こんにちは、ふなです。
今回数年ぶりに、コミティアという同人即売会に参加してきました。
コミティアを知らない方のために、wikiから概要を引用します。
COMITIAは、創作ジャンルに限定して開催される同人誌即売会であり、同じ趣旨の即売会の中でも、規模・回数とも最大級である。
創作限定のイベントであるため、二次創作物の頒布は禁止[1]されており、コスプレも禁止されている[1]。一方、基本的にオリジナルという以外に縛りはなく、多岐にわたる内容のサークルが参加可能であり、マンガ以外にもイラスト・小説・評論・音楽CD・ゲーム・グッズ類などの頒布も可能である[2]。また、商業出版社から出版された本でも、著者本人のスペースに限り頒布が認められている。
……お分かり頂けただろうか。
概要の最初に書いてるけど、国内最大級の創作オンリー同人即売会って覚えてもらえればOKです。
学生時代はほぼ毎回参加していましたが、社会人になってからは1回くらいでしょうか。
今回、数年ぶりにコミティアに行ってきました。
もちろん、コミティアに参加して同人誌を買いたかったというのが一番の目的ですが、もう1つ重大なミッションがありました。
それが、とよ田みのる先生に単行本楽しみにしてます!と伝えることです。
とよ田みのるとは!?
漫画好きの方に、わざわざとよ田みのる先生の説明をする必要はありませんが、念のため。
ラブロマ、友達100人できるかな、FLIP-FLAP、タケヲちゃん物怪録といった、心温まる物語を描き続けています。
読むと幸せな気持ちになって、誰かに優しくしたくなるような凄い作品ばかりです。
特に友100は、私のおすすめ漫画ベスト100にも入っています(49位)
www.itutado.com
はっきり言って、ファンです。
とよ田みのる先生がCATCH&THROWの単行本出した時、コミティアでそのフリスビーが販売されましたが、私買ったもんね!
更に言えば、私のブログ歴は10年を超えますが、ブログを続けてこれたのもとよ田みのる先生のおかげです。
学生時代~社会人1年目くらいの私はもう救いようがないくらい馬鹿で、メンタルも弱く。
前に運営していたブログを閉鎖する時に、もうブログ止めようと思っていました。
たまに見に行くブログが閉鎖しててなんか寂しい。コメントもしたことないしその人がやってるツイッターもフォローしてなかったけどその人のブログ読むの好きだったんだよねー。俺のことなんか知りもしないだろうけどあなたに僕沢山助けられたんですよ。ありがとうねけやきさん。
— とよ田みのる (@poo1007) 2012年2月28日
※けやきって言うのが私の前世の名前です(笑)
泡沫のブログでも、誰かが読んでいてくれた。
それが嬉しくて、今もブログを運営しています。
前置きが長くなりましたが、とよ田みのる先生の大ファンとして、少し前までゲッサンで連載されていた読み切りの単行本が楽しみだということを、どうしても伝えたい。
今回とよ田みのる先生がコミティアに参加されるということで、せっかくだから伝えようと思いました。
そして当日へ
前日サークルチェックしようと思っているところへ、鳴り響く電話。システムのエラーを告げるオペレータの声。出社する私。
帰宅してもやることは多々あったので、自由になったのは日付変わって3時。もはや当日。
開場からのコミティアは諦め、12時くらい到着を目処にしようとしながら布団につきます(甘えた)。
※30分ほどサークルチェックはしました。
10時に起床し、出かける準備。
自販機とかで小銭を準備します。(これも前日までにやっとけって話ですが)
最寄り→新宿→大崎→国際展示場と電車で移動。直通に乗れなかったため40分位かかりました。
12時ぴったりにコミティア会場に入場。
もちろん初手とよ田みのる先生の「FUNUKE LABEL」へ。
が、ここで痛恨のミス。
緊張しすぎて一部お願いしますとしか言えず、同人誌だけ買って終了。
ちーん。
何のための前進守備だ!
じゃなかった。
何のための初手とよ田みのるだ!
ま、まあメインは同人誌買うことだし(震え)ということで、あとは事前にチェックしたサークルを回り。
最後に端から順番に見ていって、面白そうな同人誌を買うという極々普通の展開に。
しかし、まだチャンスはあった。
端から端まで順番に回っていけば、もう1回とよ田みのる先生のスペースに行ける。
半分くらい回って1回休憩。
軍資金はもうほぼ底を着いてた。今回は予算少なめだったからなあと思いつつ、Twitterチェック。
14時過ぎくらい、とよ田みのる先生は割と空き時間があるらしく、サイン本を作っているらしい。
チャンスだ。
疲れてきた体に活を入れて、もう半周。そして予算をオーバー。
で、15時くらいにとよ田みのる先生のブースにたどり着く。
幸い、周りに人もいない。
1回目にチェックし損ねた、カラーイラストを見させてもらいつつ、意を決して話しかけます。
※緊張しすぎて大体しか覚えてません
【会話】
ふな「ゲッサンで描いてた、読み切りの単行本っていつ出るんでしょうか?」
とよ田先生「次の新連載の単行本が出る時と一緒かな。だからまだ結構時間がかかるかも。気に入っているから、俺も早く出したいんだけどねえ」
ふな「そうなんですか。好きだから早く単行本出して欲しいですね~」
とよ田先生(私がさっきまで見ていたファイルを指差して)「読み切りのイラストもここにあるよ」
ふな「あ、これですね」
とよ田先生「どの話が一番好き?」
ふな(!?)「ええと……」
ふな(動転して慌ててる)「あ、悪魔と契約してヒーローになるですかね」
とよ田先生「ああ、金剛さんね」
ふな「ご、ご飯食べてるのも好きです。とよ田先生がご飯漫画描いてるのがなんか珍しくて」
とよ田先生「個人的に、ご飯もの描いてみたかったんだよねえ」
ふな「単行本楽しみにしてます!」
【会話終了】
多分、こんな感じだったと思います。
その時は、やってやったぜ!感が非常に強かったです。
でも少し冷静になってから、思いました。
一番好きな話が違う!
一番好きなのは、イマジンだ!!
子どもの持つ、豊かな想像力を可視化した、眩しさ溢れる世界観。
その中で、踏み出される一歩。
「何か」に背を押されてながら、踏み出すことができた勇気の一歩。
もう、これがとよ田みのるだ!!!!という暖かさが、作中の全てから伝わってくる。
心が暖かくなる。誰かに優しくしたくなる。
大好きな作品なんです。
なんでこれが言えなかったんだよ!!
と、帰宅してから思いました。
本当は、イマジンが大好きなんですって言いたかったんです、とよ田先生。
まさか、ここまで緊張するとは思わなかった(笑)
終わりに
とよ田みのる先生のスペースでgetした、「最近の娘さん」も非常に面白かったです。
※新刊ではありません。8月のティアで出された既刊です。
表紙からすでに可愛い。
ちなみに記事冒頭の4コマが、特にお気に入りです。
試し読みはこちら
hi-bana.com
とよ田みのる先生の短編集が面白いのは、CATCH&THROWで知っているので、小学館は早く単行本化して下さい。
※中学校の頃、定食屋で初めて読んだとよ田みのる作品