いつかたどり着く

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漫画とかの駄文書く。

ここが青春の最前線!尊さをも感じさせる「初恋ゾンビ」が、最高なんだ!!

今年のラブコメマンガ、及び青春マンガを語る上で、外せない鉄板中の鉄板漫画が発売されてしまいました。
そう、初恋ゾンビ6巻は、全ラブコメ漫画好き必見と言っても過言ではありません。
それほど、初恋ゾンビ6巻は凄すぎました。


絶賛しすぎると、かえって拒絶したくなる人がいることも分かっています。
私にも、そういう気持ちはある。
でも、騙されたと思って、初恋ゾンビを読んでもらいたい。
あるいは、この感想を最後まで読んでもらいたい。


それで興味が無かったら、仕方がありません。
予想は超える。期待は裏切らない


サンデー史、いやラブコメ史に確かに残る「青春」が、初恋ゾンビ6巻にあるのだ。

いつか、本当の気持ちをあなたへ

表紙こそ江火野さんですが、6巻のほとんどは指宿くんを中心とした話です。
誰がメインヒロインが教えてやる!という、強い気持ちの現われかもしれません。
メインヒロインってイブじゃないのか


6巻では、指宿くんと少し似た境遇を持つヒロインが登場します。
10年前から好きだけど、様々な事情からその想いを隠してしまっている……という。


それはまるで、呪いのように。
その人の前では、笑った顔しかできなくて。
本当の心を見せられなくて。本当の気持ちを伝えられなくて。


伝えたい言葉が出てこない。伝えたい気持ちが出てこない。
その姿を、指宿くんは自分に似ていると思いました。
理由は違えど、好きな人の前で自分を偽ることしかできない。女性であることを伝えられない。
ずっと、仮面を被り続けたまま。


だからこそ、その呪いを打ち破る姿を、誰よりも指宿くんはみたいのだ。


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いつか自分も、本当の気持ちを伝えられる未来を信じたくて。


連載時には気づいていませんでしたが、指宿くんが「その呪い」は自分で解くしかないと言うのが、実はポイントだったと思います。
指宿くん自身も、自分の呪いを解くには、自分で頑張るしか無いことに気がついているんですよ。
初恋ゾンビが見えなくなったら、普通の少女として過ごせる。それは間違いありません。


でも、普通の少女に戻ったところで、タロウの前で本当の気持ちを話せるかどうかは、指宿くん次第なんですよ。
タロウにだけは、本当は「女」であったことを打ち明けるつもりだった指宿くん。
色々な事情が重なって、結局それは告げられないままです。


そう、例えタロウにだけでも、本当のことを伝えたかったら指宿くんが頑張るしか無いんですよ。
指宿くんも、きっとそれは理解していたんです。でも、勇気が出ない。踏み出せない。
だからこそ、自分と似た境遇を持つ人に、道を示してほしかったのかもしれません。


指宿くんが無人島で頑張ったのは、この出来事が少し影響しているんだろうなと思ったり。
最も、指宿くんの場合はもう少し事情が複雑になってしまったので、結局伝えられなかったんですが。
指宿くんはもう、自分本位に行動できない。皆のことを、好きになりすぎちゃったんだよなあ。


ちなみに指宿くん、結婚してもしばらくは二人でイチャイチャしたいタイプだそうです。


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いやあ、なんて見事な勘違いラブコメ。


誰も指宿くんと子作りする、なんて言ってないのに(笑)
一人で勘違いして、頭を沸騰させたりする指宿くんが可愛くて大好きです。
ラブコメ力が高すぎて、指宿くん一人でラブをコメらせる話さえあった(本当)

この青春に、悶絶しよう

上述していますが、6巻は基本的に指宿くんを中心とした話です。
ただし、読者の心を掴んで離さなかったのは、もう一人のヒロイン、江火野さんでした。
最後に全てを持っていく女です。


夏休み、弟たちを連れてプールに行くタロウ。
タロウの弟は、江火野さんが初恋なので、いつも江火野さん姿の初恋ゾンビが漂っています。
ただし、しばらく合っていなかったため、その姿は薄れつつあって。


もう、分かりますよね。
タロウはプールで、江火野さんに出会ってしまうのです。


確認になりますが、江火野さんはタロウの幼なじみです。
それ以上でも、それ以下でもありませんでした。指宿くんが現れるまでは。


指宿くんが現れて、江火野さんの知らないタロウの姿が見え始めて。
それが江火野さんには、なぜか不安で、それ以上に寂しくて。
自分の知らないタロウを誰かが知っていることが、きっと苦しくて。


少しずつ、以前とは違う関係になっていく。
タロウもまた、江火野さんの魅力に、少しずつ気がついていくようになり。
ゆっくりと、けれど確実に、二人は「ただの」幼なじみではなくなっていく。


そんな二人が、プールで偶然出会って、何も起こらないわけがない。
タロウは最初、いるわけないと思っていたからか、それが弟の初恋ゾンビであると勘違いしました。
勘違いして、その姿が輝きまくっていると表現しました。


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タロウから見えた江火野さんは、キラキラと輝いていて。


本物の江火野さんに対して、めちゃくちゃ輝いている、そうタロウが認識したんですよ。
タロウも、自分がそう思ってしまったことを意識してしまっていて。
確実に、タロウが江火野さんの魅力に気づきつつあるのが伝わってきます。
変わらないはずの幼なじみの距離が、少しずつ縮まっていくのが分かる。



その後、弟の初恋ゾンビを活性化させまいと、江火野を連れ出すタロウ。
まじまじと水着姿を見た時は、省エネ男のタロウでもクラっときます。
巨乳好きではあるものの、指宿くんたちとの海でのイベントでは、それ以上大胆な姿の初恋ゾンビたちを見ていたタロウですが、そんな反応は見せませんでした。
それが今は、江火野さんの水着姿にクラっときている。


タロウ自身がそのことに気がついていなくても、彼をずっと側で見てきたイブだけは気がついていて。
当人たちだけが気づいていない……っていうのも、青春っぽくて甘酸っぱい。


弟が近づいてくる中、何とか江火野さんを隠したいタロウ。
舞台はプール。隠れる場所はすぐそこにあるのだ。


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雑音の消えた世界。全てを忘れて、見つめ合う。
お互いの目に写るのは、相手の姿だけ。
相手の瞳に吸い込まれるかのように、二人は見つめ合う。
まるで読者も水中にいるかのように、息が苦しい。呼吸を忘れて、魅入ってしまう。


綺麗だ。
それ以外の感想がぱっと出てこないくらい、そのシーンは綺麗で。
タロウと江火野さん、二人だけの世界に飲み込まれていく。


水中から顔を出し、二人して何してるんだろうねと、江火野さんが笑い出す。
その姿から、タロウは目が離せない。
そして、弟の言葉を思い出すのだ。


ずっと見てきた江火野さんの変化に、気づいていなかったタロウに対する、弟の言葉を。

兄ちゃんはさ、その性格に生まれなかったらきっと…
江火野さんのこと好きになってただろうね

心と体が、震えるのが分かる。ああ、そういうことなんだな。


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自分の心臓の音が聞こえる。
本誌掲載時にも書いているけど、何度でも書こう。
このシーンを読むたびに、何度でも言おう。


ここが青春の最前線なんだ!


全てを飲み込むシーンだった。
間違いなく、この瞬間、世界の中心に江火野さんがいた。


指宿くんも、イブのことも忘れて。
タロウと、そして読者の世界の中心には、確かに江火野さんがいた。
江火野さんしか見えなかった。


息が詰まるほどの青春が、ここにあるよってみんなに言いたい!
青春の甘酸っぱさという表現でも、これを表すには足りない。

もはやこれは、青春の爆発なのだ。


耐えられる訳がない。叫ばずにいられるわけがない。
悶えても悶えても、この熱が体に残り続けるのだ。


あまり強調されていませんが、タロウがしばらく呆然としちゃうんですよ。
魅力に、当てられてしまっている。
江火野さんの言葉にも、そっけない反応を返していて。
これほど、タロウの気持ちを読者が分かりすぎてしまうケースはまず無いでしょう。


本当に凄いものに出会った時、きっと人は言葉も忘れる。


何度も何度も、このシーンを読んでしまって。
そのたびに、目頭を熱くして。
タロウと別れた後の、江火野さんの表情は、もう読者に対する江火野さんのトドメ。


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なんでこの漫画は、こんなにも最高なんだ……!!


少し荒い呼吸は、軽く走ったせいじゃない。
江火野さんのドキドキが、紙面を飛び越えて伝わってくる。
江火野さん自身にも分からない幸福感が、表情から伝わってくる。
青春が、溢れてくる。


もう、余計な言葉はいらない。
江火野さんの表情が全てだ。この眩しさが全てだ。
読者がこの話で受け取った、発散しきれない熱が全てだ。
この青春は、もはや尊いのだ……

終わりに

自分の中の大好きが抑えられない記事になってしまいました。
指宿くんとの恋愛模様は色々と複雑ですが、江火野さんとの恋愛模様はど直球に青春。
甘酸っぱく、眩しく、ずっと見ていたい気持ちになってしまいます。


6巻はもう、本当に凄くて。
本誌で読んでいるのに、何回も読み返してしまいました。


もし、この感想で少しでも興味を持って頂けた方がいるなら、ぜひ試し読みで読んでください。
青春ラブコメが大好きな人には、きっと忘れられない漫画になるはずです。
この青春を、みんなで堪能しよう。


※試し読み
websunday.net
追記:LINE漫画が7話くらいまで読めるようです
LINE マンガは日本でのみご利用いただけます|LINE マンガ


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おまけ
6巻の帯考えた人と多分仲良くなれる(笑)


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