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赤面する幼なじみは最高だな!「天野めぐみはスキだらけ!」が強烈にニヤニヤさせてくる件

ちょっとえっちなラブコメディ。


サンデーではいくつかラブコメ作品が連載しているけれど、上記のように表現すれば、間違いなく「天野めぐみはスキだらけ!」を指しているとサンデー読者には伝わる。
ただし、魅力は決してえっちな部分だけではない。


「天野めぐみはスキだらけ!」は、主人公の学と、その幼なじみである天野めぐみの間で、ラブがコメっていく作品だ。
天野さんが見せる、スキだらけな無防備な姿は確かに目は釘付けになるけれど、隠しきれない学への「好き」が見えた瞬間が、最高にニヤニヤさせてくれるのだ。


無論、えっちなのも嫌いじゃないけど!


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学の妄想でよく水着姿にされる天野さん。思春期男子にとって、彼女の無防備さは刺激が強すぎる……


単行本8巻も、読者をニヤニヤさせてくる「好き」があふれ出していた。

一緒にいれる嬉しさ


ヒロインの天野さんの可愛さは、学と一緒にいれる嬉しさが、表情や行動から溢れてくる部分にあると思っている。
思春期の男女は、普通は理由も無しに一緒にいることを、何となく恥ずかしがるものだ。
でも、天野さんは後悔したくないからと、努めて学の側にいようとする。


スキだらけの天野さんをフォローする大変さや、気恥ずかしさというのもあって、学は天野さんにばったり会う時は多少ゲンナリしていることが多いけれど、天野さんの表情は対照的だ。
実に嬉しそうで、これが見ていて幸せな気持ちにさせてくる。


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会えば、ぱあっと嬉しそうな顔になって。思わずこちらの頬も緩んでしまう。


学と一緒にいたい。
そんな気持ちが、言葉にしなくても伝わってくるのが、天野さんのかわいいところだ。


天野さんが、学に会って「ぱあっ」っとなるシーンが個人的に大好きで、ついつい単行本で読む度にそのシーンを探してしまう。



特に学校帰りに多いシーンなので、ぜひ単行本を読み直す際に探してみて欲しい。


偶然会えた時(偶然じゃなくて待ち伏せしているケースも多々あるけど)だけではなく、一緒に何かしているときでも、ふとした時に、嬉しさが溢れているのが読み取れる。
二人一緒にいれることが、嬉しくて仕方ない。
そんな天野さんが、読者は大好きなのだ。


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かまくらの中で、密着する二人。楽しそうな天野さんが、かわいくて仕方ない!


幼なじみである二人は、近いがゆえに、その距離を縮められない。
男女の仲、というのを意識させるのは、なかなかに大変なことだ。
それでも、そういうのを抜きにして、色々考えて後悔するくらいなら、できるだけ一緒にいようと行動する天野さんの真っ直ぐさが、素直に好ましい。


悩むくらいなら行動する!という姿が、天野さんらしさと言えるのかもしれない。


こんな幼なじみが欲しかった!!

赤面ヒロインは最高という事実


何度も主張していることだが、赤面ヒロインのかわいさは、天を震わせるレベルと言っても良い。
ヒロインの赤面顔は、それだけで読者を幸せにする力があるのだ。


それに好みのシチュエーションが加わった時のことを想像してみよう。
はっきり言って、最高である。


天野さんが赤面を見せるパターンとして、1つは自身のスキだらけな姿を学に見られたときというのがある。
いわゆる、いや~んばか~ん的な展開だ。


重要なのは、もう1つのパターンの時。
ずばり、学への「好き」が溢れた時だ。


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学の実家の食堂で、一生働くことの意味を想像する天野さん。可愛すぎでしょ。


学への好きを意識する形はいくつかあるけれど、どれもかわいくて困ってしまう。
赤面して、少し戸惑う姿はもう……あれひょっとして天使降臨してる?
天野さんのそんな姿をみるばかり、読者はなぜ自分の側にこんなにかわいい幼なじみがいなかったのか……と嘆いてしまうのだ。


8巻では特に好きな話が、学が風邪を引き、天野さんが看病をする第77話「大丈夫かな・・・」だ。
学と3日間、天野さんは会えていなくて。
3日間会わないことは、普通にありそうな気もするけれど、3日間学と会えないという状況は、天野さんにとっては久しくなかった体験だったのだろう。


それくらい、高校に入学してからの1年間を、一緒に過ごしたのだ。
寝ている学を前にして、静かに、でも少し嬉しそうに「久しぶり」とつぶやく天野さんが、とてつもなくかわいい。
もう天野さんが天使にしか見えない。


そして、その天使の手を、無意識のうち握りしめる学。
こういうラブコメの才能が、多分私を含め読者には圧倒的に足りない。どこにいけば買えますかその才能は。


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私も天野さんみたいな可愛い幼なじみを捕まえたい。いやマジで


最高の赤面は、好きな男子が一番引き出せる。


これはもう、世界の真理なのだ。


天野さんの赤面は、読者をドキドキさせる素晴らしい破壊力を持っている。
学には、もっともっと彼女の赤面を引き出して欲しい。

終わりに


8巻の表紙は、個人的にこれまでの表紙の中でもトップクラスに好きだったりする。
なんだその妙なドヤ顔は、可愛いじゃないか!
それでいて、学の視点からは確実に天野さんのパンツが見えている。


そういうスキだらけな部分までも読み取れるから、この表紙は実に素晴らしいのだ。
そうそう、天野めぐみはスキだらけ!は扉絵がかなり素晴らしいので、単行本で読み飛ばさないように。
扉絵こそ、ねこぐち先生の変態性が表れていると言っても良い(褒めてる)



単行本7巻感想
www.itutado.com


画像引用元
天野めぐみはスキだらけ!8巻/ねこぐち/小学館

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