いつかたどり着く

漫画を中心とした感想&レビューサイト。

「天野めぐみはスキだらけ!」話したかったという寂しさ。こんな幼なじみとがいる世界線はどこですか?

天野めぐみはスキだらけ!の面白さが、大爆発しています。
連日ユーロで夜更かししている、サッカー好きの目もぱっちりしてしまう破壊力。

つまりは、天野さんが今年最強の幼なじみだってことだYO!

※本当に素晴らしかったので結構テンション高いです

いつもと違う帰り道


天野さんと学は家が近所ということもあり、一緒に帰る場面が多く描かれています。
もっとも、天野さんが学と帰れるように、ちょっと努力しているというのもあるんですが。


ただし、今週の帰り道はいつもと少し違います。
それは、天野さんが自分の犬を友達に見せるために、一緒に家まで行こうとしているという部分です。


いつもと同じバス停で、いつもと同じように学と出会う天野さん。
しかし、学はそっけない反応を見せます。


これは、野球応援の時もそうですが、天野さんが友達と一緒にいるときは、なるべく話しかけないようにしているためです。
天野さんは、可愛くて人気があります。
学は自分が日陰にいるキャラだと思っている節があり、そんな自分が話しかけるのは迷惑だろうと考えていたりします。


でもそれは学の考えであって、天野さんに確かめたわけではありません。
彼女がどう思っているかなんて、学の後ろ姿を見送る天野さんの表情を見れば、すぐに分かるよ。


f:id:watari11:20160630001443j:plain


この、ちょっとさびしそうな表情がたまらない。


少し話したかったのに。
そんな感情が伝わってきます。


バスに乗っている時も、友達と話しながらも、学の方を見てしまうあたりがもう、凄く可愛い。
近くにいるのに、話せない。
今まであまりこういうシーンが中心になることは無かったので、読者も何かやきもきしちゃいます(笑)


でも焦らされた分、後半の展開が爆発する。


話したいという気持ち


友達といる時、天野さんはとても楽しそうでした。
しかし、別れた後の天野さんの表情は暗い。


1日が終わろうとしている中で、学と話せなかったことがずっと引っかかっていました。
駐車場からの帰り道、学の家でふと足が止まる。
夜も遅いため、流石に家に入るのは気が引けるようでした。


頭では、学がそっけなくした理由は理解しています。

f:id:watari11:20160630001716j:plain


それでも、ちょっとだけ話がしたかった。
もしかしたら、学とその日会わなかったら、ここまで話がしたいと思わなかったかもしれません。


高校に入って、学と話す日々が当たり前になりつつあったから。
会えば話すという関係が、当たり前になっていたから。


だからこそ、会ったのに話せないということが、天野さんの中で妙に引っかかっていたのでしょう。


ああもう、可愛すぎる!


と、僕が悶えている中で、最後にここまでのやきもきした気持ちを吹っ飛ばす展開が待っています。
とぼとぼ歩く帰り道、家の前には、天野さんを待つ学の姿がありました。


店の余りものを、犬用にと「わざわざ」持ってきた学。
いやもう、次のページに素晴らしい未来が待っていることを確信しました。


f:id:watari11:20160630001925j:plain


今週のサンデーのベストシーンである。


嬉しさ爆発というのは、まさにこのようなシーンに使うのでしょう。
ここぞとばかりに、学成分を補充しようとしている天野さんが可愛すぎて死ぬ。


別にそこまでのことをしてもらったわけではないけど、嬉しすぎて抱きついちゃう天野さんは、もう天使だ。


何度も何度もこのシーンを読んで、天野さんが可愛いと繰り返し悶えています。
守りたいこの笑顔。


僕の頬が、大変幸せなことになっています。
明日会社行けないな(行きたくないだけです)

終わりに

僕が、今週の天野めぐみはスキだらけ!でニヤニヤしちゃった部分がもう一つあって、それは学が天野さんの家の前で彼女を待っていた場面です。
なぜ学は、夜遅くに天野さん宅を訪れたのでしょうか。
確かに、家の余り物が欲しいという話を、以前天野さんはしていましたが、それを学が夜遅くにわざわざ持ってくるのは少し考えにくいです。


多分、学の場合は無自覚でしょうが、学自身も天野さんと話がしたかったのだと思います
天野さんが、学と一緒にいることが日常になりつつあったということは、学にも言えることです。


天野さんと会ったのに話をしなかったことが、どこか学も引っかかっていて、理由をつけて会いにきた。
あの場面、僕にはそう読み取れちゃったんですよ。


深読みしすぎかもしれませんが、そうだったら良いなあと個人的には思っています。


多分これまでも、そしてこれからも何度も書くことになるんだろうけど、やっぱり書かずにはいられない。


こんな幼なじみが欲しいだけの人生だった!


……まだ単行本感想書けてないや。。。

スポンサーリンク