いつかたどり着く

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いつかたどり着く

漫画とかの駄文書く。

牙無き者の戦い方の話がしたい

漫画 漫画-ファン活動

漫画やアニメといったものを見ていると、たまに「レギュラーキャラだけど戦闘能力はない」というキャラを見かけることがあります。
そういったキャラは、一見して「戦っていない」ように見えます。少なくとも、私は最近までそう思っていました。


ただ読み直したり見直したりするうちに、そうではないと言う事に気づきました。
牙無き彼らは、自分たちのやり方で戦います。

見守り続けた知世


この記事を書くにあたって、一番強く影響したのがCCさくらを読み直したことです。



私の中で、知世は何となくさくらが好きでさくらのコスプレをビデオに取りたいというのが強くて側にいるのかなという感じでした。


しかしそれは大きな間違いでした。彼女はずっと見守り続けていたんです。
力あるさくらを、力無き知世が見守るというのもまた少し変かもしれませんが、彼女は誰よりもさくらに関わる全てを見守っていたのだと思います。


さくらの幸せを一途に願い、例えさくらの「一番」が自分でなくとも、さくらが幸せならばそれが自分の幸せだと言う事を物語で伝えきっていると思います。
さくらを想うシャオランの背中を押してあげるなど、さくらに関わる人全てを見守るような、そんな印象を再読して受けました。


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魔力を持たない彼女は、全てを知るエリオルなみに物事が見えていた気がします。
「見守ること」が彼女の戦い方だったのだと思います。
エリオルも言っていますが、直接的な「牙」は知世は持っていなくても、彼女の持つ「優しさ」は充分な「力」ではあったのかなあと思いました。


傷付けることのない「優しさ」という力。
優しさも少し間違えば人を傷付けることもありますが、この作品のキャラが持つ優しさは人を幸せにするものなので大好きなんですよね。


知世の戦い方を「見る」じゃなく「見守る」にしたのは、彼女は「優しさ」を持って見ることで、さくらやシャオランを守っていたと私が思うからです。
知世ちゃん可愛いなあ(今更気づいた)

村田始の受け入れる強さ


牙無き者で、牙ある者と居続けたキャラと言うと真っ先に思い浮かぶのが学園戦記ムリョウの村田くんです。



彼は、ムリョウを始めとする主要キャラが持つ「力」とはまったく無縁の人間です。


天網の民ではなく、外から来た人間だったため宇宙との関わり的なこともまったく知りませんでした。


それでも段々と事情を知り、力を使える人間を判断する「おまじない」も受けました。
那由他を始め、主要キャラの多くはその「おまじない」が終わった後、自分の知らない世界をいきなり頭の中に押し込まれたため苦しみます。
ただ村田くんは、「おまじない」を受けた時点での年齢が高いというのもありますが、苦もなくその情報を受け入れました。


同じ情報を、異星人の一人が受け止めきれなかったにも関わらず。
このあたりが、村田くんの持つ「強さ」なのではないかと思います。


彼は物事を柳のようなしなやかさで受け止めます。流れに逆らわないとでも言うのか。
どんなに信じられないようなことでも、村田くんはそれを拒みません。自分なりの答えを見つけて、それと向きあおうとします。


「力」を持つ守口先輩は、自分の「力」が他の人に比べて劣ることに劣等感を持っていました。それを「力」を持たない村田くんに相談したとき、彼の強さを見ました。


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力のない自分にも、きっとできることはある。
彼は焦ること無く、自分が何かできるその場面を待てるんですよね。
自分を過小評価も過大評価もせず、淡々とあるがままというような。だからこそ私は、彼に柳のようなしなやかさを覚えるわけですが。


彼は牙無き者ですが、「強い」人間だと思います。
ある意味、私の理想なんですよね村田くんは。
人類が宇宙という世界を受け入れるようになった作中の象徴的人物です。




他にも、スクラップド・プリンセスのパシフィカなんかも牙無き者です。



タイトルにもなっているヒロインですが、兄や姉と違って戦闘力はほぼありません。
守ってもらうだけの自分がたまに辛くなることもありますが、彼女は兄と姉を信じ抜きます。
信じることが、彼女の戦いと言っても良いかもしれません。


彼女が世界の害悪たる存在だと兄が判断したら、その剣を受け入れる。
それくらい彼は兄と姉を信じていました。出来ることがあれば、全力で兄たちを助けようともしました。
命は差し出せないけど、自分の腕を切り落とそうとするくらいに。


世界を滅ぼしたり、敵を倒すような力はなくても。
自分なりの戦いをする


それを知っているキャラが、私は大好きです。

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