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仕事を通して自分も成長したいという言葉の受けが良い現実

少し前に、はてブでこの記事が話題になりました。
仕事と成長は必ずしもセットである必要はないというもの。
記事を読めばその根拠もあるし、納得できます。

ただ就活生の立場からすると、仕事を通じて自分も成長したいというのはESや面接での受けが間違いなく良いんですよね。

大体の企業は、ほとんどと言って良いくらい向上心のある学生を求めています。
三菱電機だったとおもいますが、BestよりBetterだと言っていました。
Bestだとそこが最高で満足してしまうが、Betterなら常に改善し続けられるからだ……というものだったと思います。

企業の求める向上心は、基本的に業務に対する向上心を差しているはずです。しかしそれだけでなく、業務を改善していくことを通して人間として成長することをセットに考えている企業が本当に多いように感じます。

上記リンク先で述べられているように、仕事と成長はセットである必要はないかも知れません。

それでも就活生は、仕事と成長がセットであることが常識として半ば刷り込まれているので問われれば疑うことなく答えます。

だってそう言わないと、内定が貰えないから。
こいつは向上心が無いな、と思われたくないから。
セットであることが常識であるが故に、人間的成長が欠けると向上心が無い人間だと見なされてしまうのが、就活における現状のように思います。

企業だけでなく、学生側も働く場所を選ぶのが就活ですが、大多数の立場の弱い学生は何とか企業の求める人材になろうと必死です。

そうすると、仕事と成長はセットであることが常識であることを疑うことはできません。

だから今後も、仕事と成長はセットという考えが常識に近いのは変わらないのだろうな、と何となく思っています。

仕事以外でも自分を成長させることは充分可能だから、仕事と成長を分けて考える企業が増えても良いのに。

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