つるつるとザラザラの間。
いま、わたしを最も悶えさせる漫画の名前である。
とどこぞのサッカーコラムを言葉をちょっと使いたくなるくらい、今更ながらつるザラにはまっております。
いやあ、昨年?から漫画感想ブログ界隈では絶賛されてましたね。
へー、そうなんですかー。とか受け答えしてから読まないまま1年が経過していました。
すぐに読まなかったことを後悔しました。人生における大きな損失です。
まず、ヒロインが可愛いのですよ。あ、名前はさやちゃんです。
男子校に所属する主人公・環をさやちゃんが逆ナンするところから物語はスタートします。
環の純情が踏みにじられるドス黒い展開をちょっと期待していましたが、そんなこともなくさやちゃんはただただ良い子でした。
一緒に蛇の脱皮を見るという行為も、普通の女の子はデートとは認識しないでしょう。
もっと喋ったり、一緒に歩いたり。環とそういった普通のことをしたかったさやちゃん。
だから彼女にとっては、一緒に蛇の脱皮を見ることもデートなのでした。
蛇の脱皮を一緒に見るのは普通じゃないというのを忘れてしまうくらい、さやちゃんて可愛いなあと思いました。
しかし後に分かることですが、むしろさやちゃん的には最善のデートとも言えるのでしょう。
彼女は大の爬虫類好きなのですから。
ちなみに環は爬虫類が苦手。これは大変な恋が始まりますね(笑顔)
女性慣れしてない環が、さやちゃんと名前で呼ぶのに苦労する話とかもう憤死です。
女性に名前+くんづけとか、中学生くらいで初体験を迎えるとコスモを感じても仕方ない
それくらいの感動体験ってことです。読んでいて何かをこじらせそうです。
そんな幸せの中にいても、生きていると、何かこう無性に寂しくなる経験って誰だってあると思います。
環は、以前さやちゃんが助けたカエルと実験の解剖に使われたカエルの何が違うのか考えているうちに、急に寂しくなりました。
この出来事って、因果関係が本来なら分かりづらい気もするんですが、なぜか腑に落ちるんですよ。
それはやっぱり、寂しさや虚しさって、唐突に来るものだからなのかなって思ったり。
いつもの待ち合わせ場所じゃなくて、学校までさやちゃんを迎えに行ってしまった環。
様子を見れば、何かあったのだろうと想像はつくでしょう。
でも何も聞かずに、普通に接してくれるさやちゃん。
もうこの場面は、床を転げまわるほど悶えてました。床がフローリングだとちょっと痛い(どうでもいい)
環があまり言いたくなくて、あるいは言葉にしづらくてというのを言わずとも理解してくれてるんですよ。
その中で自分に何ができるかを考えて、普通に接しているんですよ。
もうね、この笑顔で救われちゃいますよ環。
環がもっていた寂しさ・虚しさをすぐに埋めちゃう凄い女の子なんですよ、さやちゃんは!
そんな可愛いさやちゃんも、油断ならない一面を持っていたりします。
さやちゃんの家に行った際、さやちゃんの姉と妹に遭遇。
「どの子が一番可愛いか」というペットに対する問いを、三姉妹に対する問いだと勘違いし、やっぱりさやちゃんが……的なことを答えかける環ですが、寸前のところで中断されます。
バレなかった……、そう思っていた時期が環にも読者にもありました。
ああもう何だよこのバカップル。私を悶え殺す気か!!
さやちゃんは「にんまー」的な笑いですが、私の方はもう頬が溶けるくらいにんまーだよ。
壁を殴りたくなるレベルで悶ました。何だよこのヒロイン、可愛すぎるだろ。
何だよこの展開!本当にありがとうございます!!(笑顔)
もう涙が出そうになるくらい悶えますが、1巻ラストの展開もたまらない。
隠していたつもりの環ですが、実はさやちゃん、環が爬虫類を苦手としていることを知っていました。
その姿も含めて、環が好きだと。
では、なぜ彼女は環が言っていないことを知っていたのでしょうか?
ベランダから叫んでやろうかと思いました。今ディズニーにそこそこ近い場所に住んでいるので、そこでイチャついているであろうカップルに聞こえるくらいの声で叫びたかった。
キュンなんてレベルじゃない。キュンキュンキュンだよ!
ハートのど真ん中を狙い打つというのは、まさにこういうことでしょう。
照れたさやちゃんが可愛すぎて、尋常じゃないくらいニヤけました。
悶え死にそうになりながらも、もっとこの二人を見たくて逆に生きる力が湧くレベルです。
この漫画、最高だな!
最近悶えてないなあ……という人はこの漫画を読んでください。いや読むべきです。
ちなみに表紙から思っていたことですが、さやちゃんの制服姿、とっても可愛いです。
上品な感じに短いスカートが可愛い。
もうさやちゃんに、つるザラに悶えすぎてますますこじらせました(何かを)
※この記事はFC2の別ブログからの転記です。