありました。


一方、ハクへの好きは、スタートラインが違います。
友達あるいは従者。そういう信頼関係から来る「すき」がスタートラインです。


好きという言葉は、恋愛面だけでなく友達として、仲間としても使います。
スウォンへの好きは前者で、ハクへの好きは後者。
確かに恋愛の「すき」が強いかもしれない。けれど、それ以外の「すき」が負けるわけでもない。
同じく、そこに存在するものだから


苦楽を共にしたという言葉では足りないほど、絶望も希望も、共有してきた二人。
友達の、仲間としての「すき」を辿って、恋愛の「すき」にたどり着いたヨナ。
それはきっと、これまで経験してきた「好き」の範囲に収まらない感情なのでしょう。


友達の「すき」と、恋愛の「すき」が混ざり合って、1つの強い「すき」を作る。
それはきっと、最強の「すき」なんだと感じました。


好きだと自覚してからのヨナがもう、本当に可愛くて。


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こういうちょっとしたシーンでも、ヨナがドキドキしているのが分かる。
恥ずかしさもあるでしょう。けれど、隠しきれない嬉しさもある。
長い旅を経て、ヨナの気持ちが1つの答えにたどり着いた巻でした。


でもハクは拗らせてるからね。多分そう簡単にお互い好きでした!にはならない。
※後述するかも

一番許せなかったこと

ヨナがハクへの好意を認める一方で、21巻に引き続き、ハクは少しずつ過去と、夢見た未来と向き合うようになっていきます。
思い出すのは、スウォンといる風景。
まるで空を連想させるかのような、スウォンの広さ。


自分とは違う、大きな人間であることをひしひしと感じていて。
その姿は、近いのに遠い。


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遠くに見えるその背中を、ハクは追いかけようと思っていた。支えようと思っていた。
自分のヨナへの気持ちを押し殺してでも、側にいたかった。
スウォンに、王になって欲しかった。


ハクのそういった気持ちを裏切ったスウォンを、許せないのは当然だと思っていました。
夢見た未来を、踏みにじったことが許せないのだと。


それは、間違いではありません。
ただ、ハクが一番許せなかったのは、やはりヨナに対する行為だったようです。
ヨナの父であるイル陛下を殺した日に、ヨナに簪を送っていたことが、ハクにはどうしても許せなくて。


ユンくんの珍しい不手際で、谷底に落ちてしまった簪を取りに、ハクが谷底に飛び込んだ時。
遠くなる意識の中、スウォンのことを考える。


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心の痛む音が聞こえる。
締め付けられるような痛みが、伝わってくる。


特別だと思っていた。特別だと信じていた。
スウォンの、ヨナへの気持ちが。
だからこそ、気持ちを押し殺した。だからこそ、任せた。
きっと幸せにしてくれる。きっと大切にしてくれる。


それを全て踏みにじって。秘密を守るために、ヨナを殺そうとまでして。
悲しかった。
憎いではなく、悲しかったとハクが表現した時、どうしようもないくらい切なくて、苦しくなりました。


どれだけスウォンを信じていたかが伝わってくる。
どれだけスウォンが好きだったかが伝わってくる。


積み上げてきたものが、崩れるような感覚だったでしょう。
ハクもまた、ヨナ以上に苦しかったことが想像できます。


ある意味では、ハクがヨナを支えてきたように見えて、ハクにとってもまた、ヨナが支えだったのかもしれません。
ヨナを守り抜くという意思が、ハクを支える力になっていても不思議ではないでしょう。


最も、今は少し違います。
ハクを支えているのは、ヨナだけではありません。
今、ハクが笑えているのは間違いなく四龍と、ユンくん、それにアオがいるからです。


一人で背負い込まなくても、頼れる仲間がいる。
一緒に笑える、友がいる。


それが今のハクを形作る、大きな要因になっているのが、作中の端々から伝わってきます。
風の部族とは違う、もう1つのハクの帰る場所。
憎しみも悲しみも、すぐには消えるものではありません。一生消えないものかもしれません。


それでも、一緒にいることで和らぐことはある。安らぐことはある。
深い悲しみだけではなく、そういった「救い」も暗示されていたように感じました。

終わりに


改めて、私は本当にこの作品が大好きなんだと実感する巻でした。
22巻分の積み重ねが、様々な形で実ってきているのを見ると、思わず熱いものが込み上げてきます。


特に、ハクがね。
苦しんできたのが分かってから、何とかみんなでそれを救ってあげようとしているのが伝わってきて。
ヨナだけじゃなくて、仲間たちもハクのことが大好きで、支えてあげたいと思っているのが良いんですよ。


あとは、ヨナの好意を知っても、スウォンが好きだった過去を知っているから、ハクは素直にそれを受け止めきれないかもしれません。
多分それはハク自身だけではどうしようもなくて、ヨナと二人で、二人の「すき」の形を作っていかなければいけないんだろうなと思います。


女性の方にこの感想がどう写るかは分かりませんが、アラサー男性が読む暁のヨナ22巻はこんな感想です。
アラサー男性諸君、暁のヨナを読もう!


※試し読み

comic.pixiv.net

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