いつかたどり着く

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いつかたどり着く

漫画とかの駄文書く。

黒板に描かれる、伝えたい気持ち。サンデー新連載の「古見さんは、コミュ症です」が期待するしかない件

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自分はコミュ症だ、そう思ったことはありますか?


どうも、なんちゃってコミュ症です。少しそうだった時期はあります。
ちょっと内気なだけの、自称コミュ症がはこびる昨今、本当のコミュ症はSNSでだってコミュ症だったりするようです。


自己紹介の時に「コミュ症なんで」みたいな予防線張ってる君、本当のコミュ症は定型文しか言えないんだからな!


サンデーでは、そんなコミュ症な主人公(兼ヒロイン)を描いた、「古見さんは、コミュ症です」の連載がスタートしました。
……これが凄く良かった。

地上最強の男と同じエンジン音

この物語の語り手、只野くんは小心者です。平穏に生きることを目指しています。
平凡な人間のように描かれていますが、中学時代は色々あったようです。痛さ的な意味で。
成長したんだね……


しかしそんな彼の平穏に生きるという目標は、早々に潰れます。


下駄箱の美少女。平凡な挨拶。
しかし返ってきたのは「ドドドドドドドドドドドド」という少女に似つかわしくない異音と凄まじいプレッシャー。


……こ、これは、キングエンジン!?


地上最強の女と出会ってしまったようです。死んだな(南無)
もちろん嘘です。この世界にワンパンマンはいない(多分)
でもエンジンの原理は一緒。


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動力源は心臓です。
会話しただけで出せる分、キングよりエンジンのかかりは早そうです。


そんなことより、青ざめている古見さんが可愛いすぎて愛でたい。
何だこの可愛い生き物は……


これだけコミュ症だと、自己紹介などで詰みそうなレベルです。
……が、古見さんは読者の予想の上を行く。
黒板にただ名前を書き、また席に戻る。それだけ拍手喝采が沸き上がる。


先生は腰砕けになってた。男性教師だったら前かがみになってたかもしれない。
何かそのシーンで抱き合っている男二人がいたけど、あれはきっと違う理由だ。


とにかく、1日でクラスの人気者になってしまった古見さん。
只野くんはと言うと、隣の席というだけで、コナンの犯人みたく、嫉妬で黒く染まったクラスメートに暗殺されそうになっていました。
一人「うふふうふうううふうう」って言ってる人がいた。
あいつはきっと只野に気があるな(違います)


あとよく分からないけど、後ろの席に忍者がいる。
命を狙ったあたりで急に出てきたのかと思ったら、普通に只野が席に座ったシーンからすでに描かれてた。
忍べよ。


そして只野にバレる、古見さんのコミュ症。


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何となく言いたいことは分かるし、コミュ症なのは凄く伝わった。


長いサンデーの歴史の中で、一番ヒロインが震えているシーンでしょう。
というか、比較になりそうなキャラがいないレベルの震え。


ちなみに古見さん、今回の話で「な」の他に発した文字は、「ま」と「あ」と「お」と「ぼ」だけです。


「ぼ」ってなんだよ、HUNTERXHUNTERか!


……いやジンが何か変な巨大生物に乗ってた時に、「ぼ」って言ってたじゃん……(弁明)


それはさておき。
巻頭カラー47ページ、これだけしゃべらないヒロインは前代未聞だよ!
ゲッサンでやってたちろりじゃないんだから(笑)

古見さん……恐ろしい子

コミュ症だって話がしたい


言葉を発せられないので、古見さんとコミュニケーションを取るのは非常に困難です。
普通なら周りが気づきそうなものですが、古見さんはいつも「自分とは違う特別な人」と周りに認識されていたのかもしれません。
話す存在ではなく、見て敬うもの。
だからいつも、彼女は一人でした。


黒板に描かれる、伝えたい気持ち。本当の気持ち。


本当はしゃべりたい。
一人で食べる、お弁当の時間が辛い。


次々と書き込まれていく、「どうしよう」という想い。
隠してきた不安な感情や寂しさが、ありありと伝わってくる。


思いの丈を書き連ねて、去ろうとする古見さん。
彼女は知らなかったんですよ。


気持ちを誰かに伝えたら、何かが返ってくることを。


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これにシンプルに、「はい」とだけ返してしまう古見さんが可愛らしい。
コミュ症か!
……あ、コミュ症でしたね(笑)


そして黒板を目一杯使って、「会話」をする二人。
この一連のシーン、凄い好きです。
只野が恐る恐るでも、古見さんと向きあおうと一歩踏み出したことも。
古見さんが、生き生きと黒板に書き込んでいく姿から、これが本当の彼女だということが読み取れることも。


連載したその時から、こんな心に響いてくるようなシーンを描かれたら、僕は作品に惚れちゃいますよ


でもこれだけじゃなかった。この作品の底はもっと深かった。


友達を作りたい古見さん。
自分が友達になって、それを更に手伝うと伝える只野くん。

黒板に書かれる、肯定の文字。信じられる横をみたその瞬間。


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恋に落ちる音がした


発信源は僕です。すいません、惚れました。
だって可愛すぎるでしょ。
これはコミュ症から来るものじゃない、照れから来る乙女の表情なんだよ!


古見さんが初めて見せた、女の子らしい表情に、僕の心はときめいてしまいました。
Twitter等で検索すると、この表情にやられてしまった読者が多数発生してしまったようです。
みんな恋しちゃったんだね。

終わりに


期待するしか無い漫画が、始まってしまいました。読み切りの時より面白くなっていて嬉しい。
1話のインパクトだけだったら、好評連載中の「初恋ゾンビ」や「天野めぐみはスキだらけ」をも凌ぐかもしれません。
冗談抜きに、サンデーが今面白い。


黒板の文字が潰れてしまっていて、読みにくかったのだけ残念でした。

単行本では直っている?じゃあ買うしかないね!(ダイレクトマーケティング)
非常に楽しみな作品です。
みんなサンデーを読もう。


だがしかしとの煽り文での絡みが面白かった。よくしゃべる蛍ちゃんも僕は大好きです(笑顔)

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