何なんだこの漫画は!!
読み終わった後、思わずそう声に出してしまった。
つうがくろ(1) (アクションコミックス(コミックハイ!))
- 作者: かがみふみを
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2015/03/10
- メディア: コミック
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悶える。心の底から、この作品の展開に悶えてしまう。
悔しいくらいに、だ。しかし、抗うことはできない。
断言しよう。この漫画は、今年最強の赤面漫画だ。
この赤面力に、圧倒されよう
物語は、二人の男女のつうがくろで繰り広げられる。
ヒロインの佐藤さんは、つうがくろで無口だと思っていた転校生の汐田くんと出会う。
汐田くんは無口なのではなく、極度の人見知りだということが分かり、汐田くんへの印象が変わる佐藤さん。
「かわいい」
それが佐藤さんの持った、汐田くんへの印象だった。
話すのは苦手だけど、頑張って仲良くなろうとする汐田くん。
高いレベルの赤面力を持っていて、その様子は同性の私から見ても実にかわいらしい。
異性の佐藤さんには尚更のことだったらしく、汐田くんの可愛さに虜にされていた。
ニヤける表情を、何とか汐田くんに見せないようにする佐藤さん。
表情をコントロールできないほど、汐田くんの赤面顔にやられている。
しかし、このあたりですでに読者は知っている。
佐藤さんの赤面力も、素晴らしく高いことを。
そんな読者の考えなど知らず、佐藤さんは汐田くんを愛でる
可愛い顔が見たくて、いたずらしてしまったり。
この辺りのシーンは、読者の頬がゆるみっぱなしだ。
ただ、今の関係が楽しくて仕方ない。
そんな様子が、容易に読み取れる。
だがしかし、汐田くんも男の子だ。
女の子らしい佐藤さんの一面を見て、つい可愛いと言ってしまう。
見事な、実に見事なカウンターパンチだ。
佐藤さんの赤面力が、ここから急激に高まっていく。
読者は知っている。
赤面する佐藤さんもまた、思わずこちらも赤面しそうになるくらい可愛いということを。
悶絶しよう。ただこの展開に。
佐藤さんの赤面力の高まりは、留まりを知らない。
一緒の帰り道。楽しい帰り道。
でもそこにいるのは、年若い男の子と女の子で。
ちょっとずつ意識する、互いの「性」。
汐田くんの方が、少し早く認識していたようだけれど。
佐藤さんもまた、僅かに遅れてそのことを意識する。
自分が女の子で、「かわいい」と思っていた汐田くんが、紛れも無い男の子だということを。
互いに赤面しあうシーンが多くなり、読者もニヤけるというよりは声にならない声を発したくなるレベルになっていく。
そして、悶えずにはいられない、神社での話がやってくる。
お互いを意識することで、一緒に登下校しにくくなる二人。
恋愛に奥手な二人だから、芽生えた感情をどうして良いか分からない。
そんな中で、突然の雨。
佐藤さんが神社で雨宿りしているところに、遅れて汐田くんもやってくる。
思わず隠れる佐藤さんに気がつかないまま、汐田くんは思わぬ行動に出る。
今までと同じように、佐藤さんと一緒に学校行ったり帰ったり、できますように。
そう、神頼みだ。
今どき初すぎるだろと、見ているこちらが赤面してしまう。
隠れて聞いている佐藤さんは、その比ではない。
頬に朱が差し、その破壊力にクラッとしてしまった。
だが、恐ろしいのはここからだ。
その言葉の直後、佐藤さんは汐田くんの前に姿を表わす。
どうして?という問いに対し、お願いされたけん、と答えるニクい展開。
それに対する、汐田くんの開始が凄い。
何が神様凄いだバカ野郎!!
意味を成さない声を発し、それでも収まりきらずに枕を何度も殴った。
何なんだこの展開は!何なんだこの漫画は!
こんな返しを見せられるなんて。この二人以上に、読者の方が赤面してしまう。
ただただ、悶える。
上手く言語化できなくなってしまうほどに、悶絶してしまうのだ。
1巻を通して、悶えさせられっぱなしだった。
圧倒的な赤面力とその破壊力に、魅せられてしまった。
やられたよ。完敗だ。
賞賛するしかない。それほど、打ちのめされた。
何度でも言おう。何なんだこの漫画は!
悶えたいあなたへ、この「つうがくろ」を心からおすすめしたい。
この最強の赤面漫画を、体感しよう。
- 作者: かがみふみを
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2013/02/12
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