どうしよう、すじピンが3巻が面白すぎる。
毎週ジャンプで読んでいるはずなのに、胸の高ぶりが抑えられない。
3巻に収録されている文化祭は、つっちーと渡ちゃんに取って1つのターニングポイントとなっているため、素晴らしい熱を込めて描かれています。
つっちーの行動を読んで、心を燃やさない少年漫画好きなんて存在しないんだよ!
いつか来るその日まで、支えるという決意
2巻で渡ちゃんが大会中に踊れなくなる自体が発生しましたが、原因は小学生の時に起こったちょっとした事件のせいでした。
精一杯のおめかしをした渡ちゃんは気になっていた男子にそのことを笑われ、自分に自信が持てなくなって。
頑張ってそれを克服としようとする姿を見てきているので、その努力が報われて欲しいと願わずに入られない。
けれど、この問題の根は深い。
偶然聞いてしまった、競技ダンス部へ向けられた心ない言葉。
彼らにしてみれば、悪口ですらなかったかもしれない。
ただ、渡さんのトラウマを呼び起こすには充分なものでした。
準備に現れない渡ちゃんを心配する競技ダンス部の面々ですが、この時からすでにつっちーがカッコ良かった。
パートナーだから。
そう言って探しに行くつっちーが、カッコ良い。
競技ダンス部の面々も、探しに行くのは得策ではないという意見の中で、大人しいつっちーが自己主張したことに少し驚いているほどでした。
男の子してくれちゃって!と思わず頬が緩みます。
そしてここからの流れがとにかく熱かったんだ。
トラウマが蘇っても、競技ダンス部の先輩たちのため、つっちーのため、体を引きずりながらも会場の体育館まで何とかたどり着く渡ちゃん。
こんなに頑張っているのに、駄目なのか。
心と体の震えは、止まってくれないのか。
読んでいる私のほうが悔しくて泣きそうになるレベルでしたが、人混みをかき分けて、つっちーが渡ちゃんの元にたどり着きます。
彼は渡さんをいたわりながら、自分の想いを伝えます。
自分も似たようなことがあって、女の子が少し苦手だったこと。
渡ちゃんと出会ったことで、いつの間にか気にしなくなっていたこと。
渡ちゃんがいたから、今の自分になれた。だから今度は。
いつか忘れられるその日まで、僕が支えるから。
控えめなつっちーが、はっきりと伝えた気持ち。揺るぎない決意。
なぜそんなことをするのか。問いにするのも馬鹿らしい。
自分が渡ちゃんと出会ったことで変われたから?
それもあるかもしれない。でも例え渡ちゃんとの出会いが変わるきっかけではなくても、つっちーは支えると言ってみせただろう。
答えはシンプルだ。
つっちーが渡ちゃんのパートナーだからだ。
つっちーにとって、支える理由はそれで充分なんだ。
もうこのシーンが好きすぎて、何度もなども読み返しては目頭を熱くしてしまう。
僕がなんとかする、じゃないのだ
つっちーにできることは、側にいること。渡ちゃんが不安な時に側にいて、不安を半分にしてあげること。
それだけしかできないとつっちーは言うけど、それが渡ちゃんにとってどれだけ嬉しいことか。
つっちーの言葉に勇気を取り戻して、舞台に立つ渡ちゃん。
それでも、震えが止まらないわけでじゃない。
でも今は、側にいてくれる人がいる。支えてくれる人がいる。
このシーンは、何か言葉を交わしたわけではありません。
でもつっちーが渡ちゃんの前で笑ってみせたことで、渡ちゃんの不安が和らいでいる事が自然に伝わってくる。
一歩を踏み出す勇気が、湧いてくる。
ああ、二人はパートナーなんだ
そのことを強く実感させる、素晴らしいシーンです。つっちーがカッコよすぎて、僕のテンションは急上昇フルテンですよ!
そしてつっちー、踊り終わった最後に爆弾発言。
真実だけどな!渡ちゃんは誰がなんと言おうと可愛い!!
踊っている二人は本当に楽しそうで、私は読んでいて幸せでした。
あまりに熱い展開だったから、ずっと読む手に力が入っていたと思います。
すじピン3巻は最高でした。
すべてのすじピン好きと、この気持ちを共有したい。
不安は半分に、そして喜びは2倍に。
そんなパートナーに、渡ちゃんとつっちーはなる。妄想しすぎですかね?(笑)
おまけ
3巻で新しく競技ダンスに入った、ひらりんが可愛くて好きです。
この走りんしゃいが非常に可愛かった。
ひらりんのここ、空いてますよって言ってパートナー募集して欲しい。応募するから(ぉ
※余談
大会で渡ちゃんが文化祭時のドレスを選んだエピソードとかも凄く好きなだけど、今回は描きすぎてるから涙を飲んで詳しくは触れない。
未読の人は読んで確かめてみてくれ。可愛くて幸せになれる。