マンションを探しをテーマにした漫画を、今まで読んだことはありますか?
私はありませんでした。
プリンセスメゾンでは、お一人様の女性が理想のマンションを探す様を描いています。
- 作者: 池辺葵
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2015/05/12
- メディア: コミック
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独特の空気感があり、触れていて心地良い。良い漫画に出会ってしまった。
思わず不動産屋に行きたくなる、主人公の姿
主人公とも言うべきポジションの沼越さんは、お一人様の女性です。
彼女の休みの日課は、マンション探し。
理想の地を求めて、たくさんのマンションを見学しています。
マンションを探す彼女の姿を、この漫画では非常に印象的に描いています。
マンションを見学しに行く道中すらも、彼女は非常に楽しそうで。
足取りも、心も軽やかです。
目的のマンションを見つめる目は、本当にキラキラしている。
いかに彼女の心が踊っているかが、読んできて伝わってきます。
もちろん、実際にマンションの中に入っても彼女は楽しそうです。
もう可愛いなあ。
頷く仕草は、言葉を発しなくても「良い」ということを表現しています。
お風呂場で足を存分に伸ばせるということは、実に良いことですからね。
それを不動産屋の前で恥ずかしがることなくする姿は、ちょっとカッコ良い。
なにせ彼女は鉄の心の持ち主です。カップル向けの物件だろうが家族向けの物件だろうが、お一人様で乗り込んで存分に見学していくのですから。
鉄の心は、こんなシーンでも読み取れます。
彼女のマンションを購入する決意は、非常に硬い。
年収が低くたって、関係ない。
マンションを買うという目標に向かって、彼女は真っ直ぐに努力しています。
そこに悲観はない。あるのは、明確な目標だけ。
強い沼越さんですが、不動産の人たちとのやりとりで、嬉しくなってふと見せる照れた笑顔が、最高に可愛かったりします。
こんなに理想のマンションに出会って欲しいと思わせる漫画、他にないでしょ。
派手さはありませんが、浸っていたい心地良い空気を体験できる漫画でした。
ちょっとマンション欲しくなりますね(通帳取り出してそっと閉じたけど)
webで読める作品なので、まずは1話を読んで頂ければと。