いつかたどり着く

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漫画とかの駄文書く。

「初恋ゾンビ」赤面も、涙も。幼なじみの溢れ出る気持ちに、悶えろ

初恋ゾンビが素晴らしすぎて、思わずタイトルが命令形になってしまいました。
心の中では「プリーズ」って最後につけてるので、許してください。


今週は、江火野さんを軸に物語が大きく動いていきます。
指宿好き、イヴ好きはそれぞれのヒロインのことを思うと、いつも苦しそうな感想ばかりが出てきていましたが、今週は江火野好きがその気持ちを味わうことになります。


ヒロインの本音が、苦しさが、涙が。
ラブコメは、こんなに心をザワザワさせるジャンルだったか?と思わず唸ってしまうほど、今週の初恋ゾンビに魅せられてしまいました。

届かぬ思いの向かう先


先週決定した文化祭の出し物、演劇「ロミオとジュリエット」。
クラス全員で交代交代で主役を演じるという流れですが、衣装代がヤバそう……という疑問も私の中で浮かんだり。
そこはサイズを3種類作って、それを交代で着るという形にするそうです。


……まあ、あのお方がいるので、3種類じゃ足りないわけですが。


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これが、江火野っぱい(公式名称)だ


図っている女性陣も、驚愕の大きさです。
大きいことは分かっていても、数値で見ると圧倒的な破壊力なのでしょう。
ドラゴンボールで例えると、フリーザの戦闘力を聞いた時の絶望感に近いものを女性陣は体感しているのだ。


盗み聞きしている男子は、興奮しすぎて何かが点火しちゃう自体は避けるように。
それは少年誌だとヒソカくらいしか許されないからな(サンデー新連載のアイドル漫画でもやってるけど)
万が一なったら、ちゃんと吹き出して隠そう。


……コホン。
さて、先週から妙に機嫌が悪かった指宿くん。
そりゃあね、好きな男子が、魅力的な女子と劇とは言えイチャコラするのが気にならないわけがない。
まして、主要キャラの中で指宿くんだけが、江火野さんがタロウを好きになりつつあることを、明確に知っているのだから。


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うーむ、だいぶ暗黒面に落ちている。
1巻の「恋愛とかチャラチャラしたことには興味がない」という、江火野さん自身の発言を引き合いに出してくるあたり、だいぶ陰湿です(笑)
過去の発言を逆手に取って、タロウと良い感じになるなよ……というプレッシャーをかけてますね。


これが女の駆け引きってやつか(違う)


ただし、指宿くんの嫉妬なんて可愛いもの。
タロウとの演劇を意識して赤面した江火野さんを見てしまった人吉くんの気持ちは、初恋ゾンビが失恋ゾンビに近い姿となって、牙を向きます。
届かぬ思いの向かう先は……イヴ。


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かなり衝撃的なシーンでした。
今までも、初恋ゾンビがイヴを不快にさせたりすることはありましたが、明確な敵意が彼女を襲うことはありませんでした。
しかし今回、首絞めという暴力がイヴを襲います。


初恋ゾンビが呼吸しているとか、そもそも生死があるのかは分かりませんが、「苦しい」のは容易に読み取れました。
干渉というレベルではなく、明らかな「攻撃」。


その場はタロウが大声を出して注意をひきつけ、一旦はイヴが開放されます。
ただ、いつ同じようなことが起こってもおかしくはない状況。


タロウは、イヴをこれ以上傷つけるわけにはいかない。
それには、人吉くんの初恋ゾンビを何とかする必要がある。
タロウの少し憂鬱そうな表情と言葉から、何が起こるかが分かってしまい、辛い。

「誰か」と扱われたくなかった


江火野さんは、ロミオとジュリエットをよく知りません。
なので、どのシーンをやるか決まっても、ピンと来ていない感じでした。
それでも、台本を読めば分かる。
恋人役を、タロウと演じるというこが。


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可愛すぎて震えながら枕を殴り続けた


この赤面顔は、全読者に効く。
江火野さんが、タロウを意識して見せるようになった乙女な表情が、可愛すぎて悶えずにはいられないのだ。
台本を抱きしめるかのようにしている江火野さんから溢れ出る、愛しさ。
狂いそうになるくらい凄まじい、破壊力。


今回、江火野さんはバレー部の部室で、一人台本を読みながらお昼を食べています。
普段は、誰かと一緒に食べているはずです。
じゃあなぜ、一人で食べているか。


多分一度、落ち着いて台本を読みたかったのだと思います。
人に見られないように。
意識してしまう自分を、見られないように。


作中で言葉として明確に描かれなくても、こういうシチュエーションで江火野さんの心情を表現してくるのが、非常に上手だと感じました。
この次のシーンも、また良いんですよ。


タロウのことを意識した状態で、連絡が届くシーン。
江火野さん自身、このシーンでは言葉は発していない。


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発していないにも関わらず、伝わってくる「タロウに会いたい」気持ちは何なのだろうか。


本人も絶対気づいてないけど、少し駆け足になるくらい、タロウに会いたかった……というのが、読み取れてしまって。
無意識に、「好き」が溢れてしまっている江火野さんが、すげえ可愛くてな。
何度も何度も、赤面からの駆け足が描かれた2ページを、何度も読んでニヤニヤしてしまうのだ。


けれど、物語は江火野さんをここで「苦しめる」のだ。
酸いも甘いも噛み分ける。それが恋なのだ。楽しいだけが、恋ではない。
指宿くんやイヴと同じように、タロウに恋をするならば、苦しさや切なさを経験する時が来るのだ。


タロウの要件は、自分と人吉配置チェンジ。
それが何を意味するか分からないほど、江火野さんは鈍感ではない。


タロウによる男女の結び付けは、江火野さんも見てきた。
気にしていなかった。
でもそれは、「自分」じゃない「誰か」だったから。


自分が「誰か」の側に回ることは考えていなかった。
考えたくなかった。タロウに「誰か」として見られたくなかった。
「誰か」じゃなくて、「江火野」として見て欲しかった。


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辛い。会社で0時過ぎて働いている時の状況よりも辛い。


言葉の通り、タロウ以外から言われていたら、こんな反応はしなかっただろう。
本音も、涙も、溢れたりはしなかっただろう。
タロウにだけは、そうして欲しくなかったという気持ちが、苦しいくらい溢れている。
これが、今まで指宿好きやイヴ好きが味わってきた苦しさなのか……辛いよぉ


この後の展開で、個人的に一番気になっているのはタロウの行動です。
イヴを守るために、江火野さんと人吉くんを組ませようとしたタロウ。
でも、江火野さんを傷つけてまで何かしよう……という覚悟は無かったはずです。
傷つくことを、想定できていなかったから。


過去にも一度、誕生日に江火野さんをタロウは知らないうちに傷つけていたことがあります。
その時は、龍やイヴにフォローされて、自分の過ちに気づくことができました。


今回も、誰かにフォローされて、江火野さんとの関係を修復するかもしれません。
ただ、これまでの物語を通して、主要キャラはみんな精神的に成長しています。峰浪先生が成長して欲しいという気持ちで描いているし、私も読者としてキャラの成長を感じています。
だからこそ、省エネじゃなくなったタロウは、どうしなきゃいけないのかを気づかないといけない。
というか、気づいて欲しいんだな、私が(笑)


イヴを守るために、江火野さんを傷つけて良いわけじゃない。
例え恋じゃなくても、タロウにとって江火野さんは幼なじみであり、大事な存在です。
大切な人の「気持ち」を守れる選択肢を、タロウが見つけてくれることを、心の中で期待しています。


それはもしかしたら気持ちに踏み込んだり、気持ちを晒したりするような怖さを伴うかもしれないけど、乗り越えてもらいたい。
今回の話で、だいぶ主人公としての株を下げてしまいましたからね(笑)
挽回してもらわねば!!

終わりに


完全に江火野回でした。
書きたいことがありすぎて、まとめるのが難しかった。
本当は、イヴを指宿くんが助けようとしたところも言及したかったけど。


この何かを大切にしようとして、誰かが傷ついてしまうような展開の中で、誰がどのように成長するのかを見守りたい。


あと1つ。人吉くんは作中だとヘイトポイント溜めてるけど、私はそんなに責められない。
表には出さないように必死に堪えても、醜い恋心が初恋ゾンビとなって見えてしまう……というのは、実は可哀そうなんだよなあ。

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