朝ごはん、ちゃんと食べてますか？
僕は食べないよりはマシかと思って、出社後にデスクでカロリーメイト食べてるアラサーです。
でも本当は、ちゃんと朝ごはんが食べたい。
そんな風に思っていた時に、この「味噌汁でカンパイ！」という漫画に出会いました。
僕は痛感してしまいます。
足りないのは朝ごはんじゃない、幼なじみが作る味噌汁だったんだと！
幼なじみが作る味噌汁
朝ごはんを取らない人が、若者を中心に増えている。
そんなニュースを、恐らく一度は耳にしたことがあるでしょう。
まあ利点があって朝食をわざと抜く人もいるみたいですが、大半の人は時間がないというのが大きな理由です。
食べる時間もそうだし、何より作る時間がない。
でも気持ち的には、食べられるのならやっぱり食べたい。
これは何となくなイメージだけど、朝ごはんをしっかり食べたら今日も一日頑張るぞい、ってなる気がする。
1日の始まり。活動の準備というか。
この漫画の主人公、善こと善一郎は朝ごはんは食べていました。
しかしそれは、コンビニで買っただけの簡素なもの。
ヒロインの八重はそれを見かねて、おしかけ女房ならぬおしかけお母さんとなり、善の朝食を用意するようになれます。
ただね、経験がないから味噌汁の作り方もよく分からない。
それでも善のために作り方を勉強して、彼に喜んでもらおうとする姿が非常に可愛い。
きっとこの時の「うまい」という言葉を、八重は一生忘れないんだろうな。
善のために作った朝ごはん、それはお腹だけではなく心を満たすものになったでしょう。
朝起きて、可愛い幼なじみと食べる朝食……
これで元気がでないわけがない。
そうか、日本社会が元気を出すには、幼なじみが作る味噌汁が必要だったんだ
できる男の隠れ仕事術の一つに、きっと幼なじみの作った味噌汁が入っているに違いない。
今からでも僕に幼なじみができる方法を急募しています。なお仮にできても味噌汁は作ってもらえない模様。
善に味噌汁を作る、その関係が当たり前になって
八重ちゃんがなりたいのは、善のお母さんです。
小さい頃に母を無くした善を支えるために、お母さんになってあげると約束した八重。
それと同時に、ずっと側にいるという約束もしているようですが、そっちは忘れてしまっているようです。
善と八重は幼なじみですが、八重が朝食を作るようになったのは最近のことで。
それでも、八重が朝部屋まで起こしにきて、一緒に朝ごはんを食べる光景が当たり前になっていく様子が非常に微笑ましくて。
それまで鳴らしていた目覚ましを、八重が起こしてくれるからとかけなくなった善。
お母さん役として甘えて欲しかったので、八重は本当に嬉しそうにその言葉を聞いていました。
朝食前の光景で僕をニヤニヤさせないで下さい！ 幸せ過ぎておかしくなる！
二人でご飯を美味しそうに食べているのも良いんですが、二人の距離が縮まっていく様を眺めるのもまた幸せです。
「相手」を意識していくのは、思春期の難しさもあって一筋縄ではいかないのが良い。
今まではお母さんとして味噌汁を作っていた八重ですが、「君の味噌汁が毎日飲みたい」というプロポーズがあることを知って、ちょっとだけ違う方に意識がいってしまう姿が可愛かった。
お母さんじゃなくて、奥さん。
それまでは満たされたものからくる軽い赤面が多かった八重ちゃんですが、恥ずかしい想像をしてしまっての赤面が可愛すぎた。
女の子の赤面は、なぜこんなに可愛いのだろうか（哲学）
そのショックから次の日は味噌汁を作らなかったりしますが、善のリクエストもあり葛藤の末結局作る八重ちゃんがとても可愛いのです。
こんな幼なじみに味噌汁を作ってもらいたいだけの人生だった……
自分のために作られた朝食が心を満たしてくれるように、この漫画も私の心を暖かく満たしてくれました。
味噌汁は美味しそうだし、八重ちゃんは可愛いし、二人のやり取りはニヤニヤなしで読めないし。
この漫画、ちょっと素晴らしすぎじゃないでしょうか！？
ゲッサンで読んでるし、面白いのは分かっていましたが、単行本で読んだ時の破壊力がまた凄かった。
KO負けです。ぐうの音も出ないほどの完敗。味噌汁でカンパイなだけに（言わんで良い）
読み切りの時代からが好きな作品だったので、連載も良い感じに続いてくれると良いなあ。
日曜が終わり明日からまた仕事ですが、突然幼なじみが現れて私に味噌汁作ってくれないかな（願望）
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