「砂場」なんかいらない - いつだって"本気"じゃないと気が済まない君へ
この記事を読んだとき、私は少しだけ泣きそうになりました。
分かってしまった。この記事の書いた人の気持ちが何となく分かってしまった。
本ブログで楽しいを伝えたい、とか下の方に小さく書いておきながらこの記事に感銘を受けてしまった。
何というか、自分の底に核していた感情を見つけてしまった感覚です。
私の場合は、楽しいを伝えたいあるいは共有したいという気持ちがあるのは確かです。
でも砂場にいることを目的として、何かの作品を見たり読んだりするのは何か違うな……という気持ちがあります。
昨日共通言語の記事書いておいてお前……とか思われるかもしれませんが、結果として好きな作品が共通言語になることはありますが、共通言語だからその作品を見ようとか読もうとか思うことはありません。
私が一年ほど前顔を出していた界隈では、ホワルバ2がちょっとした共通言語になっていました。でも私はそんなに興味が無かった(そもそもエロゲ自体に対する興味が薄れていた)ので、話に参加することはありませんでした。
でもあの砂場で遊んでいた人たちは本当にホワルバが大好きで、砂場で一緒に遊ぶためにホワルバ2をやるというのは何か違うなあと感じていました。
そこまで興味が無いのに「いーれーて!」と、砂場に入っていくのに抵抗がある。
ラブライブもそうでした。今は凄い人気ですね。
様々な事情から今の人気になる1年ほど前からその存在は知っていました。でもハマることはありませんでした。
私はアイドルという存在に、あまり魅力を感じていないからです。
別に否定する気は全くありません。私が興味ないだけです。
今このコンテンツは、はてブでも話題になるほどの人気を得ています。私の知っている界隈でも盛んにラブライブ!について語っています。
でもこの砂場に、私は遊びに行きません。行けないんです。
砂場で遊ぶことでみんなと何かを共有したい……という考えが、薄い。
結果として私の大好きな作品が砂場になることはあるでしょう。でも砂場で遊ぶことを目的としたコンテンツへの関わり方は、私は何とも受け入れがたい。
これは良いとか悪いとかじゃなくて、単純に私の問題です。
でもそれを今までは上手く言葉で表現できなくて、ずっとモヤモヤしていた部分でした。
それが上記リンク先の記事で、自分の中にはっきりとした形にすることができました。
他人が砂場で楽しそうに遊んでいても、関係なかった。
自分の中の「大好き」を大事にすれば良かったんだ。
砂場なんていらない……とまでは私は言えません。誰かと何かを共有できる瞬間というのが、とても楽しいことを私は知っています。
だから、どの砂場に人が多いとかを気にせず、自分が本当に遊びたい砂場を見つけたりあるいは作ったりしたい。
無我夢中で、城を作ったりトンネルを開通させたり。
その上で、誰かが「いーれーて」って言ってきたら一緒に遊びます。存分に。
繰り返しになりますが、どれが良いというものではないと思います。
むしろ、私の考えの方が硬いというか古いというか。もっと単純に楽しめば良いのにと読まれて思う方もいるでしょう。
だから単純に、自分の中の大好きを大事にしていきたいと思います。
その作品が大好きだから見るまたは読む。大好きだからブログに書くし人に語る。
なんてことはない、単純な話。