マガジンでやっている徒然チルドレンが、毎度私を悶え殺そうとしているんだが。
- 作者: 若林稔弥
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/06/17
- メディア: コミック
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webで読んでいた作品が、天下のマガジンで連載しているのを見ると感慨深い。
最初はそんな、俺が育ててやってぜ(もちろん嘘)感をちょっと出しながら読んでいたけど、すぐにそんな感情は吹っ飛ばされて悶えさせられてしまった。
スケベなことが嫌いな女の子と付き合ったのは良いが、おっぱいが気になって仕方ないなんていかにも男子学生らしい悩み。
でもハグは普通に良いらしい。普通って何だよ!
文化がちがーうのAAを貼ってやりたい気分だ。
で、実際にハグするとこうなる。
ああ、僕達って、どうしようもなく男の子だね。
彼の心の叫びは、純真な男子学生の叫びを代弁したものだ。
彼女の胸は大きいのだ。ハグしたら当然当たる。
冷静でいられるわけがない。誰だって叫ぶさ、私も叫ぶよ!
こんな学生生活を過ごしたいだけの人生だった……
学校生活では、よく整列させられる。
全校集会なんかはもちろんだし、体育の授業だってそうだ。前倣えみたいなことは、どこの地域にもあっただろう。
そんな時好きな子が近くにいたらどうする?当然見ちゃうよ。
でもこの漫画は、「見た」だけでは終わらない。
何だろう、羨ましすぎて涙が出てきた。
お互いにチラチラ見ていて、そのくせにすれ違う。
もうお前ら付き合っちゃえよなんて言葉、まさか言いたくなる時が来るなんて……
甘酸っぱさにあてられて、呼吸できなくなりそうだった。
こんな学生生活を過ごしたいだけの人生だった……
羞恥心が強いと、カップルでいるところを知っている人に見られることは確かに恥ずかしいかもしれない。
だから学校の図書館じゃなくて、家で勉强したいという意見も分かる。
バカやろー、もうホントバカだよ!
いや確かにその通りだけどね。家帰って二人きりだったら、きっと集中できないよね。
分かるよ、だって男だもん。
しかしこの発言をさらっと言われたら、もう枕を殴って、それでも衝動が抑えられないならベランダに飛び出して叫ぶしかないんだ。
何なんだこの漫画は!私を悶え殺す気か。死ぬ前に狂うぞ(もうちょっと狂ってる)
ニヤニヤが止まらない、素晴らしい漫画です。世界をちょっと幸せにするレベル。
でも、この漫画を読む度に、不毛なことを考えてしまう。
「徒然チルドレン」みたいな学生生活を過ごしたいだけの人生だった……って。
- 作者: 若林稔弥
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2014/09/26
- メディア: コミック
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