サンデー編集部がやらしかちゃったみたいですが、連載漫画は面白いです(弁解)
先日「ムシブギョー」の新キャラが、福田宏先生がタイトルすら聞いたことがない海外ゲームのキャラに似ているとの指摘を受けました。長年応援して下さっているファンの皆様に無用の誤解を与えてしまうのは作者、編集部共に本意ではないので第9号よりキャラデザインを変更させて頂きます。
— 少年サンデー編集部 (@shonen_sunday) 2016, 1月 26
西森先生や藤田先生もサンデーでの新連載が決定していて、にわかにサンデーが今盛り上がっています。
いつまでもビッグネームに頼り過ぎちゃ駄目だよ、という注意も少ししたいですが。
まあ、サンデーの若手も育っていないわけじゃないです。
そんなことより、今週は何と言っても久米田康治がサンデーに戻ってきたというのが大きなニュースです。
と言っても連載ではなく、読み切りみたいな形のショートショートですが。
しかし、随所に久米田康治!という雰囲気が出ているからたまらない。
「タワマンとも子」では、タワーマンションに住んでいる少女がテーマです。
彼女はタワーマンションの住人です。
世間一般からすれば、それだけで高ステータスな気もしますが、彼女の住所は2階。
低層階と高層階の住民は……同じ人間ではないんだ!
それでもタワーマンションの住人というステータスには変わらない気がしますが、彼女のセリフが深い。
全くその通りだから困る。。。
その後の下流の王として君臨したいと言っていた、彼女の姿はどこか清々しかった。
一緒にいた男の子が、団地の1階の住人と知った時の見下し方が、まさに久米田康治のキャラだった。
私が個人的に久米田康治の漫画で好きな展開が、レッテル貼り。
本人が気にしていることを、または気づいていなかったことを的確に表現してバカにするやつです。
次のショートショート「リゾマンともこ」で、海側ではなく反対の崖側の住人であるとも子に対するレッテル貼りが面白かった。
そうそうこれだよこれ!
上の二コマがもう好きすぎて!
ぷぷっとバカにして、された方が必死に弁解になってない弁解をするこの感じがもう久米田漫画って感じがして好き。
サンデーでまた、こうして久米田先生の作品が読めるということが非常に嬉しい。
不定期に、この「クメショート」はサンデーで描かれるようです。
次は春頃に掲載されているかもしれません。
単行本になるにしても時間がかかると思うので、久米田康治ファンは掲載される都度サンデーを買えば良いんじゃないかな。
そしていつの間にかサンデー購読するようになれば良いと思うよ!(笑)
せっかち伯爵と時間どろぼう(1) (週刊少年マガジンコミックス)
- 作者: 久米田康治
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/07/17
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
- 作者: 久米田康治
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/04/16
- メディア: コミック
- 購入: 2人 クリック: 174回
- この商品を含むブログ (27件) を見る
毎月久米田康治 1 (My First Big SPECIAL)
- 作者: 久米田康治
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2012/04/20
- メディア: ムック
- クリック: 1回
- この商品を含むブログを見る