いつかたどり着く

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「はじめてのあく」抱きしめて見つけるキョーコの『いいところ』

はじあくでジローたちが帰るまでの期間が残り1年であることが判明してから、アキユキはキョーコとジローを何とかくっつけようと決意していましたが、今週でそれを実践することとなりました。エーコさんは絡んでないのがちょっと珍しいかなあ。いやきっと就活中なんですよ(笑)

5月といえば5月病……じゃなくて恋の季節!
このブログを見るような人たちはどう考えても5月病を考えるような人達だと思いますが、世間的には恋の季節です。いやカップルが出来る季節だとアキユキは言っていますが。
そんなこと言ってもお前らも彼氏いないだろなんてツッコミは野暮ですよね(笑)


GWに会えなかったことにより思いは募り、「私実はあの人のこと……」的な展開になりやすいそうです。
まあこれは新入生も上級生も関係ない気がしますが。
キョーコを煽ろうとするユキが何となく可愛い。普段はユキはパワーバランス敵にはじあくでも上のほうですが、キョーコに相手にされず気落ちする感じがちょっと新鮮でいいんですよね。
一人の強者を作らない、そんな工夫も藤木先生はしてるのかなあという私の妄想。


改造以外の楽しいこと
キョーコに相手にされなかったため、矛先をジローに変えるアキユキ。
しかしジローはアホっぽいためそこを改善することに。その際の衣装がこわしや我聞の桃子にユキとかが似ているとか似ていないとか……いや上にあれいるから意識は間違いなくしていますが。


ギャルゲーで乙女心を勉強するのはデフォ。瀬戸の花嫁でもあったから間違いない。しかしユキ……そのゲームは男心しか分からないと思うんだ。
まあどういうゲームか分かりますよね。そういうゲームです。
しかしそれではジローを説得しきれず、改造する以外にどうするのだと逆に問われて困る二人。抱き合えるとかなり無茶なことを言うが「おーっ」とか言うジローが可愛い。抱きつきたいんだ(笑)
まあキョーコが柔らかいかは別にして


そして改造されたジローはキョーコと対面し……抱きつく。
何のためにか……というと、それはキョーコを知るためでした。
「抱きしめるとお前はやわらかい。小さい。いいニオイがする。あと、あたたかい」


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この流れが凄まじく素晴らしい!!
ジローは今までキョーコを手に入れたら改造という発想しかなくて、ではなぜキョーコかと言うと肉体的に素晴らしいから……という理由でした。
それ以外のキョーコの良さって、多分ジローは具体的には理解してなかったんだと思います。


だからこそのこの行動。いや他にも当然思うところがあったからの行動ですが、それでもキョーコを支える上でもっとキョーコを知りたいとの思いがこの行動に繋がったというのもあるでしょう。
抱きしめてはじめて分かること。それが柔らかさだったりニオイだったり。そして何よりあたたかさこそがキョーコと言う存在を強くジローに意識させているんだなあと。


そしてキョーコの反応がまたタマラナイ!!
顔が自分でも赤くなっているのが分かるから、ジローに見えないように自然を装ってうつむくその仕草。こういう部分にキョーコらしさが出てるんですよ。藤木先生はイイ仕事するなあ。


またその後のキョーコのセリフも、仲間にする行為として見ることで自分を冷静にさせようとする感じもまたいいんですよね。組織に戻っても……の部分が、少しのひっかかりを感じさせるのがこうね、読者に少しの寂しさをも感じさせる作りになっています。
すごいね、この数ページでもう読者はたくさん味わえるという作り。前号もそうですが最近の藤木先生の話の構成は本当に上手だと私は思います。
キョーコ可愛いなあ。超可愛い!!

おまけ(ネタ的な部分)

今週も前号に続き素晴らしい内容となったはじあくですが、そんな部分に仕込む藤木先生のネタも必見。


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これはある小学館の漫画家のモテっぷりに対する藤木先生の講義の声です(笑)
まあこの容姿でモリって来るとあの先生だなと容易に想像が付きますよね。藤木先生とは仲がいいですし。好きな貧乳を描けばいいじゃないかとはじあく誕生にも関わっていますからね。


しかし、本当にモテるんだなあ。話には聞いたことありますが。
そして殴っているメンバーの一人に藤木先生が混じっている件。あれ黄村が藤木先生的なキャラだと思ってたんですが、直接殴りたいほどモテっぷりが憎いようです。
こんな小ネタも見つけると楽しいんですよね。

画像引用元 はじめてのあく(藤木俊)小学館

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