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【超朗報】ニヤニヤ必須のラブコメ漫画「初恋ゾンビ」がサンデーうぇぶりでの連載スタート!【読むしかない】

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超朗報です。当ブログでの一押し作品である初恋ゾンビが、web媒体での連載も開始しました。


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初恋ゾンビの魅力は、甘くて切ない青春で満ちているという点です。
現在連載中のラブコメ作品の中でも、青春模様だけを切り取れば初恋ゾンビこそが最前線じゃないかと個人的に思ってしまうくらいです。


ヒロインは3人いて、イヴ、指宿くん、江火野さん。
それぞれがニヤニヤしてしまうポイント、切なくなってしまうポイントが異なっているのが最高に面白くて。
私自身はエビナーです。
それでも、みんなが幸せに笑える未来が無いか考えてしまうのだ……

触れられない切なさ。それでも、一緒にいたい


初恋ゾンビというマンガの中で、1番ヒロインとして切なさを感じさせるのは間違いなくイヴです。
彼女はタロウの初恋ゾンビ。いわば妄想が具現化し、自我を持った存在です。
初恋ゾンビという性質的な部分はありますが、彼女はタロウのことが本当に大好きで。


ほかのヒロインたちと違い、イヴは触れたいと思っても触れることができない。触れてほしいと思っても触れてもらうことができない。
時折それを寂しそうに見せる姿が、たまらなく切ない。
イヴは笑っている時でさえ、儚さを読者に感じさせる存在です。


ほかのヒロインは、自分以外をタロウが選んでも、それは彼女たち長い人生のターニングポイントの1つかもしれませんが、そこが終着点というわけではなありません。
でも、イヴは違う。
指宿くんとの恋が成就すれば浄化され、タロウの心が江火野さんに傾けば昇華される未来が待っています。


これが、切なくないわけがない。
それでも、タロウと一緒にいたいと心から思っている姿に、思わずグッときてしまう。


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ずっと笑っていてほしい。それは決して、タロウだけの願いじゃない


素直な心。タロウを信じる気持ち。
これはほかのヒロインより勝っている、イヴの強さだと感じています。
何があってもタロウと一緒に生きていく、こう言えるヒロインは現在のところ彼女だけでしょう。


自我を持っているとはいえ、タロウの精神状態に大きく影響を受けるなど、彼女との未来は多くの困難が待っています。
ほかの人には見えないということもあり、普通の暮らしを捨てることも考える必要があるかもしれません。
それでも、イヴに笑っていてほしい。
そう思えるヒロインだから、みんな好きなんですよね。

ずっと想ってきた気持ち。いつか届く日を信じて


指宿くんは男装女子です。
タロウのことをずっと想ってきたけれど、様々な事情からタロウに対し自分の性別を偽っています。
好きだけど、伝えられない。
そんなもどかしい指宿くんの恋模様に、毎週悶絶する女性ファンも多数確認されています。


好きという気持ちをあきらめて、別の生き方をすれば楽になれると思ったこともあるでしょう。
でも、指宿くんは「好き」という気持ちを忘れることができなくて。
辛い思いをすることもあっても、タロウが思い出してくれるまで側にいることを選択しました。


何というか、指宿くんの生き様は非常に切ない。
タロウに好きだといえないシチュエーションがまず切ないし、タロウのほかのヒロインに対する行為を指宿くんだけが敏感に感じ取っているから、、それがまた切ないのだ。


こういう部分が、多数のファンを惹きつける力になっているのかもしれません。
個人的に指宿くんの好きな部分は、天然なかわいさがあること。
チョロインと呼ばれることもある指宿くんは、とにかく反応がいちいちかわいくて。
タロウの言葉に一喜一憂する姿こそ、指宿くん本来の顔が出ている気がして、ニヤっとしてしまう。


修学旅行で同じ布団で寝てしまうハプニングが起きた時の指宿くんのかわいさは、ずっと眺めていたいレベル。


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ずっと見ていたくなるレベルでかわいすぎじゃない?


んぎいいいいかわいいいいいいいいい(キリエちゃん風に)


人生が楽しくなってしまうレベルに、時折指宿くんはかわいさを爆発させてくるから困る。
なんだこのかわいい生き物は!と読んでいて何回突っ込んだことか……
こんなにかわいい指宿くんが、男子としてクラスに転校してくるという事実が恐ろしい。
絶対に道を踏み外すやつだこれ。

作中で育つ恋。もう、「ただの」幼なじみではいられない


当ブログ一押しのヒロインは、タロウの幼なじみである江火野さんです。
ほかのヒロインと違い、江火野さんのタロウへの気持ちはふわっとしたもので。
開始当初は、自分の知っている姿とは異なるものを見せるタロウに、戸惑っている姿が中心に描かれていました。


しかし、少しずつタロウの変化を受け止め、それと同時に江火野さん自身も変わっていきます。
変わらないと思っていた距離が、ゆっくりと縮まっていく。
ふとした言葉に、横顔にドキドキして、ふたりはただの幼なじみではなくなっていく。


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意識して赤面する江火野さんのかわいさに、悶えさせられてばかり


作者に言いたいことは、江火野さんを生み出してくれてありがとうということ……!


江火野さんの恋心は、まさに作中で育てられたもの。
どんなときにときめいて、ドキドキして、「好き」という気持ちを育てていったかを知っているからこそ、江火野さんの恋をどうしようもないくらい愛しく感じてしまう。


幼なじみという距離感は難しいものの、好きという感情に沿って行動することに、指宿くんほどの障壁はなく。
イヴのように、他の人から認識されず、触れられないということもない。
必然的に、今や初恋ゾンビの恋模様は江火野さんが中心となって動かしていて。


イヴ、指宿くんといったヒロインに、大きな影響を与えています。
多分恋のレース的には最後尾からのスタートだったのかもしれないけど、江火野さんの魅力はすべてをひっくり返す力を持っている。


エビナーとして、江火野さんに幸せになってほしい。
でもこの中で一番、どんな結果になっても前を向けるヒロインであることも分かっているから、他のヒロインが辛くなるくらいなら……と思ってしまうこともある。
そういう強さを含めて、私は江火野さんを好きになってしまったのだ……

終わりに


読者をニヤニヤさせ、悶絶させ、切なくさせ、悩ませる。
怒り以外のすべての感情を、この漫画は時折引き出してくる気じゃないかと思ってしまいます。
みんなが一生懸命、誰かを傷つけないようにしている。


無意識に傷つけていることもたまにありますが、そういう優しさや思いやりがある部分も、この漫画を好きになってしまうポイントです。
はー、ほんと初恋ゾンビ好き。
2018年も、当ブログは初恋ゾンビを応援していきます。
応援をやめるのは、ブログ止める時か初恋ゾンビが完結するときですね。


果たしてどちらが早いか……(笑)
という感じで、2018年もよろしくお願いします。あけおめです(最後に)


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