いつかたどり着く

いつかたどり着く

漫画とかの駄文書く。

「初恋ゾンビ」意識することを隠せないヒロインたちが、愛おしいのだ……

学園ラブコメの定番イベントの1つ、文化祭。


文化祭では、やはりクラスでどんな出し物をやるかというのが注目ポイントです。
例えば、「古見さんは、コミュ症です。」や「天野めぐみはスキだらけ!」で描かれた「メイド」系の出し物も、ラブコメの定番の1つ。
そんな中で、タロウたちのクラスでは、ロミオとジュリエットの演劇をやる流れに。


最近の作品まで網羅しているラブコメ好きなら、ニセコイを連想している人が間違いなくいるでしょう。
いや、あの演劇、私は好きですよ(小野寺さん好きにとっては憎々しい回かもしれませんが)


ジャンプのラブコメでは、「ニセコイ」が「マジコイ」に変わった、ターニングポイントとなった回でした。
「愛」をテーマにした演劇を通して、少年少女たちは自分たちの恋を自覚する。
今週の初恋ゾンビでも、何かが起きることを予感させてくれました。

伝えられない言葉ばかりで……


もうね、確信していることがある。
指宿くん好きでいるのは、耐える力が必要なのだ。


指宿くんは、男装女子で。
好きな人に、女の子であることを隠していて。
こういう男女の仲を発展させそうなイベントも、彼女は自分の気持ちを押し殺さなければいけない。


必然的に、指宿くんは悩んだり苦しんだりしているシーンが非常に多くて。
指宿くん好きは、幸せになって欲しいと思っているのに、なかなか報われないから辛いに違いない。
せめて、女の子であることを伝えられたら……そう思うファンも多いことでしょう。


今週の初恋ゾンビは、文化祭編の導入という展開で。
演劇でロミオとジュリエットをやるという流れになり、コスプレ好きの女生徒からロミオを指宿くんにやってもらいたいという声が挙がります。
他の女生徒がジュリエットにこぞって立候補し、争いになる寸前。


面倒な展開になりそうな中で、男子から、ならばタロウがジュリエットを……という斬新な案が提案されます。
止めろ、タロウの女装は前にも見たけどひどいぞ。
同じサンデーの「古見さんは、コミュ症です」の只野くんくらいの女装だったら、喜んで賛成するんだけど。


www.itutado.com


読者はそんな理由で反対ですが、指宿くんの反対の理由は別にあるようです。


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最近ちょっと乙女すぎぃ!!


こんなに可愛い男子高校生がいるか!(まあ結構いるかもしれないけど)
クールな美少年的な感じが、最近はかなり薄れつつあります。
もうね、女の子であることを隠しきれなくなってきている。


指宿くんの可愛さは、そろそろ男子高校生という枠では隠しきれなくなってきているのだ……


恋をすることで女の子として魅力的になっていく、というのはよく聞くけど、指宿くんもそうなのでしょう。
タロウを好きな気持ちが強くなっていくたび、女の子としての可愛さが増していくのだ。
巻数を重ねるごとに、指宿くんが可愛くなっていくから困る。


あと、もう1つだけツッコみたい。
「逆ならやってもいい」じゃなくて、「逆ならやらせて欲しい」だろ!
聞こえないように言っているのに、その中でも妙に見栄というか意地を張る指宿くんが可愛い。


まだまだ素直になれない指宿くんだからこそ、読者は愛でたくなるのだ。


ただ、そうは言っても指宿くんは男装女子。
このイベントで、望む結果は基本的に手に入らない。


彼女は男女逆転劇でもしない限り、ジュリエットにはなれないのだ。


クラス全員でロミオとジュリエット役を交代で演じる中、指宿くんはロミオ側で。
タロウもまた、ロミオ。
相手役のジュリエットは、指宿くんではないのだ。


クラスの中で、人の良い王子様的なキャラを演じている指宿くん。
性別を偽って。性格を偽って。
自分を押し殺すことには慣れている。
けれど、漏らさずにはいられなかった。


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ああ、また心が痛い。


どんだけ指宿くんは、辛い思いをしていくのでしょうか。
ラブコメのヒロインの多くは、選ばれない苦しさを味わいますが、指宿くんは選んでもらえる土俵にさえ未だ立てなくて。
ライバルが、想い人と心を通わせるチャンスを、見ているだけしかできないことが多くて。


指宿くん好きは、今週の展開で呼吸困難になっていたことでしょう。
辛いなあ。
相手役が、江火野さんじゃなければ、まだここまで苦しむことは無かっただろうに。

自覚していく、気持ち


上述したように、タロウがロミオを演じる時のジュリエット役は、江火野さんが選ばれました。
もちろんそれは、立候補したとかではなくて、くじ引きの結果です。
偶然そうなったわけではあるけれど、江火野さんが踏み出したからこその、結果ではある。


というのは、タロウがジュリエット役をやる案が出た時に、反対したのが江火野さんだったからです。


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それは女子としての意地のように見えますが、指宿くんを意識しているタロウが嫌だったから。
このあたりに、江火野さんの乙女心が出ていてニヤニヤしちゃう。


この江火野さんの反対がきっかけで、タロウが全員でロミオとジュリエットを演じる案を提案し、それが採用されます。
江火野さんの「タロウと指宿くん」のロミオとジュリエットが嫌だな、というちょっとした気持ちが、望んだ相手とのジュリエット役を呼び込んでいて。


決まった時、江火野さんはちょっと固まったような感じで。
正直、どんな気持ちなのかが読み取れませんでした。
恐らく、意識しないようにしていたのだと思います。


意識したらもう、止まらなくなるから。
気持ちに、名前がついてしまうから。


事実、タロウジュリエット案にムキになって反論した時のことを指摘された時の反応が、それを物語っています。
考えてしまえば、意識することを隠せないのだ。


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何回だって言うけど、赤面するヒロインの顔は最高に可愛いのだ……!!


江火野さんの赤面顔は、これまでだって見てきた。
でも1つとして同じものはなくて、指宿くんと同じように、巻数を重ねるごとに、「好き」という気持ちが膨らんでいくのが分かる。
表情に、行動に、「好き」が積み重なっていくのが伝わってくるのだ。


江火野さんは、今純粋に、恋のステージを登ろうとしています。
そこにはまだ、大きな「苦しさ」はない。
でも、彼女が指宿くんが女の子であること、あるいはイヴの存在を知った時。
その時、きっと江火野さんもまた、苦しさや辛さを経験するのでしょう。


もちろん、気づかなかったり知らないままの可能性もあります。
ただ、タロウを好きになった彼女は、その真実にいつかたどり着く気がしています。
江火野さんの恋は、きっとそこまで深く踏み込むものになる。
そんな予感がしています。

終わりに


指宿くん好きも、江火野さん好きも、ドキドキしてしまうような展開になってきました。
何というか、すんなりタロウ・江火野ペアで演劇が行われる気がしてないから。
うーむ、このあたりは完全にニセコイのせいで疑心暗鬼にならざるを得ない(笑)


本当に、毎週読み終わるたびに「続きはよ!」って思ってます。子供みたいに。
ヒロインそれぞれの反応が、抱きしめたくなるくらい愛おしい。

単行本8巻も含めて、7月の初恋ゾンビは楽しみしかありません。


そうそう、今週の江火野さんはサンデーの某幼なじみ漫画をリスペクトしてましたよね!


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江火野芽衣はスキだらけ!のスピンオフ決定ですね(違う)


……充分注意した上での結果なので、天野さんとは大違いですけど(笑)
指宿くんはスキだらけでも、胸が収まりきれなくてブレザーのボタンが取れるなんて事態は発生しないけどな!

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