チョロさは遺伝する。
先週までの初恋ゾンビで、明らかになった真実です。
「ちょろイン」という造語(「チョロい」+「ヒロイン」)がいつ誕生したかは分かりませんが、ラブコメのヒロインにもこのちょろインはそこそこ登場している印象です。
我らが初恋ゾンビの指宿くんも……うん、割とチョロい。
タロウの言葉に一喜一憂して、怒っていてもちょっとした優しいセリフに、すぐにニコニコになって。
そんなチョロい指宿くんが、読者は大好きなのだ……!
が、初恋ゾンビは指宿くんがチョロいだけでは終わらない。
指宿くんの母までチョロいのだ。
かつてチョロかった……そんな生易しいものではない。
今もなお、チョロいのだ。
指宿母、チョロい。
指宿くんの母は、夫において行かれた立場です。
精神はズタボロになりました。当然、憎い相手です。
回想では登場していた指宿母が、本編にも登場した時、それはもう激しい憎しみを露わにしていました。
これは見つかったら血が流れるな……そう思った読者は多分いません(笑)
なんかもうね、甘い言葉に弱そうな雰囲気がしていた。
そう、指宿イズムが母からも感じられたのだ。
で、実際に会ってどうなったか。
タロウがちょっと機転は聴かせてはいますが、結論から言うと2回反論が精一杯で即落ちした。
お母さんチョロすぎぃ!!
10年間の憎しみとは何だったのか……
結局、愛憎は表裏一体というように、憎い気持ちは持ちつつも、好きって気持ちは心のどこかに残り続けていたのでしょう。
まあそれでも、この程度の弁明で「好き」が勝りそうになるあたり、チョロさが際立ちますが……(笑)
「養って欲しい」が「また一緒にいたい」って変換されるあたり、相当ヤバイ。
愛しい人からの「好き」に飢えていたのか、もうパニック状態。
段々と赤面度合いと好き好き具合が増えていく指宿母が、可愛すぎてニヤける。
流石にそのあと、正気を取り戻した指宿くんのお母さん。
騙されないという強い意思を見せて欲しい(完全なる前フリ)
もうこれ、ただ沢山お話したいだけでしょ。
最初の方は文句を言いつつも、旦那の好き好き発言に最終的には落ちて、「バカバカバカ寂しかったんだから!」的な流れで抱きついている展開が容易に想像できる。
これがチョロいってことか……
指宿母、可愛すぎるだろ(笑)
服装も、今度から旦那の好みに合わせようとしていたり。
いやあ、親子揃ってチョロいというか……指宿くん以上にチョロい。
未来の指宿くんを見た。
江火野さんは悪い男に騙されることはなさそうだけど、指宿くんは騙されそうなのでしっかりタロウを捕まえておくべきだと思う(真面目)
初恋ゾンビは上書き可能?(追記あり)
初恋ゾンビクラスタの中で、物議を醸したのが指宿父の初恋ゾンビ。
かつては指宿母とは違う女性の初恋ゾンビだったはずなのに、今は若い頃の指宿母の姿をしているという。
タロウ祖父の時も初恋ゾンビの新たな真実が?みたいにちょっと盛り上がりましたが、結局あれは勘違いで。
今回のケースは、どちらになるでしょうか。
実は指宿くん、指宿父の勘違いで、その時は違う姿をしていた頃の指宿母だった……というのもあるかもしれません。
※この辺から追記
最も、現在の指宿父の初恋ゾンビは、「失恋ゾンビ」であると示されています。
失恋ゾンビ化して、指宿父の都合の良いように色々と改ざんされた結果が、今の姿であると。
ただ、私が上書き可能かもしれないと思っているのは、指宿母と指宿父が一緒にいる未来の可能性を見たから
恐らくは、この後様々なことがありつつも、指宿母と指宿父は再び寄り添う未来も可能性としてはあって。
その時、今の失恋ゾンビがどうなるかというのを考えた時に、眠りにつくだけではなくて、初恋ゾンビの「ふり」をしていた失恋ゾンビが、本当の「初恋ゾンビ」になる可能性もあるのかなと思ったり。
もちろん、それはある意味では偽りの仮面のようなものかもしれません。
でも仮面も被り続けることによって、いつか本当の顔になることもあると思っています。
個人的には、眠りにつこうが初恋ゾンビ化しようが、指宿くんがそれを許せるかが重要だと思っています。
指宿家関連では、そこが個人的には注目です。
どっちなら、指宿くんは許せるのだろうか……
結論は先送りですが、指宿父の存在が物語と大きく関わるようになったのは間違いありません。
最も、今はかなり錯乱している状態なので、落ち着いた時に真実が明らかになるような気もしますが。
ただ、1つだけ。
タロウが言っていたように、指宿母の現在の姿は、指宿父の初恋ゾンビの姿とかなり違っています。
それでも、指宿父は好きだと言いました。理想と違っていても、好きだと。
理想と違っていても好き……、何か良いよね。