いつかたどり着く

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漫画とかの駄文書く。

「初恋ゾンビ」大きいのも小さいのも好きな人生でした

大きいのも小さいのも好きな人生でした


これは、ある男が残した名言です。
「かぐや様は告らせたい」の石上会計の名言で、発言主は正直覚えなくても良いんですが、この言葉は非常に深い。
私は、今週の初恋ゾンビのカラーページを見た時に、上記の言葉を思い出していました。


http://blog-imgs-104.fc2.com/z/e/l/zelkova777/hz231.jpg


あえて何がとは言わない。


何というか、慎ましやかで美しい。
不健全だけど、健全。


初恋ゾンビのカラーを見て、綺麗とか美しいとか、そういう単語ばかり浮かんでしまうサンデー読者は私だけじゃないでしょう。
センターカラーを堂々と飾った指宿くん。
なのになぜか、担当編集者に残酷リバーシブルと言われているそうです。
そう、カラーは表だけじゃない……裏もあるんだ。



……君は何も見ていない。いいね?


※1 無料試し読みキャンペーン部分はよく読んでおきましょう。
※2 タイトルすでに回収されてしまいましたがここからが本編です



初恋相手と初恋ゾンビの関係

初恋ゾンビは、男性の初恋が形となった存在です。
身も蓋もない言い方をすれば、妄想が具現化したもの。
今週まで、私はそう思っていました。


ただ、全ての初恋ゾンビがそうなのかは分かりませんが、自我を持った初恋ゾンビはどうも少し違うようです。
イブとキョーコのやりとりが、それを感じさせていました。


キョーコは、イブにとって指宿くんがどんな存在かを尋ねます。
それに対し、イブは「タロちゃんと仲良くして欲しい人。」と答えます。
単行本6巻でも、イブは嬉しそうに二人がケンカしないように仲良くする係を自称していました。
偽らざる本心なのでしょう。


キョーコは、その理由を更に深く掘り下げようと質問します。

http://blog-imgs-104.fc2.com/z/e/l/zelkova777/hz232.jpg


まるで、そのイブの願いは、更に深い「初恋ゾンビ」の本能に根付いているかのように。
イブ自身は、「仲良くして欲しい」から深掘りしたことがないのでしょう。
反応から、それが伺えます。


恐らくではありますが、キョーコ自身は自分の存在意義をこれまでずっと考え続けてきたのだと思います。
イブが自我に目覚めて、まだ日はそう経っていませんが、キョーコは相当な時間、自我を持っている状態です。
初恋ゾンビが見えなくなっていた期間がタロウの曽祖父にもあるので、その間キョーコがどういった存在だったかは不明ですが、少なくとも数年は持っていたでしょう。


その時間、彼女はきっと考えた。
自分の願いが、どこから来ているものなのかを。
キョーコ自身が、自分のモデルに対してどう思っているかはまだ分かりません。
ただ、イブへ問うシーンを見る限り、やはりそこに何かあるとしか思えません。


この一連のやり取りの中で、やはり気になったのはタロウの反応です。
指宿くんにも問われていますが、明らかにイブとキョーコの会話を遮っていて。
きっとそれは、イブに気づいて欲しくないことがあったのだと思います。


明確な答えではなくても、それが何かをタロウは薄々感じているのでしょう。
そしてそれは、イブを悲しませたり悩ませたりすること。
だからタロウは、遮ったのでしょう。
そういう事実を一人飲みこんで、タロウはイブと生きる。そんな風に思っているのかもしれません。


これもあくまで推測ではありますが、初恋ゾンビは、モデルと宿り主が結ばれることを本能的に願っているのかもしれません。
根っこにそういう願いがあるから、イブは二人に仲良くして欲しいと思っている。
近い答えを、きっとキョーコは持っているのはないでしょうか。

イブの想い。指宿くんの想い。

キョーコという初恋ゾンビは、宿主の思惑と離れたところで行動することができる初恋ゾンビです。
それが、イブには怖くて。
宿主に内緒で行動できることが、嫌で。


http://blog-imgs-104.fc2.com/z/e/l/zelkova777/hz233.jpg


何というか、初恋ゾンビという存在が、宿主と寄り添うものであって欲しいという、イブの願いが透けて見えるようなシーンでした。
多分それは、初恋ゾンビであるイブだからこその感情。
自分という存在が、タロウを傷つけたり裏切ったり、嘘をつかない存在であることへの祈り。


タロウは不思議に思っていますが、キョーコはどこかイブのその感情を理解しているようでした。
そういう気持ちがやはりあるのか、あるいはかつて自分が通った道なのか。
恐らくは両方でしょう。
イブのような気持ちを持ちながらも、何かのために宿主の思惑と離れた行動をしている。
彼女の目的が何なのか、非常に気になる。


さて、指宿くんはというと、キョーコのモデル捜索の条件として、お祭りに出ることに。
そのお祭りは、男性が女装して神輿に担がれるというもの。
もちろん、担がれるのは指宿くんです。
女性の指宿くんが男装して、その上で女装する?もうわけが分からんな。


着飾った指宿くんですが、やっぱり先週の出来事を引きずっているのが感じられました。

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少し、寂しげに。
まるで、自分には手が届かないかのように。


イブの輝きは、タロウのイブそのものへの想いだと知って。
かつての初恋とは、別の感情だということを知って。
指宿くんが、苦しさを表情に出さないようにしているのが、逆に読者としては切なくて苦しい。


イブの方も、真実が想像通りだとしたら、初恋を成就させるために行動している。
つまりは、自分を消滅させる道を歩んでいるということになります。
想像しただけで、切ない。
どう転んでも、この物語は切なくなっていくのだ……

終わりに


単行本6巻を読んでから、初恋ゾンビ熱がかつてないほど高まっています。
おすすめの漫画を聞かれたら、まず最初に初恋ゾンビを挙げてしまうほどお熱です。
最近の初恋ゾンビが面白すぎて幸せです。


これは私だけがお熱なわけではなくて、サンデーのCカラーになっていることからも、以前より人気が出ていることが伺えます。
……そうだと良いなあという、私の願望もありますが(笑)
LINEで無料連載スタートしたからか、Twitterでの感想もよく見かけるようになりました。おかげで乾燥をふぁぼるのがはかどります(笑)


最後に、大事なことなのでもう1回書きますが、3月31日から「初恋ゾンビ」が2巻まで無料ためし読みができます!!
未読の人は、この機会に絶対読もう!



※試し読み

seiga.nicovideo.jp

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