今週の古見さんは、久しぶりにコミュ症っぷりを発揮しています。
私もあんまりコミュニケーション能力は高くないので、親しいメンツでもない限りカラオケは何となく避けたい。
コミュ症の古見さんは、文化祭打ち上げのカラオケは避けるべきなんです。
しかし、今回古見さんは、文化祭打ち上げのカラオケに自ら進んで参加します。
「みんなでカラオケに行くのは憧れでした」とのこと。
……分かる、分かるぞ。
コミュ症たちは口では打ち上げなんてくだらないなんて言いながらも、本音は自分もあの場になじみたかったって思ってるんだ。
ウェイウェイしてそうな連中の楽しさに、ちょっとは憧れたりするのだ。
でも、実際に行くとどう振る舞っていいか分からないんだけどな!
コミュ症のカラオケ
コミュ症がカラオケに行くと、まず周りの空気を頑張って読もうとします。
選曲が、場の空気と合っているかとか。
そう、たかが打ち上げ、されど打ち上げ。
細心に細心の注意を重ね、コミュ症は自分の番を待っているのです。
コミュ症のアニオタは、なるべくアニソンっぽくない曲を入れたりするでしょう。
数年前だったら、ハガレンのリライトとかがそうかな。
さて、そんなコミュ症事情を踏まえて、古見さんの様子を見てみましょう。
そんなマラカスで大丈夫か?
かけても良いけど、絶対曲とマラカスのリズムは合ってない。
隣でタンバリン打っている只野くんも、心配そうな表情。
……や、只野くんが心配そうな表情じゃないことの方が少ないか。
どうでも良いけど、先週のメイド服姿が輝いていたから、普通の格好に戻った只野くんの存在感がなさすぎてヤバイ。
これはやはり、定期的にメイド服を着る必要がありますね……
読者的には、月1くらいでも良いよ(願望)
しかしクラスメイトは、古見さんと同じカラオケ部屋になることに執着していた割に、席順はどうでも良いらしい。
どう考えても、古見さんの隣が良いはずなのに。
合コンだと席一が大事らしいよ。みんなもカラオケの時に好きな子の隣になれるように頑張ろう。
まああとは、席はどうでもいいけどこいつら都合よく古見さんの様子がおかしい時を見逃してるよなあ。
興味があるのか無いのかよく分からない。
ある意味、歌っている人を盛り上げようとしているから健全なのかもしれないけど。
ちなみに古見さんは、案の定ちゃんと歌えませんでした。
でもね、コミュ症がバレることはないんです。クラスメイトが都合よく解釈してくれるから。
うーん、このクラスメイト
古見さんと一緒にカラオケに行きたいだけの人生だった
学祭の打ち上げって、みんな一緒と聞こえは良いけど、クラスカーストが如実に出ることも多いと思います。
カースト上位の人間の歌はみんなで聞くけど、下位だと歌そっちのけで話しているとか。
そう、只野くんは古見さんの心配をしている場合ではないのである。
特に只野くんの場合、古見さんの後。
カースト上位の後は、非常に歌いにくいのだ。
これを照橋さんの後の海堂現象という(斉木楠雄の災難を読んでないと分からない)
誰も自分の歌を聞いていないという悲劇。
聞いて欲しいわけじゃない。だけど言葉にし難い切なさが、歌い手の心を襲うのだ。
只野くんの心は、もう折れる寸前。
でもそこに、確かに女神がいたのだ。
惚れてまうやろー!(洗面所に水を溜めて顔を突っ込みながら)
うーむ、流石に古いネタかなw
このシチュエーションの破壊力が凄まじい。
只野くんの立場になって、このシチュエーションを想像してみましょう。
例えそこにいるのが古見さんほどの美少女じゃなくても、カースト下位にいる人間なら絶対惚れちゃいます。
何とか只野くんの歌を盛り上げようと、頑張っている古見さんが可愛くて仕方ない。
不慣れな様子が伺えますが、だからこそグッとくる。
誰のためでもない、古見さんのために歌おうみたいな気分になること間違いなしです。
他の誰が聞いていなくても、古見さんが聞いていてくれる。
自分の歌を盛り上げてくれようとしている。
それだけで、私だって天体観測を熱唱する勇気が湧いてくるね!(歌えるかどうかは知らない)
古見さんと一緒にカラオケに行きたいだけの人生だった……
終わりに
古見さんが可愛くて、今週もニヤニヤしてしまいました。
只野くんは、女装してたらみんなも聞いてくれただろうに(まだ言ってる)
カラオケで歌っている曲は、どれもジャスラックに怒られないように微妙にタイトルが変えられてました。
現在の高校生が歌うにはちょっと古い曲が多いなと思ったけど(笑)
オダ先生は、私と結構近い年代かもしれない……
※試し読み
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