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このヒロインがヤバイ!表紙からただならぬ雰囲気があふれる「桜葉先輩は初恋」が凄かった

事件です。とんでもないヒロインが誕生してしまいました。
web漫画サイト「サンデーうぇぶり」にはクセのあるヒロインが大勢いたりするのですが、その中でも図抜けて普通ではないヒロインが存在します。
それが、「桜葉先輩は初恋」の桜葉先輩です。


※桜葉であって桜庭じゃないです。サンデー読者は間違えないように(サッカー漫画のあいつとは違う漢字です)


何が普通じゃないかって?
いやもう、文字で書き起こすより単行本の表紙を見てもらったら一目瞭然です。


桜葉先輩は初恋(1) (少年サンデーコミックス)
小学館 (2017-02-10)
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うん。伝わったでしょう?


コイツはヤバイ。

久々に、表紙からデンジャラスな空気を感じ取ってしまいました。
何なんだこのヒロインは。
もう、表紙からすでに読者は疑問を持ってしまうわけですよ。


お前は一体何を舐める気なんだと。


カバー裏では、何を舐めるか読者に成り代わって誰かが質問しています。
……恥ずかしがって答えられない桜葉先輩。
違うと思ってはいるけど、いかがわしいものではないよね!?(単行本読めば分かります)

桜葉先輩のここがヤバイ!


この物語は、ごく普通の大人しい一ノ瀬と、才色兼備で学園のマドンナと噂される桜葉先輩の恋物語です。
まあ作品を読む限り、桜葉先輩のどこにマドンナ要素があるのかと問い詰めたい。
基本的に、読者は一ノ瀬くん目線で物語を見るため、ヒロインのデンジャラスっぷりしか正直記憶にない。
学園のマドンナ要素は皆無である。

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学園のマドンナはそんな場所を走らない(確信)


そんな場所を走るのは、マドンナの忠実なしもべとかの忍者が走る場所である。
普通のヒロインが走る領域じゃない。
主人公が恐怖するのも当然の場面。


この漫画はラブコメですよ桜葉先輩!


しかし、桜葉先輩という人物は、既存のラブコメのヒロイン枠に収まるような人物ではないのだ。
普通なんか知るかとでも言うように、好き放題やっていきます。(本人は普通のつもりらしい)
帯には、「そんな彼女がクセになる!!」と書いてました。
ほんとぉ?


一ノ瀬くんが寝ている間に部屋に突撃して、布団に潜り込んでるようなヒロインですよ?(しかも下半身の方)
エロ漫画でしか見たこと無いよ、そのシチュエーション。
全年齢対象のモーニングコールで安心しちゃった。


何が凄いって、一ノ瀬くんが起きてから一番最初にしたことが、脱いだパジャマを制服の下に隠して持ち帰ろうとしたことである。
せめてカバンに隠そう。
でも、この自重しない感じが楽しい。
あれ、クセになりつつある?


それにしても、パジャマなんて持ち帰ってどうするんでしょうか。匂い嗅ぐのかな、やっぱり。


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最後のかじるに、思わずツッコミ入れてしまう一ノ瀬くんの気持ちが分かりすぎる。

もう読者もね、見ると嗅ぐくらいの行為じゃ驚かなくなってる。
開始数分で教育完了されてます。
ひょっとして、読者をアブノーマルな道に調教する漫画だった……?(否定できない)


こんな風に、危ういくらい桜葉先輩は一ノ瀬くんのことが大好きなわけですが、その奇妙な行動の背景に好意があると思うと、おかしな行動も可愛く思えてくる。


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このシーンが本当に大好き。絶対笑うじゃねーかよ!


完全におかしな人である。
これを発見した時の気持ちを想像して見よう。言葉が出てこない。
しかし、私もすでに訓練された読者。


椅子のほうが、密着時間が長いと桜葉先輩に伝えたい。しかも椅子なら、触れる部分はお尻です。
こっちの方が、桜葉先輩には嬉しいはず。
一ノ瀬くんのお尻に敷かれる……ウフ♡みたいな展開が容易に想像できる。


クセになるというか、もはや桜葉先輩の奇行をキメたくなるようになってしまった……

桜葉先輩を愛でよう

桜葉先輩をキメてしまっている私ですが、あえて書きたい。
桜葉先輩を愛でたいと。
桜葉先輩は、ヤンデレ気質かつストーカー気質の問題ありありなヒロインですが、一ノ瀬くんが本当に大好きで、更には初恋だからどうするのが良いか分からないというのが行動の大元にあります。


分からないけど、話したい。触れたい。
そういった気持ちを、正直に表現しているだけなんです。
……正直に表現しすぎでもあるんですが(笑)


だから、意外なところでピュアだったり、ちょっと抜けているところがあったり。
そういう部分が、ちょっとしたギャップになって、可愛いと思ってしまうのかもしれません。
個人的に、それを実感したのは初めてのデート回でした。


デート回では、外ということもあって、暴走は控えめ。
あくまで控えめです(この漫画基準では)
桜葉先輩も、いつもの制服姿とは当然違う格好で登場します。

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デートの時、主人公のフェチズムをギリギリまで追求してくれる、勉強熱心なヒロインですよ。
可愛いじゃないですか。
若干重いのは否定できませんが、可愛いから……良いよね?


一ノ瀬くんも、完全に同じ理由で許容しました。
読者と一ノ瀬くんのシンクロ率が100%に仕上がっています。


この話で最高に好きなシーンがあります。
デートでプリクラを取ろうとする二人ですが、前のカップルが中でキスしているのを見て、恥ずかしすぎて桜葉先輩が逃走。
たどり着いた先が凄かった。


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なんでそうなるんだよ!!

この桜葉先輩が最高に可愛くてニヤけた。
それで良いなら良いけどさ。
一人ずつだよ、その写真は!?


でも、桜葉先輩が楽しそうなので何よりです。
妙に幼い部分もあって、そこが何か可愛い。
何というか、付き合ったら色々したかったというのが伝わってきて、桜葉先輩も普通に恋する乙女なんだということが分かる。


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普通の恋する乙女は、相合傘スタンバイしたりしないけどな!


どんだけ相合傘したかったんだろうか。


下駄箱付近で待機するなら分かりますが、廊下で差した状態でスタンバイしているとか前代未聞である。
学園のマドンナですよね?
その設定まだ生きてますか?


というか、プリクラもそれくらい頑張れよ!!


と思わずツッコミを入れてしまうくらい、桜葉先輩は可愛いのである。
駄目可愛いと言っても良い。
こんな桜葉先輩がちょいちょい見ることができるから、読者はいつの間にか桜葉先輩を愛でてしまうのだ。
破壊力抜群のギャップに、やられてしまうのだ。


翻弄されながら。困惑させられながら。
私たちは、桜葉先輩を愛でずにはいられない。

終わりに

桜葉先輩の紹介ばかりになってしまったけど、この漫画の8割は桜葉先輩でできているから仕方ない。
一ノ瀬くんは読者代表です。ツッコミです。
壁ドンもする側じゃなくてされる側です。


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むしろヒロインは一ノ瀬くんだった?


さて、簡単にまとめると、読んでいて非常に楽しい漫画です。
なんでそうなるんだ!ってツッコミながら読まずにはいられません。
サンデーうぇぶりも、良い漫画作ってくれたなあもう!


中毒性抜群、超個性派ヒロインラブコメが始まってしまっています。
多くの人にとって、桜葉先輩レベルのラブコメヒロインは未体験ゾーンでしょう。
だから最後に、こう言いたい。


未体験を、体験しよう。

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