ええと、ふだつきのキョーコちゃんが完結してしまいました(涙)
いや、雑誌で読んでいるんで分かっていたことですが、やはり最終巻が出ると、本当に終わったんだということがいやでも分かってしまいます。
ふだつきのキョーコちゃんの完結して、その次のゲッサンを読んた時の、喪失感が凄かった(小並感)
妹の気持ち
兄のケンジと、ケンジのクラスの委員長である日比野さんは、最近何だか良い感じ。
妹のキョーコちゃんは当然気になります。
お兄ちゃんの好きな人が気になる。妹なら当然の心理です(断言)
……現実にその心理を持ちだして痛い目を見ても、当ブログは責任持ちませんからね、念のため。
どこか浮かれている兄に対し、日比野さんとの関係を聞きたくても、素直じゃないので聞けないキョーコちゃん。
頑張って聞いた時の反応が可愛いし、もうどんな姿でもキョーコちゃんは可愛い。
いやあ、赤面女子は素晴らしい。
この兄妹はお互いをちゃんと想い合えるのが素晴らしくて、この話はそれが非常に伝わってきました。
キョーコちゃんはリボンを外すと素直になります。
今回も、たまたまリボンが外れてその状態に。強制的に素直になっている状態ならば、キョーコちゃんも自分の疑問を素直にぶつけることができる。
でもそれは、兄のケンジが止めます。
頑張って聞こうとしているキョーコちゃんの努力が、それだと無駄になってしまうから。
そういう兄の好意が、意地っ張りのキョーコちゃんをリボンを取らずに、少し素直にさせる。
良いなあ、こういう関係。
こんな兄貴に僕はなりたかった。
僕は末っ子だけどな!(聞いてない)
兄への好意
日比野さんとケンジが付き合った時、キョーコちゃんは露骨に冷たくなりました。
僕はこれを、単純に嫉妬しているんだと読み取っていました。
大好きな兄を、日比野さんに取られて、面白くない。
そんな気持ちなんだろうと。
でも、それで兄に必要以上に冷たくするような妹ではないことを、僕よりも日比野さんの方が知っていました。
兄が好きだから、冷たくする。突き放す。
私はもう、大丈夫だよって。
兄の助けが無くても、ちゃんと生活できるよということを、キョーコちゃんは証明したかった。
何というか、日比野さんも言っていますが、僕の想像していた「好き」を越えるくらい、キョーコちゃんはケンジが好きだったんですよ。
兄が自分の時間を持てるように。自分の幸せを考えられるように。
でも、キョーコちゃんがケンジを想うように、ケンジだってキョーコちゃんをずっと想っています。
だって、兄妹だから。
ああもう、この兄妹最高だな!!
どういうラストで締めるかと思ったら、最後はやっぱり……という感じでした。
妹にシスコンってからかうように言われたいだけの人生だった。
兄が妹のことを想うのは自然なことなんだよ!
終わりに
作品を通して今だから言えることがあるとすれば、シスコンを描いた作品のようで、ブラコンの妹を描いた作品ですよね、「ふだつきのキョーコちゃん」って(笑)
作品を読むうちに、それに気づける良い漫画だったと思います。
……色々あったけど、良い作品であるのは間違いないです。
ゲッサンに載っている、ふだつきのキョーコちゃんを読むのが毎月の楽しみでした。
不満は全て、上の記事に書きました。
今はただ、この作品の余韻に浸ろうと思っています。
素敵な作品でした。ニヤニヤ必須だよ!!