江火野さんがかわいいって声に出して言いたい。
私は自他ともに認めるエビナー(江火野さん好きの総称)ですが、初恋ゾンビ最新話は、とてつもなく私をクラっとさせてくる。
江火野さんがかわいくて、そして切なくて……
指宿くんの家で勉強会、からのお泊りイベント。
男女が一つ屋根の下に泊まったら、だれもが何かを期待する。
その考えに至らないのは、ヒロインとして危機感が足りていない指宿くんくらいです。
たまに男女の機微に疎いところがまた、指宿くんのかわいい部分ではあるんだけど。
1つ屋根の下に、タロウと江火野さんが寝泊まりしているシチュエーション。
エビナーは、ニヤニヤしたかと思えば、震えるくらい心が苦しくなってしまうのだ……
読者の心をくすぐる距離感
ラブコメは、ヒロインが恋心を自覚してからが本当に面白くなってくると私は考えています。
自分の感情に戸惑いながらも、心を通わせようとする姿が、どうしようもなくニヤニヤさせてくる。
なので、今の初恋ゾンビは非常に面白いといえるわけです。
タロウはまだ、江火野さんが好きかどうか分かりません。
でも確実に意識はしていて。
この絶妙な距離感が、ラブコメの醍醐味だったりするわけですよ。
女の子のパジャマは水着以上に特別感がある!!
男子は、女子のプライベートな領域に接していることを強く意識せざるを得ません。
これは生物学的立証されていると言ってもいい(嘘)
女子のパジャマ姿に、ドキドキしない男子などいないのである。
なんというかもう、まぶしいを通り越して神々しい。
この世の奇跡ぎゅっと詰めた空間がここにある。
みんなかわいすぎ。
たまに童貞を殺す服とかあるけど、お風呂上がり&パジャマというシチュエーションの方が絶対殺傷力がある(笑)
恋人たちがそれぞれ部屋を出て行って、江火野さんとタロウ二人きり。
少し気まずくて、二人も部屋を出るけれど、常にイヴが警戒しているのがなんか面白い。
でもその警戒は正しい。今の江火野さんは、タロウをドキドキさせることくらい容易にやってしまうのだ。
江火野さんが、こんな言葉を発するようになったことが嬉しい
タロウも言うように、江火野さんは「キス」って言葉を発するような少女ではありませんでした。
チャラチャラしたことが嫌いだ、と本人もかつて言っています。
でも、今はタロウを好きになって。
傍にいたい。一緒にいたい。自分を見てもらいたい。
そういう気持ちが、今の江火野さんには芽生えていて。
変わっていく彼女が見れることが、本当に幸せです。
そんなやり取りをしているうちに、いい雰囲気になっている希愛たちとバッティングしかける展開に。
慌てて隠れるなんてことをしたら、ロマンスの神様が微笑んでしまう。
まっすぐタロウを見つめる江火野さんの視線に、クラっときた。
はあ、なんだよもうかわいすぎかよ!
お風呂&パジャマというシチュエーションより殺傷力が高いシーンを、あっさりと描いてきた。
エビナーはここで一度死んだ。
この場面、タロウの方が明らかにうろらえているのがおもしろいんですよ。
江火野さんも、間違いなくドキドキはしている。
好きな人と、こんなに近い距離にいるのだから。
でも、視線は決してそらさない。そこになんというか、恋をする江火野さんの強さを感じてしまい、ニヤニヤが止まらない。
タロウに自分を見てほしい。ドキドキしてほしい。
江火野さんの瞳からは、そういった乙女心が読み取れたような気がしました。
恋する乙女を感じさせるこの表情は、100点でも足りないよ!
誰もが、少しずつ変わっていく
江火野さんは、最高にかわいいキャラです。
その江火野さんが、タロウを好きだということを自覚して、行動するようになったのだから、ほかのキャラに影響を与えないわけがない。
一番影響を受けるのは、その行為の向き先であるタロウでしょう。
江火野さんが、魅力的な異性であることに気づきかけている。
それでも、その事実からまだ目を背けようとしている。
気づいてしまえば、止めらないない何かがあるからなのか。
気づきたくないタロウに対して、江火野さんは変わっていく自分に戸惑いながら、一生懸命にそれを受け入れようとしている。
その姿が、どうしようもなく愛おしい。
江火野さんは、オバケが苦手です。
遊園地のシーンで、江火野さんらしからぬ姿を覚えている読者も多いでしょう。
でも今は、そのことを忘れるくらいタロウしか見えていなくて。
タロウと一緒にいる免罪符として、「オバケが苦手な自分」を演じていることに気づいてしまう。
それでも、無意識に演じていることに気づいた上で、タロウと一緒にいたいという気持ちがまさり、行動する江火野さんがたまらなくかわいい。
今の江火野さんは、何をすればいいか分からない状況です。
自分の「好き」という気持ちを受け入れて、素直に「今の自分がしたいこと」を伝えようとする姿に、クラっとする。
ノックアウト寸前です。
エビナーにとっての年末の格闘技のステージは、ここなのである。
ただし、本当にノックアウトされてしまうのは次のシーン。
江火野さんにはなく、タロウだ。
エビナーは二度死ぬ
このシーン、色々と読者の感情をざわつかせるシーンです。
エビナーとして、当然江火野さんの勇気を「結果として」拒絶してしまった形のタロウに対する怒りはあります。
その一方で、恐らく眠ってしまったイヴを初めて見たタロウの反応としてのこの姿を、責めるのは心苦しい。
受け止めてほしかったという気持ちより、どちらかというとタロウの心情を推し量ってしまう。
自分が江火野さんに心惹かれてしまったが故に、笑ってほしかったイヴを眠らせてしまったという事実は、タロウにとって苦しくないわけがない。
イヴを大切にすることで、タロウは自分の心に向き合うことすらできない状況に見えて、切なくなってしまったのは私だけでいいんだ……!
エビナーとしてニヤニヤ通り越して悶えていた次の瞬間、膝から崩れ落ちてしまうような衝撃を味わうことになってしまいました。
うまく言葉にできないくらい、心がざわついているのが分かります。
全ての感情を、初恋ゾンビは読者から引き出してくる。
何回でも書くけど、この漫画はおもしろすぎだろ!
終わりに
続きが気になりすぎる展開で、2017年を終えることになってしまいました。
ひどいよ、峰浪りょう先生……!
来年も、続きが1番気になる漫画は初恋ゾンビということになりそうです。
あ、ちなみに今回の更新が今年最後の更新です。
最後も初恋ゾンビというのが、実に当ブログらしいかなと思いました(笑)
それでは皆様、よいお年を!
1月は転職活動しないといけないから、少し更新は少なくなりそうです(ぉ