いつかたどり着く

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あなただから、からかいたい。「からかい上手の高木さん」を楽しめる幸せ

アニメも好評放送中の「からかい上手の高木さん」ですが、単行本最新刊である7巻が発売されています。


毎月ゲッサンで読んでいる私ですが、単行本で読むとまとめて読めるからか破壊力が凄くて。
一度読んだことがあるにもかかわらず、ニヤニヤが止まらなくなってしまいます。



単行本7巻では、西片と高木さんの出会いの話も収録。
見所盛りだくさんの内容となっております。
今回は、そんな7巻の感想です。


※単行本最新刊8巻感想公開しました
www.itutado.com

その反応が、おもしろくて


高木さんがいつから西片をからかうようになったか、というのは読者も長い間気になっていた部分でした。
二人の楽しいからかいライフは、入学式の日から始まっていました。
と言っても、最初から「西片」を意識してからかっていたわけではありません。


最初は多分、ちょっとしたボタンの掛け違いから、からかう口実ができた。
ちょっとおもしろそうな男の子だし、からかってみよう。
それくらいの気持ちで、高木さんは西片をからかいました。


西片は、これまで何度も見てきたように、高木さんの手のひらで転がされます。
その反応が、高木さんの心の琴線に触れたのでしょう。


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西片の反応が、おもしろくて。


こんなの絶対忘れられない出会いだろ!!


思わずキュンとなってしまいました。
甘酸っぱい学園生活をスタートさせてくれちゃってもう!


この時ばかりは、高木さんが何を思ったかが私にもわかる。
きっと、楽しい学校生活になる。
高木さんは、そんなことを思ったはずです。


こういう目元を隠して口だけ書く書き方、ホント好き。
本当に楽しいことや嬉しいことを見つけた時に、思わず笑ってしまったというのが凄く感じられて。


高木さんが先生に注意されているというのも、非常にレアです。
いつもはバレないように笑ってますからね。
そのへんは、高木さんはばっちり考えています。


だからこそファーストコンタクト時の西片の反応を、計算できず抑えられなかったというのが分かってニヤニヤが止まらないのだ!
予想外のおもしろい反応を見せてくれる、隣の席の男の子。
この時から、高木さんにとって西片はちょっと特別な男の子だったのかもしれない、そんな風に思ってしまいました。
甘酢っぱい。何なんだこの漫画は、殺す気か。


高木さんファンとしては、西片の「高木さんめ」の起源となるシーンもニヤッとしてしまうポイントです。
それはスポーツテストの点数で勝負している時のこと。
途中経過で点数的に負けている西片は、ふと高木さんを見てしまう。


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西片の表情だけで、点数状況が分かってしまう高木さんが凄い


鼻で笑う高木さんもかわいいから困る


西片がちょっとムキになるところまで、出会ってすぐだけど高木さんはもうお見通しだったかもしれない。
そういう西片の純粋な部分を、高木さんはかわいいと感じているのでしょう。
いいなあ、こういう体育で女子と関わってる感じ。
高木さんがからかってくれるなら、シャトルランを授業が終わるまで続けてみせるのにな(無理だ)

西片だから、からかいたい


高木さんはからかい上手です。
でも他の人をからかっている姿は、スピンオフを除いて(あと例の読者をからかうやつ抜いて)ほとんど見たことがありません。
もちろん描かれていないところであるのかもしれませんが、やはり「西片」だからからかいたいという思いがあるのは、間違いないでしょう。


高木さんにとって、西片は特別な男の子である。
これはもう、揺るぎない事実です。
最近の単行本では西片のクリティカルがヒットして高木さんが赤面するなど、からかい以外の部分でも西片が好き、というのを感じられるようになっています。


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西片からのプレゼントを受け取って。この笑顔には、含みなんてない


年相応の嬉しそうな顔を見せる高木さんが、めちゃんこかわいい……!!


お土産は、もらえればそれなりに嬉しいです。
でもこの笑顔からは、西片からもらえたからこその嬉しさというのが感じられて。
こっちまで、嬉しい気分にさせられてしまいます。


この回の高木さんは、西片と1週間会っていなかったということもあってか、なんというか「好き」って気持ちが滲み出ていて。
少しでも長くいるために勉強を切り上げて一緒に帰ろうとしたり、「ありがとう」という言葉を2回言ったり。
憧れの青春が、ここにあった。
むせび泣いたほど過ごしたかった青春が、ここにあったんだ……!


という高木さんの「好き」を踏まえて、単行本のからかいを見ていくともう悶え死ぬ。
西片をからかう楽しさ、嬉しさが伝わってきてしまう。


夢のある100万円の使い方をどちらが言えるかという勝負のとき、高木さんは「好きな人との旅行」を口にする。
高木さんの好きな人、というのを意識させた上で、西片に問うのだ。


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こんな風にからかわれたいだけの人生だった


惚れちゃう。チョロい私たちはこれで惚れちゃう。


この流れで聞かれたら、高木さんてひょっとして……、みたいに健全な男子なら絶対ドキドキしちゃう。
もう西片の気持ちが痛いほどわかる。
普段なら秩父山中(機動戦艦ナデシコネタ)って答える私も、質問の答えより質問の意図ばかり考えてしまうことでしょう。
ずるい、高木さんはずるい。心理的に効果抜群です。


でもこれも100%からかいじゃないっていうのが、また高木さんの素晴らしいところ。
考えている時の西片の反応を見る高木さんは、いつもとちょっと違っていて。
西片に、ちょっとだけ何かを期待していたはずなのだ。


言葉には発しない。
でもそういう「気持ち」があったことは、確実に読者に伝わる。
さらっと描いているけど、相当なテクニックです。
山本先生は、言葉にしなかった思いを読者に読み取らせる天才だと思っています。


からかいの部分で個人的に好きなのは、高木さんの表情。
西片が答える形式の勝負の時に、西片を罠にハメる入り口となる意味深な表情が好きです。


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この表情で、西片の思考は混乱し始める


高木さんにこんな顔をされて、西片が迷走し始めるのが見ていてとてもおもしろい。
深読みしすぎてどツボにハマって。
逆に謎の答えを出しそうなものだけど、高木さんは西片の答えもちゃんと読んでいるのがスゴい。


西片の思考を先読みする選手権があったら、絶対高木さんが1位。


より正確に書くならば、西片の思考をコントロールする選手権1位になるかもしれませんね(笑)
自分の表情も、しっかりと武器にする高木さんが好きです。この顔で、私も心を乱されたい……!


相手は超強敵ですが、西片にはぜひ頑張って高木さんの予想を超えて欲しいところ。
そしてまた読者に、クリティカルヒットをくらった高木さんを見せてくれ!

終わりに


単行本最新刊も、終始ニヤニヤが止まらない素晴らしい内容でした。
個人的には上記感想で触れていない、最後の話が好きです。
西片が勇気を振り絞った先に、読者が見たかった高木さんの表情がある。


こちらはぜひ、実際に単行本を読んで確かめてみてください。
幸せな気持ちになりすぎて、溶けてしまいそうです。
本当にもう、高木さんは読んでて楽しいなあ!


ちなみにこの記事、アニメ「からかい上手の高木さん」EDの気まぐれロマンティックを聞きながら書いてます。
いやホント、高木さんとマッチングしすぎてて怖いレベル。この選曲考えた人は有能すぎる。


気まぐれロマンティック

気まぐれロマンティック


※次の記事
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画像引用元
からかい上手の高木さん/山本崇一朗/小学館

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